大山のコンディションは厳冬期の登山となっています。前歯のある10本または12本アイゼンを用意してください。
天気・気温
午前9時の大山寺の天候 くもり 気温マイナス2℃ 微風
お昼12時の山頂の天候 ガス 気温マイナス8℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
※大山は佐々木淳一ガイドからの情報です
冬型の気圧配置で、日本海側ではJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が続々と発生、流れ込んで、まとまった積雪が見られました。
大山付近では登山口付近で20cm程度、5合目付近で50cm程度の積雪ですが、新雪のためまだまだ固まっていないため、アイゼンなしでも歩けます。
しかし6合目より上になると今までの雪が締まっているので、アイゼンを装着したほうが安全です。6合目付近までは比較的に緩傾斜なので、軽アイゼンや流行のチェーンタイプでも対応できますが、6合目を過ぎると急傾斜が続くので、前歯のある10本または12本アイゼンでないと対応が難しいと思います。
過去に経験された方はわかるかもしれませんが、下山時に8合目から6合目までの急傾斜を軽アイゼンで冷や汗をかきながら下ったことがあるはずです。
これは雪道歩行の基本であるキックステップで歩こうにも、踵に爪がないために滑ってしまうためです。やむを得ず恐る恐る横向きで下ることになりますが、もし谷側の足が滑ってしまうとアウトです。正しい冬山道具の使い方を習得した上で大山においで下さい。
山頂付近の様子は、風が強く(冬型の気圧配置の時は普通です)、ガスのために眺望は全くありませんでした。登山道もしっかりと認識でき、木道も所々で露出しています。積雪は、まだまだこれからといった感じのようです。
ただ大山においては一晩で50~80cmの積雪は当たり前なので、必ず厳冬期の装備で無理をしないようにしましょう。
また新雪状態なので氷の壁を登る方以外はピッケルよりもストックでバランス保持を心がけたほうが安全で登りやすいと思います。
なお、大山隠岐国立公園内にある投入れ堂で有名な三徳山は前回の積雪で入山禁止になっています。
雪解けの来年3月頃から4月にかけてまで入山できませんのでご注意ください。
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登山道の状況
登山道で通れない場所はありません。また崩壊ヵ所もありません。
登山装備
大山は積雪期です。前歯のある10本または12本アイゼンを用意してください。
お知らせ
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
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