大山および氷ノ山の登山道最新情報をお知らせします。紅葉はまだまだ先の様子です

天気・気温

山と周辺の状況

※9月20日水曜日現在の氷ノ山の登山道最新情報をお知らせします。

氷ノ山は標高1510mと中国地方では大山についで2番目に高い山です。今回は数ある登山コースの中でも「氷ノ越コース」の様子です。
鳥取県側と兵庫県側とに色々な登山コースがありますが、ここ氷ノ越は一番ポピュラーな初心者向きコースです。

大山と比較してしまいますが、登山口からは杉の人工林の中を歩き、5合目付近に氷ノ山越避難小屋があり、そこからの稜線にはブナ林が続いています。
暑い日が続いていたせいか、紅葉はまだまだで、ようやくツキヨタケとかヌメリツバタケが出始めました。例年よりは随分と遅いようです。
登山道で大きく崩れた場所はありませんが、昔からの仙谷コースは現在は崩壊が激しく通行止めになっています。それでも通行してケガをして救助される事案があるとのこと。
先日大山でも通行不能となっている縦走路から滑落して、救助される事案がありました。以前から縦走路に立ち入る登山者が後を絶たず、また登山届には危険と書いてあるにも拘わらず、槍尾根にも立ち入る登山者がいます。

ここで「自己責任」と良く言われますが、自分が選択したことにより、利益を受けることはもちろんですが、同時に失敗した時のリスクも自分で負うことを忘れないでください。
警察、消防、山岳関係者、はてはヘリコプターまで飛んで救助していることを忘れないでください。
元々登山道わきにはお花が少ない山ですが、現在は登山道入り口付近に ツリフネソウ ツリフネソウ 、ミゾソバ、少し入るとヤマハッカ、ツユクサなどが見られる程度です。

８合目付近から山頂までは、安山岩の岩場が続きます。大山より古い世代の火山活動により、尾根筋には岩場が続きますが、特に下山時にはお気を付けください。
当時は複成火山であったがために、この氷ノ山の登山道にも火山灰が降り積もり、雨水とかを吸水しにくい泥濘地が岩場と交互に続きます。この泥濘地があるかないかが大山と大きく相違する点です。転ぶとドロドロになりますのでご注意ください。

大山含めて紅葉の状況ですが、梅雨時に多すぎるぐらいの雨が降り、夏場は充分すぎるぐらいの日射量があった。となるとあとはこれからの寒暖の差が出でくれれば、見事な紅葉が見られるはずですが・・・。


今年こそ大山登山に挑戦しようという方、今の時期の持参するものなど、アドバイスもさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。
Facebook「大山プロガイド協会」にて山のよもやま話、夏山登山道含めて大山山系の山々の情報を不定期に更新していますのでぜひご覧ください。
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連絡先のメールアドレスはdaisen.pro@gmail.comまたはフェイスブック「大山プロガイド協会」より登山に関するお問い合わせはもちろんのこと、ガイドに興味がある方など資格取得に向けてお手伝いもさせていただきます。気軽にお問い合わせください。

登山道の状況

登山道で通れない場所はありません。また崩壊ヵ所もありません。

登山装備

晴れていても雨具の上着だけは持っていた方が防寒具として使えます。
また時期的には「ブト」(ブユとも言われる)が出てくる頃ですので、虫よけスプレーは必要です。

お知らせ

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド　（自然公園指導員）　久保昌之
電話 090-7999-2931（携帯）

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昨年の今頃の様子は？

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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