登山記録詳細

無雪期登山
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南信州天龍村の松茸と秋色の恵那山(3B) 恵那山(中央アルプス)
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記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2018年10月7日(日)

  • 利用した登山口

    登山者用駐車場  

  • パーティ

    2人 (すてぱん さん 、Fさん さん)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:峰越林道ゲートまでFさんのマイカー

  • 天候

    晴れ時々霧

この登山記録の行程

登山者用駐車場(09:25)・・・広河原登山口(09:53)・・・1716m地点(10:55)・・・恵那神社奥宮(12:23)[休憩 15分]・・・分岐(恵那山頂小屋)・・・恵那山(12:43)[休憩 17分]・・・分岐(恵那山頂小屋)・・・恵那神社奥宮(13:10)[休憩 5分]・・・1716m地点・・・広河原登山口(15:00)[休憩 10分]・・・登山者用駐車場(15:35)

総距離 約11.8km 累積標高差 上り:約1,263m
下り:約1,263m
コースタイム 標準:7時間30分
自己:5時間23分
コースタイム倍率 0.72
知人に誘われて南信州の天龍村の山の宿で松茸づくし。台風の影響で急遽計画を変更して、色づき始めた恵那山を登ってきました。

長野県天龍村に一日一組しか客をとらない山の宿がある。そこへ松茸を食べに行かないかと誘ってもらったのが、今回の山旅である。ご主人自ら山に入ってとってくるという松茸、アマゴ、南信州の和牛などに舌鼓を打っていると、つい忘れがちになるが、易老渡を起点に聖岳から上河内岳を縦走する周回登山を計画していたのである。

しかし、計画は最後まで二転三転した。聖平小屋が9月24日で営業終了ということで、事前に避難小屋利用に計画を変更。装備に寝袋などが加わることになる。さらに接近中の台風25号の進路や通過時間を考えて遅めの出発とし、聖岳ピストンに計画を再度変更。ところが「加満屋」さんの話では、そもそも9月はじめの台風の影響で易老渡への林道が流されて、通行不能ということ。これは抜本的に計画変更が必要ということで、聖岳縦走を断念して恵那山に登山することとした。

幸い、台風の進路が北側にそれて天候も回復方向、この辺りの山域の天気を崩す南風ではなく、西向きの風。広河原登山口コースなら、東側斜面を登るので強い西風の影響も小さいだろうという判断だ。読みは当たって頂稜部を除けば上空には青空も覗き、風もほとんどない登山となった。さすがに百名山、台風通過直後にも関わらず登山者も2ー30名は入っていたろうか。コースは良く整備され危険箇所はない。ただ、今回は夜来の強い雨の影響で落ち葉や木の根、岩場が濡れており、下りは私もスリップ。また、台風の影響か登山道を塞ぐ真新しい倒木もあった。平坦な箇所では泥濘もあり、ショートスパッツがあればよかっただろう。

気温も湿度もこの時期にしては高めだだったが、木々は色づき始めており、キノコや登山道を不意に横切るガマガエルなど、秋の山を楽しんだ。特に山頂避難小屋裏手の岩場の周囲は、ツツジが鮮やかに紅葉しており、目を楽しませてくれた。

南アルプス南部というアプローチが厄介な場所で、知人の車と山麓での宿泊という絶好の機会に聖岳に登れなかったのは残念ではあるが、それを補って余る山旅であった。

ただし個人的には、反省点の多い山行だった。そもそも松茸づくしを楽しもうということで始まった山旅、台風の通過で登山もできなくてももういいよねという一種の油断、計画変更に伴う装備の詰替、単独行ではないことによるペースの微妙な違い、色々重なって食料袋を車中に忘れたり、下りでスリップしたりと、まさかの凡ミスが重なってしまった。こんな状況で聖岳の避難小屋利用縦走に進んでいたらどうなっていたのだろうと考えると、反省しきりである。また、本格的な山登りがなかなかできないでいるためか、筋力が落ちてしまっていることも痛感した。

広河原登山道コースは、信州山のグレーディング3B

今回宿泊したのは、天龍村の山の中腹にある古民家を改装した「山の宿 加満屋」さん。ご夫婦で切り盛りして1日一組しか取らないため、予約も大変で、特に秋の秋の松茸シーズンはその年の7月までに宿泊した客優先で予約できるというからハードルが高い。今回は知人のFさんの山仲間の集まりに加えていただいた。聖岳や光岳登山のための宿泊コースもあり、相談すれば朝食の時間やお弁当、登山口までの送迎など登山者の便宜も図ってくれる。
http://www.yamanoyado.com

秋の長雨は、登山者にとっては厄介だが、長雨こそキノコ豊作の条件だそうで、悩ましいトレードオフだ。松茸をたらふく楽しんだ代わりが、天候で二転三転した登山計画であったなら、それもやむを得ないところだろうか。加満屋さんに伺ったところ、松茸は人が山に入って、赤松の林床の落ち葉掻きなどをしなくなると、雑菌が増えて収穫が減るのだそうだ。以前白川郷で聞いた、人とウサギとイヌワシの意外な関係にも通じていて、とても興味深いお話だった。

登山中の画像
  • 前泊というか、今回の目玉である天龍村の山の宿「加満屋」
  • 松茸を始めキノコがふんだんにあしらわれた鍋
  • 南信州の和牛も鍋でいただく。溶けそうなくらい柔らかく美味しい
  • アマゴ
  • ご主人自ら松茸山に入ってとってくるという松茸を七輪で炙っていただく。香りと歯ごたえがたまらない!
  • さて、翌日本題(?)の恵那山に登るために、峰越林道ゲートの登山者用駐車場へ。綺麗な簡易トイレも設置されている。
  • 色づき始めている山
  • 広河原登山口。林道から分かれて河原に降りる
  • 木谷川に架かる木橋
  • 川を渡った先から、恵那山に取り付く
  • おや、ヒキガエルくんが
  • 足元は夜来の雨に濡れた秋色の落ち葉
  • 阿智村方向の展望。台風に伴う湿った西風が山にぶつかり雲となっているが、広河原コースは東側斜面で影響はわずか
  • 色づき始めている斜面
  • 夜来の雨で濡れており、特に下りは岩や根っこ、濡れ落ち葉などで滑らないように注意
  • 鮮やかに染まるツツジ
  • 岩がちの斜面、泥濘、熊笹に覆われた石の多い箇所と姿を変えながら、登山道は続く
  • 恵那山山頂。ここに三角点と木で組まれた展望台もあるが、最高地点はここからさらに10分ほど北西に進んだ先にある
  • 山頂には恵那山神社の本社があ理、今回の無事登頂のお礼をした
  • 恵那山避難小屋裏の岩場の周囲のツツジが今回最も鮮やかに紅葉していた
  • 岩場の上からは、南や中央アルプスの展望が広がるそうだが、今回は残念ながら山頂から西の方角は厚い雲とガス
  • ここからゲートまで、きた道を下っていく
  • 台風のためか、真新しい倒木が登山道を塞いでいる箇所も
  • 東側は青空も見えているが、山にぶつかった西風が雲となって流れていく
  • カラマツが黄葉するのはもう少し先か
  • 湿った西風の影響で、西側と頂稜付近は曇り、ないしガスであったが、光が差すとそれはそれで印象深い
  • 木橋まで戻ってきました。顔を洗ってさっぱり
この山行で使った山道具
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  • ガバオ さん
    すてぱんさん、こんにちは!

    聖に登りそびれたのは残念でしたが、なるほど、火星人の親玉をたらふく♪とは、このことだったのですね! 恵那山の紅葉もいい感じですが、今回のレコは出だしの5枚の写真で全て語り尽くされていますね~。(笑)

    今回の地球防衛作戦もそうですが、カンジキツアーとか沢登り教室とか、すてぱんさんの目の付け所は常に斬新で、その企画力には何時も頭が下がります。

    この調子で、次回の企画レコも楽しみにお待ちしています!

  • すてぱん さん
    ガバオさん、コメントありがとうごpざいます。

    登山日和の爽やかな秋晴れと、キノコの豊凶はトレードオフというのが悩ましいですよね。秋の長雨は、火星人の大襲来を招くので地球の危機(たらふく食べられる)ですが、登山のチャンスは減ってしまいます。

    今回は台風の位置と通過時間をどう読むかの勝負だったはずなのですが、なんとアプローチの林道がそもそも流されてしまっていたのでした。公共交通機関派の私が、知人のマイカーに便乗させてもらうという絶好の機会だっただけに、今回聖岳に登れなかったことは残念です。それでも、やはり東京からのアプローチが簡単ではない恵那山でリカバリーという感じでしょうか。

    それにしましても、山の宿での秋の味覚に楽しい山の会話、大いに楽しませていただきました。

  • 1357 さん
    今日は!
    ご無沙汰しています。

    Fさんとの羨ましい山行、拝見しました。
    山(或いは町)で知り合った、山友達は貴重ですよね。

    千山を2015年に終えたので山に対する気持ちがトーンダウンしましたが、
    怠惰な日を過ごすうちにお腹が出てきて、これではうまくないと反省して
    「緩い目標」が必要と考え、全県50座の目標を立てました。
    その時点で十数県が50座未満だったのですが、残るは京都と大阪となっています。
    今年中の目標は不可になりましたがまあまあ、順調に進んでいる処でしょう。

    来年は山登りを始めてから(初めて登ったのが868mの町名の由来となった故郷の山です)60年になる記念の年です。
    以降は、関東周辺の山をぼちぼち登って関東圏都県の100座等登頂を目標にして、
    生涯4,000座登頂を究極の目標(これは、頑張って達成したい)に
    80歳までに実現させたいと願っています。
    何れにしても、健康でなければできないことで、
    腰や足の不調をかばいながら・・・
    ということです。

    すてぱんさんも
    故障を抱えているようですが、
    ケアを怠らずに、山登りを続けてください。


登った山

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