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赤岳~硫黄岳

赤岳~硫黄岳( 八ヶ岳)

パーティ: 1人 (やまたろ さん )

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行程・コース

天候

1・2日目とも曇り(気温 行者小屋夜間室内約10度・外約5度、稜線上約5度~約10度)

登山口へのアクセス

電車
その他: 特急あずさ1号、茅野駅からレンタカー。2日間で約15000円。
美濃戸駐車場、平日午前10時頃到着で、残りスペース約10台。

この登山記録の行程

【1日目】
美濃戸(11:15)・・・行者小屋(13:30)・・・中山展望台(13:50休憩15分)・・・行者小屋(14:15)

【2日目】
行者小屋(04:30)・・・赤岳天望荘(06:25)・・・赤岳(07:00)・・・赤岳天望荘(07:40)・・・三叉峰(08:50)・・・横岳(09:05)・・・大ダルミ(09:50休憩15分)・・・硫黄岳(10:40)・・・赤岩ノ頭(10:50)・・・赤岳鉱泉(11:50)・・・堰堤広場(12:35)・・・美濃戸(13:05)

コース

総距離
約17.3km
累積標高差
上り約1,804m
下り約1,804m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 美濃戸口~美濃戸間は凸凹道、車種や乗車人数、積載量によっては車底を擦ります。トヨタアクア1人乗車で一度軽く擦りました。所要時間は、すれ違いなしで約20分、待避場が少ない狭路なので、通行量によってはさらに時間がかかるかも。
 南沢コースは、傾斜が比較的強い場所が中盤に集中していて、美濃戸中山南側辺りで進行状況と標準コースタイムを比較すると妙に遅れているように感じましたが、後半は傾斜が緩いので最終的にはそれほど遅れませんでした。
 行者小屋から中山展望台までは、一部コンクリート舗装のようにカチカチに固まった雪が残っています。展望台からは、阿弥陀岳から硫黄岳まで見上げられますが、その他の方向は樹木に遮られています。広さはそれほどなく、テーブルや椅子もありません。
 行者小屋は、当日宿泊者、小屋に私一人、テント場に一張りだったようです。夕食は腹一杯いただけました。
 地蔵尾根登山道は、行者小屋裏手。上り始めてすぐに、コンクリート舗装のようにカチカチに固まった雪(一部シャーベット状)が、登山道上部金属階段手前まで続いていましたのでチェーンスパイク使用、歯が短いのでつけっぱなしでも良かったです。最初の階段を上ったところで少々雪がありましたが、階段を上る前にスパイクは外しました。この辺りから傾斜が強まって、ザックを下ろして休憩等するのに向いた場所はほとんどありません。
 地蔵ノ頭までは階段、梯子、鎖場が続いています。鎖場は、鎖を忠実にたどれば足場はしっかりしています。鎖から1メートル程度離れただけで、岩肌に砂礫が積もっていたり、掴むと割れるようなもろい岩だったりというところがありました。行者小屋から地蔵ノ頭までほかに誰もいなかったせいか、全行程中でこの付近が最も緊張しました。
 赤岳展望荘から赤岳山頂まで、急傾斜に大量の石があり、特に石の蹴落としに注意です。
 橫岳方向は、日ノ岳登りの鎖場に雪が残っていました。鎖の他にロープが設置してあり、上り下りすれ違いで通過できました。ここ以降赤岩の頭から下り始めるまでは、道上で気になる雪はありませんでした。
 橫岳周辺は、要所に鎖や梯子が設置してありますが、自身は今回が初の泊まりがけ山行で立ち眩み癖もあるので、荷物の重みによる重心のぶれや、一つ一つの動作を確実に区切って行うよう心掛けました。
 橫岳奥の院を越えると、左右が切り立った岩の鎖場を通過、この辺りまで来るとやや高所慣れして油断しやすいかもしれません。
 大ダルミまでは緩い下りで、砂礫や石がゴロゴロ転がっていたりする道です。転倒に気をつけて疲労回復しつつゆっくり歩くと良いでしょう。
 大ダルミから硫黄岳山頂までは、緩やかな上り坂で、平べったい石だらけです。平べったいので大体安定していますが、たまにシーソーのようにガタッと来るものもあります。ケルンが数10メートル間隔で設置されており道標になっていますが、全体的にのっぺりしているので、濃霧に包まれるとかなり危険と思われます、山頂部は二つの火口に挟まれた形ですので、平面からいきなりストンと落ちています。
 硫黄岳から赤岩の頭まで下りはじめに、平べったい石のガレ場で左が急傾斜、右から岩が出っ張って突き落とされそう、というところがあります。
 赤岩の頭から赤岩鉱泉まで、一部カチカチの雪が残っています。
 北沢コースは、一部沢上の木道歩きがあり、アイゼン等で痛んでいる(木材が薄くなってしまっている)箇所があるので、労って歩いた方が良さそうです。堰堤を越えると、後は自動車が通行できるような砂利道を美濃戸まで、です。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け ロールペーパー 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン
ライター

登った山

横岳

横岳

2,830m

赤岳

赤岳

2,899m

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