甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)

山頂方面も昨夜雨だったようです。今朝の冷え込みで雪面が硬く、アイゼンをしっかり効かせながら歩きました。(2023.04.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂方面も昨夜雨だったようです。今朝の冷え込みで雪面が硬く、アイゼンをしっかり効かせながら歩きました。(2023.04.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■天候と自然
4/21 曇り、気温は7.8℃(6:00)
暖かい朝を迎えました。空には一面薄い雲が広がり、朝日が霞んでいます。
小屋周りの雪解けは日に日に進んで、入山毎に夏山に近付いているのを感じます。

登山口近くの登山道周りには、 カタバミ カタバミ スミレ スミレ があちこちに見られます。
標高の低い場所の ミツバツツジ ミツバツツジ はもう咲き終わり、だんだんと花の咲くラインが上に上がってきました。
日当たりの良い刃渡りの イワカガミ イワカガミ は、大分活き活きとしてきています。
今年は花の咲くタイミングが早いので、来月中頃から咲き始めるかも知れません。

4/20 晴れ 気温は5.3℃(5:30)
黄砂や花粉の影響で遠くの山々が霞んでしまう日が続いていましたが今日はスッキリとした青空です。
御嶽山の奥に白山、北アルプスの先に妙高山と彼方の山々まで見ることができ最高の景色が広がっています。

4/19 晴れ 気温は3.2℃(6:30)
山頂方面に雲がありますが、周りは青空が広がっています。
昨日の15時頃から雪が降り始め、1時間で5cmほど積もりましたが、16時には雨に変わって、そのまま夜中まで小雨が降り続きました。
昨日積もった雪が雨で濡れてシャーベット状のベタつく雪質になっています。
地盤も緩んで滑りやすくなっているので登られる方は気を付けてお越しください。

4/18 晴れ 気温は-2.2℃(5:30)
風もなく暖かい朝を迎えました。気温は7時で4℃まで上昇しています。
小屋から山頂にかけては、まだまだ雪が残っているので早朝の雪質が安定しているうちに往復されると安心です。
今の時期は寒すぎず暑すぎず、とても快適です。
春の甲斐駒ヶ岳をお楽しみください。

4/17 晴れ 気温は-3.8℃(5:00)
昨晩のうちに少し雪が降ったみたいです。小屋前で2cmほど積もっていました。
現在は強風が吹き荒れていて山頂方面のガスの流れがとても速いです。
日中は晴れ予報になっていますが、風が強いので登られる方は無理のないようにお願いいたします。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 積雪があります
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)

4/21 小屋までの登山道の雪や氷もかなり減り、刀利天狗までは滑り止めが無くても登って来られるようになりました。
黒戸山のトラバース付近は凍結箇所が多いので、十分に気を付けて通過するようにして下さい。


4/20 七丈小屋から山頂までの登山道の状況。
第2テント場を越えたところから、しっかり積雪していますので七丈小屋を堺にピッケルとアイゼンへの装備変更が安心です。
八合目~ルンゼ間では夏道を通ると良いでしょう。
黒戸尾根全体で見ると雪は減りましたが七丈小屋~山頂にかけては、増えたり減ったりを繰り返しています。
急斜面のトラバースも多数ありますのでピッケルとアイゼンをしっかりと効かせて慎重にお進みください。

4/16 登山口から黒戸山に差し掛かるまで雪はなく快適な春山となっていました。
黒戸山からは凍結路面や積雪箇所も増えてきますのでチェーンスパイクやアイゼンの装着が必要となります。

登山装備

3000m級山岳の残雪期登山装備が基本
アイゼン、ピッケル必須。万全の防寒対策で
五合目からはチェーンスパイクとアイゼンを状況に応じて使い分けをお願いします。

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■2023年(令和4年)南アルプス林道バス 
令和5年4月25日から運行予定
 4月25日から6月14日の間 「戸台口~歌宿」を運行
 6月15日から11月15日の間「戸台口~北沢峠」を運行
詳しくは以下を参照下さい
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■マウンテンタクシー 2022年の運行は終了いたしました。2022年の運行についてはまだ発表がありません

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
・現在冬期営業期間です
2022年11月28日(月)~2023年5月28日(日)の宿泊は冬期営業
※冬期営業期間の予約は、電話予約のみ
利用の詳細はこちらを参照ください
https://www.kaikoma.info/winter

■水道は来年の6月頃まで使用できません
冬季は小屋内で備蓄した水を大切に使用していく形になります。
備蓄した水量に限りがあるため、小屋泊、テント泊以外のお客様は各自で水をご用意していただくことにご協力をお願いいたします。

■2023 夏山営業(5/29からの予約)について
・予約受付中
必ず事前に小屋HPのトップを参照下さい
※「予約時に事前決済(クレジットカード使用)することで予約の完了」ほか、オンライン予約に当てはまらないイレギュラーな対応についても詳しい説明があります。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■2023年3月13日以降の対応(感染症関連) 小屋HPを参照下さい

昨年の今頃の様子は?

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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