標高の高い山域は、まとまった積雪が降る時期です。 島崎三歩の「山岳通信」 第94号
長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2017年11月2日に配信された第94号では、北アルプスの主だった山小屋は営業を終了して入山者が減っていることや、週末に台風が接近したこともあり、遭難事故は1件のみとなった。
11月2日に配信された『島崎三歩の「山岳通信」』第94号では、10月18日に起きた1件の山岳遭難事例について説明。以下に抜粋・掲載する。
- 10月18日、北アルプス焼岳で、25歳のオーストラリア人の男性が焼岳から下山中に中尾峠東側で浮き石でバランスを崩して転倒、左足首捻挫の軽傷を負う山岳遭難が発生。県警ヘリにより救助された。
山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
これから11 月に向けて県内の標高の高い山域では、天候によってはまとまった降雪があり、またほとんどの山小屋が今シーズンの営業を終えて閉鎖となります。
夏山と同じ感覚で入山することのないよう、事前に下調べを入念に行い、登山計画を立てましょう。
プロフィール
島崎三歩の「山岳通信」
信州の山岳遭難現場と全国の登山者をつなぐために発行。「登山用品店舗スタッフ」「登山情報サイトを利用する登山者」「長野県内の各地区山岳遭難防止対策協会」などに対して、長野県の山岳地域で発生した遭難事例を原則・1週間ごとに、「安全登山」のための情報提供をしている。
島崎三歩の「山岳通信」
長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を週刊で配信。その内容をダイジェストで紹介する。