谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

夕方18時には真っ暗になります。樹林帯はさらに暗くなるので早めの行動を心がけてください

ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)(2023.08.25 gumigumigumiさん)
ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)(2023.08.25 gumigumigumiさん)
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天気・気温

09/26(火) センター前 5:00現在、曇り。気温15℃。
みなかみ町の天気予報
明日
晴一時雨
23℃
9℃
明後日
23℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月14日 18:00発表
前橋市の天気予報
明日
晴時々曇
25℃
14℃
明後日
27℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月14日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

久しぶりの雨の多い1週間となりました。一時的に強く降ることもありましたが、まだ水不足は続いています。谷川岳登山指導センターの水も渇水のままで、休憩舎のトイレは利用できません。事務所前の水も出ていませんので注意してください。

登山道の状況

日が短くなりました。朝6時近くから明るくなり、夕方18時には真っ暗になります。樹林帯はさらに暗くなるので早めの下山を計画しましょう。

■天神尾根
・天気のよい週末など、天神尾根が混雑する場合があります。鎖場では抜かすこともできず、下りに2時間かかることもあります。ロープウェイの乗り遅れにならないよう注意しましょう。

■西黒尾根・巌剛新道
・天神尾根から西黒尾根を下山される方の遭難、下山遅れが多くなっています。西黒尾根は急登で鎖場もあり、下山に不向きのルートです。急登での滑落、鎖場での転倒、疲労による行動不能などです。西黒尾根を登り、天神尾根からロープウェイを利用して下山することをおすすめします。
・巌剛新道の下部は登山道に水が流れてとても滑りやすいコースです。上部の沢地形トラバースは滑落注意!

■旧道・国道291号線、新道
・登山指導センター先のゲートは通行可能ですがマイカー規制にて一般車両は通行不可。自転車は通行可能。電気バスが運行しています。
・各登山道の草刈り整備もほぼ完了し、快適に歩けるようになっていますが、武能沢付近は足場が悪く高さもあるため通過は慎重を要します。滑落注意。
・新道は増水時の渡渉に注意(芝倉沢、武能沢)。
・新道芝倉沢の渡渉点が分かりにくいです。少し上流から巻くようにしてください。
・小雨による水不足のため一ノ倉沢のトイレは使用できません。

■田尻尾根
・下部は赤土が露出して非常に滑ります。転倒注意。
・下部は沢沿いを歩きます。雷雨や豪雨で沢の水量が増えると通行できなくなる場合があります。雷雨などでロープウェイが運転を見合わせた場合などは注意してください。

■白毛門
・登山口の橋の床板が腐って抜けそうな所があります。足元を確認して渡りましょう。

■山小屋、避難小屋等
・肩ノ小屋は営業していますが、荷上げや作業により小屋番が留守の時もあります。小屋番不在時も休憩はできますが水などの購入はできません。宿泊は要予約。
・大障子避難小屋は利用可能です。扉が閉まりにくくなっています。少し持ち上げながらやさしく開閉お願いします。
・茂倉岳避難小屋は利用可能です。水場はちょろちょろ出ていますが枯れてしまう可能性もあります。朝日岳の水場も同様です。

登山装備

・天候急変に備えて防寒装備はお持ちください。晴れ予報でも雨具は必携です。
・気温が低くなっています。先週から比較すると朝は5℃も低くなり、肌寒くなってきました。日中はまだまだ暑くなりますので熱中症にも注意が必要ですが、登山中の休憩、悪天候時は防寒具が必要となります。
・日没が早くなってきました。下山遅れに注意してください。夕方、日が沈んでいなくても樹林帯の中は早めに暗くなってきます。ヘッドランプ、防寒着は日帰りでも必須です。
・クマの目撃も増えてきました。熊鈴などをつけ、対策してください。
・水分不足での脱水で救助要請が発生しています。まだ暑い日もあり水分は最低1.5Lあった方が安心です(途中で水を汲める場所はありません。肩ノ小屋も荷上げなどで留守の場合は購入もできません)。縦走などで水場はあてにならないので持参することをおすすめします。

注意点

・土合駅は登山用での駐車は禁止です。
・指導センター先のゲート周辺は緊急車両や救助隊のスペースとなっていますので一般車の駐車はご遠慮ください。
・登山届を出さない人もいるようですが、万一の際の迅速な救助のため、また救助隊のリスク軽減のためにも計画書(登山届や登山カード)は必ず提出してください。
・谷川岳遭難防止条例の規定により、毎年3月1日から11月30日までの間、危険地区(マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢、南面)に立ち入る場合は、登山届(または登山計画書)の提出が義務付けられています(バックカントリーなどでマチガ沢等に立ち入る場合も同様)。条例に違反した場合は処罰されますので、必ず届出を行ってください。
※一ノ倉沢登攀などの危険地区への登山届はFAXやメールでは受け付けておりません。一方的な送信による提出は無効(無届)扱いとなりますのでご注意ください。
※天神尾根や西黒尾根等の一般の登山道のコースは危険地区(ロッククライミングルート)ではないため、10日前までの郵送による届け出は不要です。当日記入した登山カード、Web、アプリなどで提出してください。

お知らせ

水不足が続いており、登山指導センター前の湧き水は枯れたままです。登山指導センターに併設されている休憩舎トイレも使用できませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23

天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30

身体が暑さに慣れていない時期。水分は多めに持ち、日焼け止めを使うなどの対策を2023.06.06

ジメジメした日が多く、雨で濡れた岩や木道などがしっかり乾かず滑りやすくなっています2023.06.13

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から