甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

山頂へは一部残雪あり心配な方はアイゼン+ピッケル推奨。5/29迄冬季営業。小屋水道開通

日の出(2022.06.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
日の出(2022.06.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■天候や自然
5/27 今朝は冷たい雨の降る七丈小屋です。
水道開通しました。

5/26 晴れ、気温は5.0℃(4:50)。
今朝も爽やかな朝です。
昨日は僅かな雲の切れ間を縫って、ヘリによる荷揚げを行いました。
朝は良いお天気だったものの雲海が広がってしまい、お昼前からはガスが上がって来てしまって、更にお昼過ぎには雨が降り出し、今日はもうだめかと思っていましたが、迅速な作業により、雨が上がってガスが抜けた僅かな間に、素早く飛んで頂いて無事に全ての物資を上げる事が出来ました。ありがとうございました!

物資も上がっていよいよ夏営業の準備が進んできました。間もなく水道も開通出来そうな感じです。

5/25 晴れ、気温は7.1℃(4:30)。
今日も爽やかな朝を迎えています。
日の出もどんどん早くなり、今朝は4:35頃に日が出ました。

5/24 晴れ、気温は7.1℃(5:30)。
今朝は風も無く、青空の広がる爽やかな朝です。
眼下には雲海が広がり、雲の上に八ヶ岳や奥秩父の山々が浮かんで見えます。

5/23 晴れ、気温は4.3℃(5:30)。
今朝は冷たい北西からの風が吹き付けていますが、青空が広がって良いお天気です。
山頂方面は明け方雲が掛かっていましたが、夜が明けると雲が取れてすっきりとしてきました。

5/22 晴れ、気温は14.4℃(15:30)。
朝は時折パラパラと雨が降ったり、ガスで真っ白になってしまったりでしたが、お昼頃から日が差すようになり、暖かい七丈小屋です。

昨日小屋番交代で小屋に上がりました。
雨が降ったり止んだりの、肌寒い1日でしたが、麓の森はガスがかかり、幻想的な雰囲気でした。
刃渡り付近の イワカガミ イワカガミ の蕾が、だいぶ膨らんできました。
もうすぐ咲き始めるのではないでしょうか

5/21 朝の七丈小屋の気温は+4.3℃(5:00)でした。
終日、すっきりしないお天気でした。山頂へ行かれた方の情報では朝のうち雪で、数センチの積雪があったようです。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
5/25 小屋から山頂までの登山道の雪もかなり減ってきました。
テン場~7合5勺間と、8合目~ルンゼ入口付近に雪が残ります。
チェーンアイゼン、軽アイゼンで登り下りされている方もおられますが、雪上歩行に慣れていない方や、不安を感じる方は、まだアイゼン、ピッケルをご用意ください。

5/21 
小屋までの登山道は、ごく僅かに雪を踏む場所がありますが、滑り止め無しで小屋までは上がって来られます。
小屋から山頂までは、一部危ない感じで雪が残っている区間がありますので、引き続きピッケル、前爪有りのアイゼンをご用意ください。

登山装備

3000m級山岳の雪のある登山装備が基本です
小屋~山頂は一部に残雪があります。チェーンアイゼン、軽アイゼンで登り下りされている方もおられますが、雪上歩行に慣れていない方や、不安を感じる方は、まだアイゼン、ピッケルをご用意ください。

防寒防水対策はしっかりと油断ないように。

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
連休中は変わりやすいお天気予報になっています。装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
・冬期営業中 
以下のサイトにてご予約前に冬期営業のご案内をご確認ください
https://www.kaikoma.info/winter
※5月30日のご宿泊より夏山シーズン期間。ホームページにて詳細を確認下さい
https://www.kaikoma.info/2022summer

・宿泊予約について
冬期営業期間中 小屋泊のお客様のみご予約必要す。テント泊のご予約は不要です。
夏山シーズン期間 小屋泊は完全予約制 土曜日と連休時のみ完全予約制

※少人数で運営を行っております。
大変恐れ入りますが、ご予約のお電話は13時から20時の間でご協力をお願いいたします。

■5/26 水道を開通させました。
半年に渡る不便な水道無し生活から、ひとまず開放されました。
水道が通ると、いよいよ夏営業が始まるなあと、毎年気持ちが切り替わります。
小屋宿泊者とテン場利用者は、無料
それ以外(日帰り、縦走等で通過者)は流し横の料金箱に利用代として100円を入れて利用ください。
よろしくお願い致します。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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