甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

ハシゴや鎖の通過は慎重に。雨により地盤が緩んでいるので注意。登山道のすべて融雪しました

26日朝、高曇りの空ですが、淡い陽の光に照らされた雲海と八ヶ岳がとても綺麗でした。(2023.06.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
26日朝、高曇りの空ですが、淡い陽の光に照らされた雲海と八ヶ岳がとても綺麗でした。(2023.06.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■天候と自然
6/9 雨、気温は10.0℃(6:30)。
昨日のお昼過ぎから雨が降り始め、今日の明け方からは強い雨が降り続いています。

6/8 曇り、気温は14.1℃(11:00)。
キバナ シャクナゲ シャクナゲ やウラシマツツジ、日当たりの良い所では ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ も咲き始め、短い花の季節がやってきました。
梅雨明けまでの期間はグズついたお天気が続きますが、雨に潤う瑞々しい花々を楽しめる季節でもあります。
足元お気を付けてお越し下さい。

6/7 晴れ、気温は6.1℃(5:30)。
上空は晴れていますが、ガスに包まれた朝です。
深夜まで雨が降っていましたが、明け方には止んで、しっとりとした空気に包まれています。

6/6 晴れ、気温は5.4℃(6:00)。
涼しい爽やかな朝を迎えました。
明け方まで風がやや強かったのですが、日が昇ると風は止みました。
登山道脇には様々な花が見られるようになってきました。
いよいよ夏山の雰囲気ですね。

6/5 晴れ 気温は7.9℃(6:30)
今日は北アルプスの彼方までスッキリと見えています。
日帰りの方も朝早く登ってこられて賑やかな黒戸尾根になっています。

■小屋から
6/5 今年初めてのヘリ空輸があり、待望の寝具が上がりました。
枕一体型の寝具で、快適にお休み頂けます。
これまではお泊りのお客様にシュラフのご持参をお願いしておりましたが、これからは不要となります。
寝具に直接触れないように、インナーシーツ又はシュラフカバーのご持参をよろしくお願い致します。

今年からの試みとして、コーラ、ポカリスウェットのセルフ販売を始めました。
水場の流し台に料金箱を設置しましたので、桶から飲料を取り出して料金箱にお支払いをお願い致します。
お釣りが必要な方は小屋の方にお声掛け下さい。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 積雪があります
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)

6/9 長い時間雨が降っているので、地面が緩くなっている事が予想されます。
刀利天狗下の鎖場、五合目のハシゴ付近は特にお気を付けてお進みください。

6/8 山頂まで登山道の様子を確認してきました。
登山道の雪は完全に無くなりました。雪や氷を踏むことはありません。

6/5 入山しました。登山口~小屋までは台風の大雨の影響から麓周辺の登山道には水の流れた跡がしっかりと残っており、所々まだ水の流れている箇所がありました。
崩落や大きな落石等は無く、登山道は通常通り通行出来ます。
山頂までの雪もほぼ無くなり、滑り止めは不要です。

登山装備

3000m級山岳の残雪期登山装備が基本
心配な方はアイゼンの用意を
まだまだ万全の防寒対策で

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■2023年(令和4年)南アルプス林道バス 
詳しくは以下を参照下さい
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■マウンテンタクシー 
2023年6月1日より予約開始予定 ※利用は要予約
運行期間  6月15日(木)~11月15日(水) の 毎日​(予定)
ルート 尾白川線「小淵沢駅~尾白川渓谷駐車場」
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
5月29日から夏山営業となりました。
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

■2023 夏山営業(5/29からの予約)について
・予約受付中
必ず事前に小屋HPのトップを参照下さい
※「予約時に事前決済(クレジットカード使用)することで予約の完了」ほか、オンライン予約に当てはまらないイレギュラーな対応についても詳しい説明があります。



■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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