甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

天気安定せず明日は雪から雨またみぞれ予報。山はまだ厳冬期。凍傷や雪崩の危険もあり万全の装備で

夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です(2024.03.22 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です(2024.03.22 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

03/22(金) 06:00 晴 -14.4℃

山と周辺の状況

■天候と自然
3/22 気温-14.4℃(6:00)
昨日、一旦収まった風は夜中から再び強まりました。
いいお天気ですが、冷え込みが厳しくここ数日の中でも最も気温が下がりました。
明日は再び低気圧の通過により気温が上がり、雪から雨もしくはみぞれになると予想されます。
安定したお天気が続きません。装備を万全に、余裕をもった登山計画で入山されるようお願い致します。

3/21 今朝の七丈小屋の気温は-13.6℃(5:30)
雪も止み、美しい朝を迎えました。しかしながら、風も強く春とは程遠い厳しい寒さです。
昨日の夕方まで雪が降り、約30cmの積雪となりました。
同時に非常に強い風が吹き荒れ、何度か行った除雪作業もまた一からの状態になりました。

3/20 朝の七丈小屋の気温は-7.7℃(5:00)でした。
昨日、夕方ごろから雪が降りはじめました。
現在の積雪が10㎝ぐらいです。
低気圧の通過に伴って、雪が降り続く予報となっています。
次第に冬型となり、厳しい寒さとなりそうです。
冬山の装備は万全に、余裕を持った計画でお越しいただくようお願い致します。

3/19 朝の七丈小屋の気温は-13.9℃(6:00)
強い風はおさまりましたが、昨夜から気温が下がり、
厳しい冷え込みとなりました。
小屋の周りも氷化が進み、非常に滑りやすくなっていますので充分気をつけてください。
明日は降雪の予報となっています。
冬山装備を万全にお越しいただくようお願い致します。

3/18 朝の七丈小屋の気温は-7.8℃(6:00)でした。
昨日に比べてだいぶ気温が低い朝を迎えました。
晴れていますが、夜中から強い風が吹き荒れています。
寒暖差が激しく、雪の状態も日々変化しやすくなります。
装備を万全に、余裕を持った計画でお越しいただくようお願い致します。

3/17 朝の七丈小屋の気温は-3.4℃
昨日に引き続き、暖かな朝を迎えました。
昨日入山しましたので小屋までの登山道の様子を参考にされてください。
12日(火)の積雪以降、入山者が多くなかったこともあり、しっかりとしたトレースはない状況で、気温が高く雪も緩み、非常に歩きにくいコンディションでした。

山頂方面も気温が高くなると、八合半のルンゼの箇所、七合五尺下の樹林帯の箇所なども難しいコンディションとなることが予想されます。
できるだけ早い時間帯に山頂をアタックするとこをおすすめします。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

3/20 入山した登山者は深い雪の中、苦労して来られました。小屋より上は雪崩の危険性があるため、今日は山頂へ行かれた方は居ません。
3月後半となりますが、山はまだ厳冬期です。短時間の除雪作業でも指先の感覚があっという間に無くなり、凍傷の危険を感じることがあります。
装備、行動計画を万全にどうぞお気をつけて入山されるようお願い致します。

■マウンテンタクシー 2023シーズンの営業は終了
昨年2023年は6月15日(木)~11月15日(水) 毎日運行していました。
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の冬の登山装備が基本
小屋~山頂へは前爪アイゼンとピッケルが必要
天候急変に対応できる装備で

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter
冬期営業期間 2023年11月27日(月)〜2024年5月26日(日)のご宿泊まで​(予定)

・【2024年夏山営業について】
4月15日月曜日13時より、オンライン・電話ともにご予約の受付を開始します。
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■冬期営業限定のピンバッジの販売中
数量に限りがありますので、お一人様一点での販売になります。
※小屋のみでの販売で、オンラインショップでのお取り扱いはありません。

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー情報」 この冬、まだ見ぬ世界へ!
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
※ツアーのお問い合わせ&お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

赤石山脈北部周辺の山です。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報