夏山登山道とユートピア方面ともに支障なし。暑さ対策として給水を心がけ、無理ないペースで

天気・気温

山と周辺の状況

■天候ほか
6月22日(木) 正午前後の気温は大山山頂付近で17℃、ユートピアで18℃、さらに米子市内では34℃が記録されていました。

6月14日に中国地方でも梅雨入り宣言が出されたと同時に、蒸し暑い日が続いています。
暦の上では「夏至」ですが、北半球では一年のうちで最も昼が長い日で夏至を境に次第に昼が短くなっていきます。

■自然
大山　この時期になってくるとお花の状況が気になるところですが、今年の場合は、ほぼ例年通りに推移しているようです。
一番のピークは天候の急変さえなければ7月20日過ぎ辺りと推測されます。
(佐々木淳一ガイドより情報提供)

登山道の状況

■6月22日(木)現在の大山山系の登山道の最新情報をお知らせします。
(今日の情報は佐々木淳一ガイドより提供)
大山の登山道ですが、夏山登山道とユートピア方面のどちらも大きく崩れたり危険な場所はありません。

■大山山系の烏ヶ山
今週より遅れていた作業が始まりました。
これは「奥大山の天然水」で知られるサントリーさんが、水の山を守るために森林整備事業を進めているものです。終了予定は9月末です。

烏ヶ山はサントリーさんのCMで一気に知名度が上がり、平日でも登山者が増えてきました。やはり宇多田ヒカル効果は絶大です
なお、この「森林整備事業」の作業のためキャンプ場ルートを平日に限って通行止めにしています。
水の山を後世にいつまでも残すための作業をしていますので、危険防止のため新小屋峠の往復にしてください。
ご不便をおかけしますが、どうかご協力ください。
土日祝日は作業を行いませんので、キャンプ場ルートからでも入山できます。

登山装備

■装備
登山装備が基本です。

虫対策をお忘れなく。
じめじめして蒸し暑い天候の時は必ずと言っていいほど「ブト」が出てきます。
地方によってはブヨとか呼ばれますが、やぶ蚊のように針で刺すのでなく、肌に止まって肉をかじります。少し血が出て、カサブタが残ります。
細い針で血を吸って逃げていくやぶ蚊のほうが、どちらかと言うと洗練されていますが、ブトは荒っぽいやり方です。
防虫ネットで歩かれている方がおられますが、視界が妨げられるのでお勧めしません。休憩の時などに限定したほうが安全です。
山ではケガをしそうなリスクは出来るだけ避けましょう。

注意点

■注意
今年の注意点としては、やはり暑さ対策でしょう。
特にコロナ禍で自分が思う以上に体力が落ちていて、気が付かないうちに無理をしていて、軽い熱中症で歩けなくなるという事例が非常に増えています。

当協会の勝部利久ガイドが週4日程度夏道を登っていますが、途中で歩けなくなり遭難事案の一歩手前という登山者が例年以上に多く見受けられます。

体力不足、最初からペースが速いことに加え、途中で摂取する水分量が少なく、登山というスポーツにとっては悪いことだらけです。
コロナ以前の７割程度の体力加減で無理をしないように山を楽しんでください。

■以下ヤマケイオンライン付加情報
伯耆大山で入山協力金制度が正式に導入。
6月5日から入山協力金の徴収が始まる。金額は1回500円、年に何度も登る場合は年間3000円。
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=6741

お知らせ

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド　（自然公園指導員）　久保昌之
電話 090-7999-2931（携帯）

休暇村　奥大山　　
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1　
電話 0859-75-2300

■Facebook「大山プロガイド協会」
https://www.facebook.com/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E5%8D%94%E4%BC%9A-105554551132283/

Facebook「大山プロガイド協会」にて山のよもやま話、夏山登山道含めて大山山系の山々の情報を不定期に更新していますのでぜひご覧ください。
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昨年の今頃の様子は？

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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