大山は、まだまだ厳冬期の山です。10本以上の前歯のついたアイゼンを用意して登山してください
天気・気温
午前10時の大山寺の天候 晴れ 気温4℃ 無風
午後1時の山頂の天候 快晴 気温マイナス2℃ 微風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
※今回の情報は佐々木淳一ガイドよりの情報提供です。
先週の寒気団が過ぎて、かなり寒気が緩み好天にも恵まれて登山者もかなり多かったようです。
暦の上では、まもなく『雨水』、雪が雨に変わり、雪や氷が融けて水となる。梅が咲いて、鶯の声が聞かれる頃。しかし山の中では、まだまだ厳冬期です。
6合目辺りまでは傾斜が比較的に緩く樹林帯を歩くので、ストックが有効に使えます。しかし6合目を過ぎると急斜面となり、アイゼンも10本以上の前歯のついたアイゼンでないと役に立ちません。ピッケルも必要です。
ここで無理してさらに上を目指して登ると、下りで立ち往生してしまいます。また滑って転んでしまうと、場合によっては滑落事故に繋がります。
ピッケルで滑落停止を体で覚えていないと中途半端な使い方をすると自分の身体を傷つけてしまうことにもなりかねません。くれぐれもその日の雪の状態と自分の装備と技術を6合目で再確認しましょう。
またこれからの時期は6合目から7合目の稜線の元谷側は例年の積雪量であれば、かなり雪庇が張り出します。気温が高くなるとこの雪庇が崩れて7合沢で雪崩を誘発しますので、この雪庇が崩れるまでは7合沢には立ち入らないほうが無難だと思います。
8合目付近から頂上台地にかけて、青ポールを立てていますが、これは山頂を目指すためのものではありません。
悪天候、ホワイトアウトの時に次の青ポールが見えないぐらいだと引き返してくださいという目印です。くれぐれも誤解のないようにしてください。
6合目及び山頂の避難小屋ですが、小屋内に雪が入り込むと扉が閉まらなくなり、ドアレールとか足元が凍り付いたりします。特に絶対にしてはいけないことはお湯を流して氷を解かすことは避けてください。
入り込んだ雪は箒を置いていますので、掃き出してください。不特定多数の方が利用する小屋なので登られた方皆さんできれいにしましょう。
登山道の状況
大山の登山道は、積雪があります。冬山装備を準備して登山をしてください。
お知らせ
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
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昨年の今頃の様子は?
大山はようやく冬の様相になってきました。アイゼンは前歯のついた10本または12本をご用意ください。2024.12.12
8合目辺りから山頂避難小屋までの間に目印の青色ポールを整備しました。目印ポールを目指して登山してください2024.12.23
ここ数年の中では雪の多い年となっています。予報で悪天候になるのが予測される場合、決して無理をしないでください。2025.01.10
大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
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