2023年の富士山頂へ――。気温0℃の嵐の洗礼を受けながら、営業準備を進める日々
7月4日、小岩井大輔カメラマンは、いよいよ富士山頂へ。30℃超えの真夏の世界から、気温0℃の極寒の世界に到着。低い気圧、薄い酸素に加えて極寒の大嵐の洗礼を受けながら、山頂の山小屋「扇屋」の営業準備に取り掛かる。
7/4 気温差30℃! いよいよ富士山頂へ――
気温3℃
早朝、麓から綺麗な富士山を拝み、最高の天気の中、無事に登頂し、小屋開け準備を開始することができました。

お日様が出ているときは、暑いくらいでしたが、雲に覆われると一気に気温が下がり、凍えるほど寒いです。
昨日の外界の気温と比較すると約30℃差・・・、気圧も低く身体もびっくりしています。焦らず身体を山頂仕様に慣らしていきたいと思います。

※現在、富士山頂上の山小屋は開いてません。トイレもありません。下山道(山頂)及びお鉢周りも通行禁止になっております。ご注意下さい。
7/5 夕方からは嵐で、気温はなんと0℃
日の出○ 気温2℃
夜明け前から小屋の前は登山者さんで大賑わい、やはり、外国人の方がとても多いですね!
例年通り顔も気圧で腫れあがり…撮影へ。山頂からの真っ赤真ん丸のご来光〜感動です。

令和元年に奉納させて頂いた鳥居も無事でした。

夕方から強風が吹き荒れて嵐…気温はなんと0℃。地獄です。
明日も小屋準備頑張るぞー(^o^)

7/6 うってかわって穏やかな1日
日の出○ 気温5℃

昨夜の嵐が嘘ような、穏やかな朝を迎えることができましたよ!
風も弱く…まさに登山日和でした。青空の下、外界が丸見えです。

例年通り、3日後の頭痛にやられていますが、小屋準備の方も、天候に恵まれて、順調に進んでおります。
夕方、雲が広がっていますが、静かに一日が終わりそうです。

プロフィール
小岩井 大輔(こいわい だいすけ)
1973年生まれ。埼玉県在住。写真家。20歳のときに富士山の夜明けに魅せられて写真をはじめる。麓からの優美な山容、頂上からの神秘的な富士山の風景を撮影。
⇒Mt.Fuji3776m―神々の世界―
「今を撮り、今を生きる」小岩井大輔の、富士山頂日記
天空の森羅万象を撮り続ける写真家、小岩井大輔の「ほぼ日刊、山小屋日記」。富士山の神秘的な風景、および富士山頂の異次元の様子を、カメラマンの目を通して案内します。
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