私がヒマラヤ最奥の聖地ドルポと「慧海ルート」を歩く理由 今から100年以上も前に、仏典を求めて日本人として初めてチベットに潜入した僧侶、河口慧海。彼は鎖国状態だった当時のチベットに入国するために、ヒマラヤ奥地の標高5,000以上もある峠をいくつも越えた冒険家でもある。そんな慧海の足跡を辿ってネパール・ヒマラヤなどを広く踏査・登山・撮影し、慧海の歩いた道を調査する女性がいる。登山家・写真家の稲葉 香さんだ。この連載では、2016年に歩いた「慧海ルート」の記録を掲載したいと思う。 2018.02.14