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初めての南アルプス南部

赤石岳、悪沢岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (tirrano さん )

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行程・コース

天候

初日:晴れ後霧、2日目:晴れ後強風+雷雨、3日目:晴れ、濃霧・強風後、晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 毎日アルペン号で往復

この登山記録の行程

【1日目】
椹島ロッヂ(08:24)・・・カンバ段(10:24)[休憩 10分]・・・赤石小屋(13:11)

【2日目】
赤石小屋(04:50)・・・富士見平(05:30)[休憩 5分]・・・北沢源頭(06:40)[休憩 10分]・・・赤石小屋分岐(07:51)[休憩 4分]・・・赤石岳(08:10)[休憩 20分]・・・赤石小屋分岐(08:43)[休憩 10分]・・・小赤石岳(09:05)・・・大聖寺平(09:41)・・・荒川小屋(10:03)

【3日目】
荒川小屋(05:53)・・・中岳(07:17)[休憩 15分]・・・悪沢岳(東岳)(08:45)[休憩 12分]・・・丸山(09:31)[休憩 15分]・・・千枚岳(10:19)・・・千枚小屋(10:48)[休憩 40分]・・・駒鳥池(11:49)[休憩 5分]・・・見晴岩(12:30)[休憩 5分]・・・蕨段(12:45)・・・清水平(13:18)[休憩 5分]・・・小石下(13:59)[休憩 10分]・・・吊橋(15:21)・・・滝見橋(15:32)・・・椹島ロッヂ(15:45)

コース

総距離
約26.9km
累積標高差
上り約3,698m
下り約3,698m
コースタイム
標準16時間50
自己17時間6
倍率1.02

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

初日は上空は晴れていたが、お盆中に振り続けた雨が蒸発していたせいか、ずっと霧が湧いていた。
大倉尾根は急な登りと緩やかな登りが間断なく続き、登山道の道幅は狭い。テープは明瞭だが、踏み跡が不明瞭なところもある。しかし、迷うほどではない。
二日目は、7時まではよく晴れていたが、赤石岳の稜線に出る頃には霧に巻かれ、風が強くなっていた。さらに、山頂から分岐に戻る最中に雨が降り出し、雷鳴が轟き、生きた心地がせず大聖寺平へ駆け下り、荒川小屋へと駆け込んだ。
三日目は朝からよく晴れ、眺望が期待されたが、7時を回ると小赤石岳は霧に包まれ、お花畑を過ぎる頃には霧に包まれていた。中岳は霧の中で、避難小屋でレインの上着を着込み、稜線を東岳(悪沢岳)へと進む。悪沢岳でも眺望に恵まれず、下山すると、丸山あたりから霧が取れ始めた。
丸山と千枚だけの間の岩場では、タカネビランジがたくさん咲いていて、見飽きない。
本来ならば、千枚小屋でもう1泊する予定だったが、11時前に着いたので早めの昼食をとって、椹島まで下山することにした(椹島ではお風呂に入ることができるので)。なお、千枚小屋では11時から12時の間は、山小屋の準備の関係で昼ご飯を取ることができない。宿泊の手続きも12時を過ぎてからだとのこと。したがって、千枚小屋に泊まることを予定するならば、荒川小屋からの出発の時間を遅くしたほうがいい。荒川前岳下のお花畑に日光が差し込むのは6時30分以降なので、早い時間に出る必要もない。このお花畑はハクサンイチゲが咲いている時が良さそう。すでに秋の花になっていたので、やや物寂しい雰囲気がした。
雨を含み重くなったテントを担いでの荒川三山はタフだったが、楽しかった。山の規模が非常に大きく、南アルプス南部のスケールの壮大さにハマってしまった。

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フォトギャラリー:37枚

大倉尾根の登り始めは、つづら折りの急登で始まる。

ピンクのリボンは明瞭に見えているが、どこに足を置いて進んでいくのか、パッと見で分かりにくいルート。

樺段は緩やかな登り。霧が一層幻想的な雰囲気を醸してくれている。

巨木と苔が作る幽玄の世界。

二日目。富士見平から、霧を纏い、朝日に輝く聖岳。

ラクダの背のトラバースを通過している間はよく晴れていたのですが、、、

お花畑の急登の上にはなにやら怪しげな雲が。

稜線に出た時には、強風と霧。体温が奪われます。

赤石岳山頂は真っ白。

分岐に戻る手前で雨が降り出し、雷鳴が轟く。
生きた心地はせず、大聖寺平へ駆け下り、一気に荒川小屋へと駆け込む。

三日目。富士山が見え、眺望に期待するが、、、(荒川小屋テント場にて)

小赤石岳には、笠雲が。(荒川小屋テント場にて)

荒川三山は、清々しい。(荒川小屋テント場にて)

しかし、荒川前岳に登る最中に、早くも雲行きが怪しくなってる。

待望のお花畑に到着。まだ、前面に陽が当たっていない。

秋の小ぶりな花々ばかりなので、派手さがない。

じっくり見ると、なかなか賑々しい気もする。

お花畑の柵を閉めると、下からガスが湧き上がってきていた。

前岳と中岳の分岐に着く頃には、またもや強風と霧が支配していた。

ちょっとした瞬間に、中岳の避難小屋が見える。救いの神が手を差し伸べてくれたように感じた瞬間。

東岳への稜線。結構狭いが、すれ違いも多い。
譲り合いですね。

登山道のはるか下の草原が気持ちい。あそこも歩きたいけど、登山道はない。

やがて、東だけの岩壁が迫ってくる。

鞍部まで来ると、そそり立つ壁のように眼前に現れる。つづら折りの急登の後は、岩場となる。鎖はない。

なんども騙された山頂もどき。

こちらが本当の山頂。

後ろにあるのは、相棒のザック。40リットルにテント泊2泊の装備を詰め込んでパンパン。テントは雨に濡れてビショビショ。重かった。

丸山に差し掛かる頃には、なんということか霧が取れてきた。

振り返ると悪沢岳(東岳)の頂上が見えてる。

青空がやけにまぶしー。

千枚岳と丸山の間のお花畑。ロケーションが良い。

マツムシソウにナデシコ。インパクトのある色彩配置。

千枚岳西側の岩場には、タカネビランジが咲き乱れている。

あっちも、こっちも、タカネビランジ。

アルミのはしご。
前日の雨の時は滑りやすくて難渋したそうだ。

千枚小屋を降りて、展望台までたどり着くと、あらまあ、いい天気だこと。残念。

赤石岳方面も、バッチリ霧が上がっていました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス 腕時計 カメラ ナイフ 修理用具 健康保険証
ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食
トレッキングポール GPS機器 ストーブ ライター カップ クッカー
カトラリー

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登った山

東岳

東岳

3,141m

中岳

中岳

3,084m

赤石岳

赤石岳

3,121m

千枚岳

千枚岳

2,880m

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