甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

秋の空気。日の出は遅く日没早くなっています。朝晩は防寒必要。早朝快晴→ガスへ早めの行動を

爽やかな秋晴れ 小屋周りのダケカンバやカエデ、ナナカマドの葉も少しずつ紅葉してきています。(2024.10.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
爽やかな秋晴れ 小屋周りのダケカンバやカエデ、ナナカマドの葉も少しずつ紅葉してきています。(2024.10.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

09/13(金) 05:00 晴 13.5℃

山と周辺の状況

■天候と自然
9/13 晴 13.5℃(5:00)
晴れ渡る朝を迎えました。
明日からの三連休は小屋の方も連日満室予約をいただいております。
とても賑やかな週末になりそうです。
テント場の混雑も予想されますのでテント泊でお越しになられる方は奥の方から詰めて設営していただくようご協力をよろしくお願いいたします。
朝方は快晴で9時頃からガスに包まれるサイクルになっています。早め早めの行動がオススメです。

9/12 晴 14.2℃(5:00)
昨夜21時頃に一時間ほど集中豪雨がありましたが今朝は良いお天気となりました。
日の出時刻は午前5時25分頃となっています。
八合目や二本剣、山頂でご来光を見る予定の方は3時半〜4時半を目安に七丈小屋をスタートされると良いかと思います。

9/11 晴 13.5℃(5:00)
ここ数日、早朝から山頂方面に雲がかかっている日が続いていましたが今朝は山頂方面も晴れ渡り最高の登山日和となりました。
北アルプスもスッキリして秋の空気になってきたと実感します。
この機会に黒戸尾根で秋を見つけに来ていただけたらと思います。

9/10 晴 11.9℃(5:00)
今朝も上空に薄い雲がかかっていますが時間の経過で青空が広がりそうな気配です。
日の出時刻は5時25分頃になり、日の入り時刻は18時頃となっています。
9月10月は登山を楽しむベストシーズンです。
朝晩の気温は下がり続けるので七丈小屋をご利用の際は防寒着の準備も万全にお越しください

9/9 曇 13.3℃(5:00)
上空に薄い雲がかかっていますが山頂からは綺麗な景色が広がっているものと思われます。
小屋周りの石垣を住処にしているのかオコジョがチョロチョロと顔を出してくれました。
好奇心旺盛なので人の近くを走り回る可愛らしい姿が見られるかもしれません。オコジョを見かけた際はそっと観察してみてください。

9/8 晴 12.5℃(5:00)
朝晩涼しくなり登山をするのに快適な時期となってきました。
麓から一合目にかけて初秋を代表するお花のホトトギスが見頃を迎えています。
ユリ科のお花でよく観察するととても可愛らしい姿をしています。
一合目までが最も長い黒戸尾根、お花に注目して登ってみるとまるでホトトギスに応援してもらえているような感覚になるかもしれません。
しばらく見頃が続きますので黒戸尾根へお越しの際は是非、ホトトギスを探してみてください。

9/7 晴 10.4℃(5:00)。
今朝も素晴らしいお天気の朝を迎えています。
先週の湿気はすっかり抜けて、カラッとした爽やかな陽気です。
9月に入って猛暑も一段落し、幾分過ごしやすくなってきました。
この時期から登山道に根雪の付き始める11月上旬くらいまでが、登山のベストシーズンになります。
麓の暑さも和らぎ、快適な登山を楽しめるシーズンです。
お天気もだんだんと安定してきて、雷雨のリスクも減ってきて1日中すっきりとした眺めを楽しむ事ができるようになってきます。
秋の黒戸尾根に是非お越しください。

9/6 晴 10.1℃(5:00)。
昨日に引き続きすっきりとした青空の朝を迎えた七丈小屋です。
今週末は良いお天気となりそうです。
今朝も10℃ちょっとと、大分朝晩は涼しくなってきました。
薄手の防寒着ご用意ください。

懸案だったヘリ空輸も昨日の朝に無事に終える事ができました。
秋の行楽シーズンに向けての準備が整いました。

■クマの目撃情報 (7月情報)
※仙丈ヶ岳周辺、仙水峠、双子山周辺でクマの目撃情報があります
黒戸尾根でもクマを見掛けたというお話も最近聞きました。
熊鈴やラジオを鳴らす等して、自分の存在をアピールしてクマに遭遇しないようお気を付けください

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

9/12 黒戸尾根に支障の連絡なし。周辺登山道も大きな支障の連絡なし

■マウンテンタクシー 2024
「JR小淵沢駅」と南アルプスと八ヶ岳方面への「登山口」とを結ぶシェア型登山タクシー
運行予定 6月15日(土)~11月15日(金) の毎日 事前予約必要
予約 受付開始中
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

■下山後の交通手段の注意 北沢峠→広河原はいかれません
北沢峠から広河原を結ぶ南アルプス市営バスは現在運行されておりません。
北沢峠に下山をされても、バスで芦安や甲府方面には出られません。ご注意ください。
北沢峠から伊那市の南アルプス林道バスに乗り、仙流荘を経由して高遠、伊那、茅野方面には抜けられます。

■2024年(令和6年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
仙流荘周辺が「戸台パーク」としてリニューアル
南アルプス林道バスの発着場所及びバス停が仙流荘前に移転
ほか、戸台パークまでのアクセス、マイカーの駐車場、運行期間など
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■日帰り黒戸尾根往復 参考情報(8/6)
今シーズン入山者数制限等が設けられて何かと話題の富士山ですが、今日は主に日帰りで黒戸尾根の往復を考えておられる皆様に参考情報を。

富士山の登山ルートは一般的には山梨側に1ルート、静岡側に3ルートあります。
1番登山者数の多いのは山梨側の富士吉田ルートですが、ダントツに登山者数の少ないのが静岡側の御殿場ルート。
五合目の標高が他の3ルートよりも1000m程低く、歩行距離も最短の富士宮ルートの約2倍と、富士登山のルートの中では1番ハードなルートです。

登山口から山頂までの標高差、歩行距離が、富士山御殿場ルートと甲斐駒の黒戸尾根は数字の上で類似しています。
標高差は、富士山御殿場ルートが約2300mに対して黒戸尾根は約2200m
歩行距離は、富士山御殿場ルートは片道約10km、黒戸尾根は約9kmと、ほぼ同じです。
データ上はほぼ同じですが、黒戸尾根には富士山にはないハシゴ場や鎖場、手足を使ってよじ登る岩場があり、危険度や技術的難易度は黒戸尾根の方が高いように感じます。

日帰りするには、コースタイムに対して7~8割くらいの速さで12時間行動出来るくらいの体力とスピードを身に着けてからの方が安心安全かと思います。
この夏日帰りでの黒戸尾根からの甲斐駒にチャレンジしてみようという方は、トレーニングを積んで是非挑戦してみてください。

登山装備

3000m級山岳の秋の登山装備が基本
雨具&防寒具必携。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

夏営業中
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
グリーンシーズンの黒戸尾根に是非お越しください!
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

・給水
日帰り、通過の方も利用可(有料100円)

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■売店から
各種記念品など販売
(デザイン切り絵作家後藤郁子さん)オリジナルTシャツ、黒戸尾根手てぬぐい1本1500円、オリジナルステッカー
※オンライショップでもお求めいただけます。

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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