【実践編】夏山シーズン到来！「ヤマタイム」で登山計画を立てて山へ行こう！

登山コースの確認、情報収集をしよう

登る山によってはコースが複数あり、それぞれ道の状況や危険度が違う場合があります。ガイドブックや現地の情報（自治体・山小屋）などを参考に、どんなコースがありどこから登るのか、危険箇所や注意箇所はあるのか、などを確認しましょう。なお北アルプスをはじめとして、いくつかの県や山域において「山のグレーディング」が導入されており、区間ごとの体力度や技術的難易度などをウェブサイトなどで確認できるので、参考にできます。

さらに通行止めになっているコースはないか、またエリアによっては熊の出没や火山活動などの最新状況も確認しておきましょう。

「ヤマタイム」の地図で奥穂高岳周辺を見ると、奥穂高岳への登山口は西側の新穂高温泉、南側の上高地の2箇所があります。これらを起点として4本のコースが考えられますが、下図②パノラマコース経由、③岳沢（だけさわ）経由、④新穂高温泉からの白出（しらだし）沢コースは急登や注意箇所があり、上級者向け。一般的によく登られるコースは、①の上高地から横尾まで梓川沿いに歩き、涸沢（からさわ）を経由して登るコースです。続いて、実際に「ヤマタイム」を使ってコースの計画を立ててみましょう。

「ヤマタイム」の画面を、登山計画モードに切り替えます。PC版では画面右上にある「コースタイム計画を立てる」をクリック、スマートフォン版では左上の「登山計画」をタップすると切り替わります。