寄り道を楽しむ鎌倉ハイキング。葛原岡・大仏ハイキングコースから豊かな緑地と切通しをめぐる

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鎌倉はハイキングコースが多く、季節を問わずハイカーに歩かれている。市街地でも小さな尾根や「やつ」とよばれる谷筋が入り組んで複雑な地形のため、場所によっては迷路に迷い込んだかのような錯覚に陥ることもある。鎌倉はハイキングも町歩きも、おもしろい。

写真・文=中島タツヤ

歩きごたえ充分の鎌倉広町緑地

大仏切通しと葛原岡・大仏コースの分岐から鎌倉広町緑地へ向かうには、南への急な階段を上がる。配水池広場から舗装路を下って住宅地を縫って月影地蔵(つきかげじぞう)の脇から小さな鞍部へ。ここから山道を北上し、車道に飛び出して閑静な住宅地を通っていくと、鎌倉広町緑地上部の鎌倉山入口に到着する。

鎌倉広町緑地にはいくつものコースが付けられていて、南側は尾根上の道で海が眺められるポイントもある。北側は谷戸や石切場が見どころだ。

〉鎌倉山入口から先の分岐にて
鎌倉山入口から先の分岐にて

また西側にある管理棟周辺には里山のような風景が広がり、ほかの緑地と同様、地域の方々の保全整備によって豊かな自然環境が保たれている、都市部の貴重な緑地である。

〉地域の方々によって手入れされた里山の風景
地域の方々によって手入れされた里山の風景

鎌倉広町緑地はかなり広大で、急なアップダウンがある箇所もある。場合によっては、この鎌倉広町緑地だけを目的にして歩くのでも充分かもしれない。最寄り駅は湘南モノレールの西鎌倉駅か、江ノ電の腰越駅。ご自身の体力などを考慮しながら、ヤマタイムでいろいろ計画してみてほしい。

MAP

参考コースタイム:北鎌倉駅~葛原岡神社~峯山~大仏切通し~高徳院~長谷駅:約2時間30分 ※鎌倉広町緑地まで行く場合は西鎌倉駅まで約4時間強

⇒ヤマタイムで地図を見る

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