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無雪期登山
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北アルプスを縦断しよう その③ 【主脈~後立山連峰編③】 船窪岳・烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・双六岳(北アルプス・御嶽山)
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ピーちゃん さん

この登山記録の行程

【1日目】
七倉山荘(07:00)・・・船窪小屋[休憩 60分](13:00)

【2日目】
船窪小屋(05:40)・・・船窪乗越[休憩 60分]・・・2459m峰[休憩 60分]・・・不動岳(11:50)・・・南沢岳[休憩 30分](13:20)・・・山頂分岐[休憩 60分]・・・烏帽子小屋(16:00)

【3日目】
烏帽子小屋(05:30)・・・三ッ岳北峰[休憩 30分]・・・野口五郎小屋[休憩 60分](09:50)・・・竹村新道分岐・・・東沢乗越(12:25)・・・水晶小屋[休憩 30分](13:45)・・・ワリモ北分岐(14:37)・・・鷲羽岳(15:11)・・・三俣山荘(16:00)

【4日目】
三俣山荘(06:15)・・・三俣蓮華岳[休憩 10分](07:15)・・・巻道合流点・・・双六岳[休憩 20分](08:40)・・・双六小屋[休憩 30分](09:20)・・・弓折乗越・・・鏡平山荘[休憩 20分](11:15)・・・シシウドが原・・・秩父沢出合[休憩 20分]・・・小池新道登山口(13:40)・・・わさび平小屋[休憩 30分]・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉(15:15)

総距離 約44.8km 累積標高差 上り:約4,903m
下り:約4,876m
コースタイム 標準:31時間40分
自己:28時間10分
コースタイム倍率 0.89
今回は、七倉から入山して南下します(基本的に北上の計画だったのですが…)。船窪、裏銀座、西鎌尾根から槍ヶ岳を目指しました。

1日目
 七倉尾根は急登で始まりますが、歩きやすいです。きついのは、天狗の庭までで、そこを過ぎると、展望が開けて高山植物が咲く、とてもいいトレイルになります。
 船窪小屋からCSまでは20分くらいあります。
 船窪CSにテントを張ってから、「日本一危険な水場」とTVに出たらしい、水場に水を汲みに行きましたが、そんなに危険ではなく、とても冷たくておいしい水でした。CSから5~10分です。おいしい水でウイスキーを割り、静かな夜を迎えました。

2日目
 はっきり言って、この2日目のルートをなめてました。
 地図上では一見、そんなに高低差のない稜線を歩くように見受けられるのですが、実際には結構なアップダウンがあり、「落ちたらさようなら平均台」のようなところもあります。
 おまけに、俯瞰すると半円の円周上を歩くような感じになるので、振り向くといつまでたっても船窪CSが見えたり、小屋の鐘が聞こえたりして、距離をかせいだ気がしないのです。さらに、小ピークが連続するため、自分の位置が掴み辛く、スマホのGPSで位置を確認すると、「まだ、ここか…」といった感じです。
 南沢岳に着いた時にはクタクタでした。
 烏帽子岳の周辺は池塘が広がり、庭園のようでとてもきれいです。分岐点にザックを置いて、烏帽子岳の頂上を往復しました。軽い荷物での歩き、羽が生えたように軽快でした!
 烏帽子小屋CSは、稜線上の安全地帯といった感じで快適です。ただ、張った場所が悪かったらしく、ブヨの攻撃が…。必死に戦ったのですが負けました(痛痒…)。

3日目
 朝から小雨。テントの中でだらだらしてしまいました。思い切ってテントをザックに詰め込み出発しましたが、野口五郎小屋に着く頃には本格的な雨となり、真砂岳を過ぎた頃からは風も強くなってきました。
 当然、楽しみにしていた景色はまったく見えず、水晶小屋辺りから暴風雨になりました。この山域は、北アルプスでも屈指の強風地帯です。特にワリモ岳~鷲羽岳間は黒部側からの吹き上げが強く、耐風姿勢をとらないと危ないこともありました。明らかに巨大台風11号の余波です。
 (台風11号め!)
 水晶小屋手前で、強風で行動困難なの年配のご夫婦に出会い、「もうすぐ小屋です。風が弱まったところで、少しずつ進みましょう。」と声をかけ、小屋までご一緒しました。かつて水晶小屋は強風で小屋ごと吹き飛ばされたことがあるそうです。
 半分「やけくそ状態」で鷲羽岳に登ります。何も見えません(泣)。鷲羽岳のかっこいい山容を結局かけらも見ることができず、何となく頂上を通過して、鷲羽岳初登頂は終わりました。
 三俣山荘に着くころに、小雨になりましたが、ザックに浸水してしまいテントもシェラフもびちゃびちゃ。服もソックスもびちゃびちゃ…。めげてしまってテントを張る気力がなかなか出ず、迷った挙句、三俣山荘に素泊まりでお世話になりました。

4日目
 やっぱり朝から雨。ただ、風は穏やかです。このまま進むか、停滞するか、エスケープするか、かなり迷いながら、三俣山荘を出ました。三俣蓮華の稜線に出ると、一気に暴風雨(泣)。景色を楽しみにしていた双六岳も暴風雨。広い稜線を次のケルンを探しながら歩きました。とても寒くて手もかじかんでます(防水手袋忘れました)。同じ時間帯にこの稜線を歩いていたのは、僕と同じくらいの年の単独の方の二人だけで、夏の北アルプスとは思えない人口密度でした。
 双六小屋で、新穂高から平湯経由で松本に行けるバスがあることを教えてもらい、今回はここで下山することにしました。
 それからは、松本行きに乗り継げる最終バスに間に合うように必死に小池新道を下山しました。小池新道、歩きやすくて等高線のゆるいところを狙って作られた、ホントいいルートです。晴れてれば、景色も良さそう。今度はこの道を登りに使うことになります。
 新穂高に15:15に到着。ブラックラーメンを食べて、無事最終バスに乗ることができました。平湯のBTで松本行のバスに乗り換えます。ソックスが濡れたまま長時間歩いたせいか、足がとても痛くて、BTの足湯で、ソックスを脱いで見てみると、ひどい靴擦れになってしまいました。(さらに泣)
 とりあえず松本に戻ることができました。松本は穏やかな天気です。大糸線に乗って、車を回収に戻ります。その大糸線で、北アルプスを縦断しよう計画最大のアクシデントが…。大糸線、恐るべし!優しい運転手さん。ありがとうございました。

登山中の画像
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七倉山荘から入山します。
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七倉尾根はホント急登です。暑い時期はこたえま…
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七倉尾根の七合目。鼻付八丁付近は特に急登です…
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天狗の庭
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天狗の庭を過ぎると気持ちよいトレイルになりま…
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船窪小屋。ここのスタッフの皆さんは、テント泊…
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「日本一危険な水場?」ですが、行く価値ありの…
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今回デビューの新築、戸建て、住宅ローンなしカ…
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2日目。船窪岳山頂。展望なしです。無駄に荷物が…
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「落ちたらさようなら平均台」荷物が重い人は、…
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不動岳手前の岩場。岩は安定しています。
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コマクサも結構咲いてます。
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やっと不動岳。(まだ半分…)このルートはやたら…
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烏帽子田んぼ付近。池塘が点在し、きれいです。
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人影も少なく、庭園のようにきれいです。
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烏帽子岳
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烏帽子岳頂上。岩は安定していて、見た目よりか…
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烏帽子小屋テント場。いいテン場ですが、ブヨの…
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今日のディナー?
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烏帽子小屋前のお花畑。とってもきれい。
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翌朝、小雨の中、野口五郎岳に向かいます。
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頂き物でおやつタイム。
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本格的な雨に…
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野口五郎岳山頂。360°のガスです。誰もいません…
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雷鳥「出てくると晴れの兆し」と言われますが…
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東沢乗越。ここら辺から風雨が強まってきました。
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水晶小屋から、暴風雨に…
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鷲羽岳山頂。「北アルプスを縦断しよう」ルール…
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やっと三俣山荘…。びちゃびちゃ(泣)
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三俣蓮華岳山頂。黒部側からの吹き上げがとって…
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新穂高からの松本駅に行くバス情報を得て、下山…
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弓折岳分岐。
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鏡平山荘。小池新道はとてもよいルートです。
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左俣林道に下りる頃、やっと雨が弱まりました。
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新穂高着。
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最終バスまで20分。ブラックラーメン美味しか…
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、スニーカー・サンダル、ザック、サブザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、傘、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、テント、シュラフ、テントマット、ストーブ、燃料、コッヘル
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  • The World さん
    10年ほど前に、同じようなルートをたどり(鹿島槍からでしたが)、船窪~烏帽子は痛い目見ました。4時に出発して、到着したのは16時頃、バテバテでした。
    三俣~双六間で土砂降りになったのも同じ。滝のようになった双六小屋手前の下り道が思い出されました。

  • ピーちゃん さん
    ありがとうございます。あの間は、ほんとに疲れますね。それにしても、鹿島槍からとはすごい!
    次回は、また、船窪に登り、鹿島槍、五竜、スキー場に下山を予定してます。3泊か4泊か悩むところです。アドバイスあれば、教えてください。

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