大山周辺では、この暑さで紅葉もパッとしませんが、蒜山は岡山県側はきれいに紅葉しています
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
※11月3日(金)の大山周辺の紅葉状況をお知らせします。
10月24日が『霜降(そうこう)』、露が冷気により霜となって降り始める頃なんですが、日本全国共に11月に入ってからも25℃を越えたり、暑い日が続いています。
この気温ですので、大山周辺では紅葉もパッとしません。葉が緑の状態から気温の低下に伴い、枝との接合部分の離層(りそう)というコルクの栓のような細胞が出来て、根っこから水が上がらなくなります。
葉は光合成をして栄養分を貯めていますので、水が上がらなくなるとここで紅葉が始まるわけです。
ところが気温が高いために、離層が出来てから紅葉する間もなく。一気に葉が枯れてしまい、葉が落ちてしまいます。
遠目に見ると葉が枯れているけれども、日光の当たり具合で紅葉しているように見えるので、今年はあまり近くで見ないようにしましょう。この気温だから仕方ないですね。
【大山】
(大山の情報と画像は山本良子ガイドよりの提供です)
3合目辺りから大山寺周辺がピークです。この気温ですので初冠雪はまだまだのようですが、過去10年間の初冠雪日が10月31日頃ですのでそろそろ期待はしたいです。
ちなみに過去一番遅かったのは2015年に11月25日という記録があります。
登山道で大きく崩れた場所はありません。
【蒜山】
ここも大山とほぼ同じ状況ですが、つつじ系統が多いため特に下蒜山から中蒜山、上蒜山のかけての岡山県側はきれいに紅葉しています。ブナ、ミズナラなどの黄色系統が弱く、赤のつつじは今年は何とかきれいなようです。
登山道での崩壊した場所はありません。
夏場の縦走は暑くてたまったもんじゃないですが、今の時期の縦走が一番心地よくお勧めです。
【三徳山投入れ堂】
ここはこれからが紅葉の見ごろとなります。
注意していただきたいのは「一人では入山できない」、「雨が降ると入山禁止」という厳しい条件があります。
甘く見ていると事故を起こす確率が高いので、お寺巡りの延長で考えないでください。それなりの山登りの装備は必要です。
一番危険なクサリ坂は、昔のルートを復活させました。また下りの文殊堂付近も登戸交差しないように新ルートを作りましたので、随分と渋滞緩和になっています。
危険ヵ所はたくさんあります。『日本一危険な国宝』です。お気をつけておいでください。
今年は特にここ三徳山のガイド依頼が多く人気があるようです。
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登山道の状況
登山道で通れない場所はありません。また崩壊ヵ所もありません。
登山装備
晴れていても雨具の上着だけは持っていた方が防寒具として使えます。
また時期的には「ブト」(ブユとも言われる)が出てくる頃ですので、虫よけスプレーは必要です。
お知らせ
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
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