甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

1/23以降山頂ノートレース。12本爪アイゼン+ピッケル必要(ワカンなども)。通過者は飲料水持参を

山頂方面(3日前)(2024.01.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂方面(3日前)(2024.01.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■小屋でのお水提供について
今シーズンは夏季の雨が少なく、冬営業用に小屋内に貯蓄できた飲料水が例年よりも少ない状況です。
小屋泊とテント場ご利用でのテント泊のお客様以外には、お水の提供が原則出来ません。
各自必要な飲料水のご用意をよろしくお願い致します。
ソフトドリンク類(コーラ、ポカリスウェット)の販売はしておりますので、どうぞご利用下さい。

■天候と自然
1/26 晴 -11.4℃(6:00)。
快晴の朝を迎えました。寒気が僅かに緩んで少し気温が上がりました。
昨晩は強い風が吹き荒れていましたが空は晴れており、今年最初の満月「ウルフムーン」をきれいに見ることが出来ました。

1/25 曇 -16.3℃(6:00)。
昨日に引き続き寒い朝を迎えています。
昨日は夕方から強風がふきあれ、冬の嵐といった様相で、トイレで外に出るのも危険を感じる程でした。
まだ風は残っていますが、だんだんと弱くなってきています。
週末は寒気が少し緩みそうですが、凍傷には十分にお気を付け下さい。

1/24 曇 -14.7℃(6:00)
明け方は空が見えていましたが、夜が明けると周囲は雪雲に覆われてしまいました。
寒波が入って昨晩から気温は急降下。
久しぶりに-10℃を下回る気温となり、外に出ると、あっという間に手が痺れる気温です。
昨日の晩から雪が少し降って、現在積雪は小屋前で3cm程増えました。
西の風が強く吹いていて、実際の気温よりも寒く感じます。

1/23 晴 -8.3℃(6:00)
寒気が入り冷え込んだ朝になりました。
昨日の晩にほんの少し雪が舞って、小屋前のベンチ等が薄っすらと白くなりました。
先日の雪は水分をたっぷり含んでいたので、小屋前の通路には一部凍結してスケートリンクのようになっている箇所があります。
スリップして転倒されないように、十分にお気を付け下さい。

1/22 晴 -3.1℃(6:00)
無風快晴の朝を迎えました。
昨日は14時過ぎまで雪が降り続け、小屋前で平均30cm程の積雪となりました。
風が吹いていたので吹き溜まりが形成され、深い所では腿くらいまで潜る箇所もあります。
気温が高かった為、3~4月に降るような湿った重い雪でした。
山頂方面は更に積雪量が多く、誰も行っていないのでトレースも消えてしまっていると思われます。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
1/26 今週の火曜日23日以降は誰も山頂方面に入っておらず、連日吹き荒れた風によって、トレースは消えてしまっている事が予想されます。
トレースの無い雪面でのルートファインディング、ラッセルが必要になりそうです。
しっかりとトレースが付くまでは、ワカンやスノーシューを準備した方が良さそうです。

1/23 5名様が山頂方面に登山、2名様は八合目まで、残り3名様は山頂まで登ってこられました。
平均で膝下位のラッセルだったそうで、吹き溜まりで腰位まで潜る箇所もあったようです。
雪の総量はまだ平年よりも少なく、夏の登山道をそのまま通れる状態だったそうです。

■2023年(令和4年)南アルプス林道バス 終了
詳しくはこちら
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■マウンテンタクシー 終了
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の冬の登山装備が基本
天候急変に対応できる装備で。雪山に対応する防水防寒具装備が必要
小屋~山頂へは前爪アイゼンとピッケルが必要
ライトは必携。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter
冬期営業期間 2023年11月27日(月)〜2024年5月26日(日)のご宿泊まで​(予定)

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■冬期営業限定のピンバッジの販売中
数量に限りがありますので、お一人様一点での販売になります。
※小屋のみでの販売で、オンラインショップでのお取り扱いはありません。

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー情報」 この冬、まだ見ぬ世界へ!
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
※ツアーのお問い合わせ&お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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