甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

今朝山頂4℃。山は秋直前、朝晩冷え込むようになり防寒具必要。晴天日は熱中症と夕立にもまだ注意を

山頂から摩利支天方面 雲をまとう摩利支天と、遠くに見える富士山、鳳凰三山(撮影は別日)(2025.08.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂から摩利支天方面 雲をまとう摩利支天と、遠くに見える富士山、鳳凰三山(撮影は別日)(2025.08.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

08/08(金) 05:30 晴 10.9℃

山と周辺の状況

■自然ほか (画像は公式インスタから見ることができます)

8/8 青空の朝になりました
気温は何と5時半で10.9℃まで下がりました。
ご来光前は10℃前後まで下がっていたと思われます。

暦の上では昨日が立秋。お盆明けには山の上では本格的に秋になります。
昨日は午前中にしっかりと雨が降りました。
最高気温は15℃程度で、小屋ではストーブを焚いてお客さまをお迎えしました。
キャンセルは多かったですが、今日の好天を狙って登ってこられた皆さまとのの山談義に花が咲きました。
楽しい山小屋時間でした。

たったいま登頂して戻って来られた方の話では、山頂は4℃だったそうです。
いよいよ朝晩がしっかり冷え込む季節になります。
麓では想像できないぐらい冷えますので、しっかりと防寒装備をお忘れなく携行してください。

8/7 雨 朝6時13.6℃、風もあり体感気温が下がっています。
今朝は久しぶりに朝から雨となりました。
昨日お泊まりの方の中には、登頂を取りやめて下山される方もいらっしゃいます。

今日はこのあとお昼ごろにかけて風雨が強くなりそうです。
全国的にも日本海側を中心に、まとまった雨となるようです。
災害クラスの雨ではなく、恵みの雨でとどまってほしいものです。
山中にいらっしゃる方はお気をつけて。
夕方には晴れ間が広がるでしょう。

8/6 霧雨 朝5時15℃
このあと予報では天気が回復傾向ですが、明日の午前中は気圧の谷の通過で、久しぶりにまとまった雨になる予報です。
麓の猛暑も少し落ち着いてほしいものです。
このあとお盆明けまでは連日多くのお客様のご予約をいただいており、今日は仕込みに専念できそうです。
登山の皆様はお気をつけて!よき一日をお過ごしください。

8/5 曇 朝6時で15.8℃
早朝この感じの空になるのは本当に久しぶりです。
予報を見る限りでは大きく天気が崩れる感じではありませんが、夕立には引き続き警戒しています。

8/4 晴 ご来光時の気温は14℃を下回っています。
昨日の滝汗の入山を思い出すと天国です。
ヘリポートではタカネビランジの花が咲き始めました

昨日は夕方から雷雨となりました。幸い皆さまがご到着後でよかったです。
今日明日は天気が良さそうですが、明後日以降はあまり良い予報ではないですね。
このところの猛暑が少しおさまることを願っています。
相変わらず麓の猛暑の影響で、皆さま脱水気味で到着しています。
一合目あたりまではスローペースで、暑さに順応させながら登ってきてください!

8/3 7:00 晴 17.9度。
昨夜は大粒の雨が小屋の屋根を叩き目が覚めました
本日はすっきりとした青空ではないものの、晴れ間を見る事が出来ています。

本日も昨日に引き続き山頂方面の写真を紹介致します。
※画像3枚目までが、昨日の山頂の様子です。
仙丈ヶ岳にかかる滝雲が素敵ですね

■小屋より
ぜひ読んでもらいたい本を2冊荷上げしました(8/5)
山の中で読む山の本。
山小屋は物思いにふける絶好の場所だと思います。
どちらも皆さまの山のインスピレーションを広げる一冊だと思います。
ぜひお手に取ってご覧ください

1冊目はCoyote。
今回は「冒険の未来」が特集で、若手で大活躍の鈴木雄大くんの重厚な特集に続いて、石川直樹さんの旅の話、2023年にジャヌー北壁を登ったジャクソン・マーベルさんの話など、刺激的な内容の一冊です。

もう一冊はSurface of PANDRA。
昨年秋に大石明弘、鈴木啓紀、高柳傑トリオによって登られた、ネパールヒマラヤのパンドラ北東壁の登山の様子を高柳のカメラで切り取った力作です。高柳には何度か撮ってもらったことがありますが、クライミングシーンはもちろんのこと、日常を切り取るセンスが抜群だなあと思っていました。写真集として発表された今回の一冊は必見です。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
7/25 黒戸尾根の通行に大きな支障の連絡はありません

登山装備

基本は3000m級山岳の夏山登山装備
熱中症対策+防寒装備 必要
天候の急変多発、雨具必携

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
※山梨県の条例により南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)登山は登山計画書の提出が義務化されました。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

■マウンテンタクシー 
2025年 運行予定  6月14日(土)~11月16日(日) の毎日 要予約
料金、ルート、時間など詳細は以下を参照
https://www.mountaintaxi.jp/

■2025年(令和7年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
南アルプスクイーンライン(北沢峠線)
4月25日~5月31日まで 戸台口~歌宿まで運行
6月1日~11月15日(予定)まで 戸台口~北沢峠まで運行
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■毎日営業中 夏営業となりました
・テント泊、小屋泊利用にあたり 以下を必ず公式ホームページを参照下さい

・予約方法など
https://www.kaikoma.info/reservation-calendar

■2025年夏山シーズンの予約 受付中
予約など詳細は小屋公式ホームページを参照下さい

■小屋前にてコーラ、ポカリの冷やし売りを始めました!
南アルプスの天然水でキンキンに冷えてます
山頂から降りて来てからの、冷えたジュースは本当に最高です
料金箱も設置しておりますので、立ち寄りのお客様もセルフでご利用頂けます!
長く険しい黒戸尾根のオアシス…是非ご利用ください!

■ポイントカード
七丈小屋ではご希望される方にポイントカードをお配りしています。
一度だけではなく、何度も足を運んでいただいて黒戸尾根をもっと好きになっていただこうと考案したカードです
10ポイントで1泊宿泊サービス、ワンドリンクサービスやクーポンサービスもあります。
期限はありませんので、ご希望の方はスタッフにお声掛けください

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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