ギア好き山岳ライターが選ぶ  2023年、買ってよかった登山アイテムベスト4!

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2023年、さまざまな登山アイテムが発売されたけれど、結局いい製品はどれだったの? 山岳ライターの吉澤英晃さんが2023年に購入した「おすすめの登山アイテム」をランキング形式で紹介する。ぜひ登山アイテム購入の参考にしてほしい。

構成=山と溪谷ch.

※この記事は、山と溪谷ch.の動画を編集したものです。

2023年、買ってよかった登山アイテムは?

山道具に精通しており、山と溪谷オンラインでも多数の山道具関連の記事を執筆している山岳ライター・吉澤英晃さんと、少し変わった山道具が大好きな山と溪谷ch.スタッフの伊藤洋平。山道具マニアである2人が、2023年に買ってよかった登山アイテムを山と溪谷ch.にて語り合った。

ここでは、吉澤さんが2023年に購入した登山アイテムベスト4を紹介しよう。

第4位 アクシーズクイン/ユビ、デル、グローブ

吉澤 2023年購入してよかった登山アイテム、私の第4位はこちら。アクシーズクインの「ユビ、デル、グローブ」って言います。

伊藤 なんて言いました?(笑)

吉澤 「ユビ、デル、グローブ」です(笑)。アクシーズクインさんは商品名がユニークですよね。名前の通り、このように、親指と人差し指と中指が出ます。

吉澤 で、寒くなったらミトンを被せてあげて、気密性を上げて暖かくなるという手袋です。

伊藤 ミトングローブって保温力重視のアイテムに使われるイメージですが、やっぱり暖かいんですか?

吉澤 暖かいですね。この収録の4〜5日前に買って、ついこの間の土日の山行で使ってみたんですけど、思った通りの暖かさと使いやすさでした。ついこの間岩手山に行ったときにカメラで写真を撮っていたんですよ。そのときは本製品じゃない別の5本指の手袋を着けていたんですけど、カメラの操作がとてもしづらかったので、結局右手だけ外しちゃったんですよね。だから手が冷たくなっちゃって、これはどうにかしないといけないと思って。

伊藤 なるほど。

吉澤 そもそも最近こういう指が出る手袋が少ないんですよ。最初に行った登山用品店にはなくて、2店舗目に行ったお店にあったものには、指全体がむき出しになっているタイプで。寒さとかを考えたらできるだけ指が隠れているほうがいいなと思って。最終的にこれを見つけて、「これがいいな」と。

吉澤 小指と薬指は保護されているので、暑いときは(ミトンを外して)登っていれば普通の手袋並みに暖かいからいいんですよね。

伊藤 ミトン部分がマジックテープで止められるんだ。

吉澤 そうそう。マジックテープで止められるので、ミトン部分が邪魔になることがないんです。カメラを操作したいときは、ミトン部分をマジックテープで止めて、3本の指で操作できます。

吉澤 もうひとつ「いいな」と思ったのは、手首にスリットがあるんですよ。時計の文字盤を見せるためのスリットなんですよ。こうやって時計を着けてても文字盤がちゃんと出ます。

伊藤 すごい! こんな機能ついているの、この手袋だけじゃないですか?

吉澤 こういう細かい作りが、さすが日本メーカーが作る手袋だなと思いますね。素材はソフトシェルっぽいんですが、ちゃんと防風性が高いし、撥水もします。内側が起毛していて軽いフリースです。税込5940円という良心的な価格帯もいいですね。カメラで写真を撮る人におすすめですし、少し雪が積もった低山ハイクに行く人にも合うんじゃないかなと思います。

アクシーズクイン
ユビ、デル、グローブ

アクシーズクイン「ユビ、デル、グローブ」
価格 5,940円(税込)
サイズ XS〜XL
重量 80g
カラー 2色
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山と溪谷ch.

「山と溪谷ch.」は、山と自然に関するコンテンツを出版・配信する山と溪谷社が運営する登山専門チャンネルです。雑誌と同様、季節ごとのコースガイド、読図やロープワークなどのハウツー、用具の選び方や新製品情報などを配信しています。YAMAYAでは動画の内容をダイジェストで紹介します。

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