人は信じたいものを信じる! 思い込みに取りつかれた登山者の悲劇

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構成/浜田正則 画/浜田ミケ


今回のチェックポイントは山中での判断ミスです。なぜ登山者は判断を間違えるのか? その理由のひとつに人は信じたいものを信じるから、とよく言われます。あとから冷静に振り返ると、「なぜあんな判断をしてしまったのだろう?」そんな後悔をすることも多々あります。今回は、そんな山の判断ミスについて考えます。

丹沢の大山といえば伊勢原駅からアプローチする人が多いのですが、今回は静かな冬の山歩きを楽しむために、鶴巻温泉駅から、ちょっとマイナーな「大山・南尾根ルート」で登ってみることにした2人。全部歩くと、それなりの距離があるので、今回は下山にはケーブルカーを使うことにしたようです。このへんのリスクマネジメントはうまくいっていたようですが……。

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プロフィール

浜田ミケ

2015年週刊アサヒ芸能の浜田正則の連載コラムで作画・イラストデビュー。現在は玉三郎名義で双葉社Web「日刊大衆」にて同氏連載コラムのマンガイラストを担当。

浜田正則

70年生まれ。製本工場の作業場勤務→デザイン会社勤務を経て98年ライターとして独立。原作・構成・デザイン・編集をこなす。2000年に竹書房の新人賞佳作受賞し、主な掲載誌は近代麻雀(竹書房)、週刊大衆・漫画アクション(双葉社)、週刊アサヒ芸能(徳間書店)、週刊漫画サンデー(実業之日本社、休刊)など。

マンガで楽しくわかる『登山のヤバいチェックポイント』

登山にはいくつかの大事なチェックポイントがあります。見落としがちな、あるいはいまさら人に聞けない、そんな見落とすと「ヤバい」チェックポイントを、マンガで楽しく解説します。

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