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深い谷を登り返してたどり着いた「ポ村」、団結して助け合って生きている姿に心を動かされる

前日に目的地であるポ村に、谷を挟んで対岸まで到着した稲葉さん一行。翌朝、深い谷を登り返して到着した村では、人々は明るい表情で暮らしていた。かつて「ほろびゆくポパー」と紹介された場所は、水が輝き、人々は団結して暮らしているのだった。

地図にない道をルートファインディングしかながら進む。遥か先にようやく見えてきた目的地「ポ村」

人もまばらなドルポの最奥地は、地図に道もなくルートファインディング技術が頼りだ。地元の人々の踏跡を見ながら「ポ村」をめざして進んでいく。はるか先に、ようやく見えてきた目的地だが、その距離はまだまだ遠い。

ドルポ最西北部の「ポ村」をめざして旅立ちの朝、ヤギの解体でエネルギーをチャージ

ネパール国内の慧海ルートをたどり、ついにチベット(中国)との国境に立った稲葉さん。この遠征の最大の目的を達成した後は、時間の残す限り、ドルポ内を散策する。地図には記載されていない名もなき村を訪ねながら、秋も深まるドルポ内を巡っていく。

国境から二サルへ下山、慧海ルートのネパール側の探索は終了。古いゴンパを訪れ、思いを巡らす

国境クン・ラ、そして標高6028mのイェメルンカンを訪れ、慧海ルートのネパール側の探索を終了した稲葉さん。タッチの差で悪天候を避けることができた幸運に感謝しながら、再び二サルに戻り、ドルポの人と文化を感じる旅へと身を置く。

慧海ルートの核心部へ――。聖地シェー山の先へと足を進め、ニサルにて思いを巡らせる

植村直己冒険賞を受賞した稲葉香さんの2016年の冒険も佳境へ。ドルポの最奥地に入り、さらに核心部へと進む。

日本3百名山ひと筆書きから世界のアドベンチャーレースへ チームイーストウインドのキャプテン・田中陽希さんの次なる頂とは?

2021年8月「日本3百名山ひと筆書き」の挑戦を終えた田中陽希さん。現在は講演会を重ねながら、長年所蔵するチームイーストウインドの新キャプテンとしてアドベンチャーレースに復帰。キャプテンに就任してからの活動やこのほど上梓した『日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記』に込めた想いを聞いた。

ドルポ最大の聖地、シェー山に到着。周回巡礼の想い出と共に、シェー三大ゴンパを訪れる

いよいよ、ドルポ最大の聖地であるシェー山の山麓へと辿り着いた稲葉さん一行。旅の途中、ずっと気になっていたシェー山の頂の「何か」について尋ねたり、古い寺院を訪ねたりして、シェー山での河口慧海の足跡をたどるのだった。

高度を上げて標高5110mのセラ・ラ峠を越え、ドルポ最大の聖地シェー山を視界に入れる

前回、長い行程の末、なんとかドゥンターまで到着した稲葉さん一行は、さらに歩みを進めて、標高は5000mを越える最奥へと足を進める。そして視界には聖地「シェー山」が入ってきくるのだった。

黄金に輝く大麦が眩しいティンキュー、そしてシーメンを進み、ドゥンター村に到着

僧侶・河口慧海の足跡をたどり、ドルポ核心部へと足を進める稲葉香さん。今回のルポでは、ティンキュー村で映画「キャラバン」で知られる画家のテンジン・ヌルブ氏の生家を訪ねたのちに、美しい大麦畑が広がっているシーメン、そしてコマ~サルダン~ドゥンターと進んだ様子を紹介する。

河口慧海の足跡をたどって『西ネパール・ヒマラヤ最奥の地を歩く ムスタン、ドルポ、フムラへの旅』

河口慧海の足跡をたどり、ヒマラヤの最奥の地ドルポへ。日本山岳会関西支部西チベット学術登山隊2004・学術隊隊長、河口慧海研究プロジェクトメンバーの和田豊司さんの書評です。

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