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雨の雲取山

雲取山( 関東)

パーティ: 2人 (あし0316 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:後山林道は通り雨が強く吹いた後止む。2日目:雨ときどき曇り。

登山口へのアクセス

タクシー
その他: JR新宿発特別快速ホリデーおくたま1号6:46発(ホリデーあきがわ1号でもある)→武藏五日市7:55着 拝島行8:05発→拝島でホリデー快速おくたま3号→奥多摩駅9:17着
奥多摩駅前タクシー10:10→後山林道片倉橋前のゲート前10:45
6400円!
ちなみに帰路小袖川BS→奥多摩駅\627

この登山記録の行程

片倉橋ゲート前(10:55)・・・塩沢橋(11:56)・・・林道終点(13:10)・・・三条の湯(13:50)テント泊

三条の湯(6:45)・・・三条ダルミ(10:36)・・・雲取山(11:33)★休憩10分・・・
旧奥多摩小屋(12:35)・・・ブナ平(13:07)・・・七つ石山(13:28)・・・七つ石小屋(13:55)★WC休憩10・・・小袖川BS(16:09)


 

コース

総距離
約23.7km
累積標高差
上り約1,881m
下り約1,996m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

山岳会の新人と雲取山へ。奥多摩1号で尿意を催した相方が途中下車。終点で待っていようと決め込んだ自分も五日市駅に行ってしまうという失態。奥多摩行はも少し後ろの車両でした。
大笑いの旅が始まる。拝島で乗り換えたのは奥多摩3号。残念ながらこの時間では丹波行のバスはない。観光協会に行くと『奥多摩駅にはタクシーは1台だけ。どの辺にいるか電話してみたら?』とアドバイス頂く。まだ9時過ぎ。奥多摩ビジターセンターで作戦を練り直す。丹波天平から三条の湯へ6時間かけて向かう予定が、ピンチ。急きょ、後山林道経由で三条の湯へ行く。最悪11時のバスを覚悟していた。10時頃、貴重なタクシーが戻ってきた。奥多摩駅のタクシーは2台でフル回転中でした!今年は雨不足で奥多摩湖のドラム缶橋が通行止めなんだそうです。【後山林道】と指定したら、なんとゲート前の『片倉橋』まで入ってくださった。降車したとたんに、猛烈な雨。奥多摩駅では曇りだったが、ここは奥多摩山中。雨の恵みで『麦山の浮橋』の通行解除が早まりますように~。山歩きが趣味のドライバーさん、ありがとうございました♪ 慌ててレインウェアを着こみ、ザックカバーをかけ三条の湯へ歩く。沢沿いの道は快適。お喋りしながら、初めての後山林道を歩く。
迷うことなく1本道の舗装路を辿り、やがて三条沢沿いの薄暗い山道を進む。まもなく「テントが見えた」とはしゃぐ彼。あら、早かった。13時半到着。受付を済ませ、テントの設営。私は4回目の三条の湯。誘われるがままに飛龍山の石楠花を愛で、12月はステーキとケーキを持参した冬の宴会が懐かしい。何より、山奧の温泉は魅惑的。雨でちょっぴり冷えた身体を山の出湯で癒す。山メシに大喜びの相方。胃袋は掴んだぜ~(^^♪はしゃいで、ウイスキーストレート多飲の為、撃沈。まぁ、普段は世界中を飛び回って一生懸命働く企業戦士だから、ここで休息していただこう。
 本日、私は2度目の入浴。時間制で男女交代。ひとり浴槽に浸っていたら、女性が入ってきた。話出すと小屋のスタッフさんとのこと。『飛龍山の石楠花はいいね~。』と話しがはずむ。小屋の仕事頑張ってください。相方潰れたので、消灯9時が自主的に8時消灯となりました。チ~ン。

 2日目。8時間以上爆睡した二人。日々の疲れも取れ、5時過ぎて始動。朝食を食べ、7時前に出発。せっかちな山岳会の連中と違い、万事のんびりとしている彼。一緒に山を歩くのは今回が初めて。テントとシュラフが重い、という。シュラフは30年物のモンベル・5番。「!!」私のイスカも4年物だが軽くてコンパクト。小川テントのエアライズの前のモデルだという2人用テント。確かに私の使っているのと構造は一緒。企業努力の賜物でテントもシュラフも軽量化・コンパクトになっているんだね~。お互いの持ち物に軽く、カルチャーショックを受ける。

 三条ダルミまで長いのは知ってる。夕べの深酒が効いているのか、相方の出足が鈍い。こまめに休憩を取りながら、谷沿いの一本道を少しづつ進む。トイレは奥多摩避難小屋までない。一応、携帯トイレは持参したが、必要なかった。雨のおかげで濡れはするが暑くも寒くもなく歩き続ける。話は尽きない。山菜取りが趣味のお父さんを持つ相方はヤマヤではない。が、山の事に詳しい。知り合って半年。面白い人だ。本来の予定では岩登りに行く予定でいたが、指を痛めた私を気遣い、登山となった。それにしても、私の着ているレインウェアは機能を失っている。辛うじて、ミレーの下着の効果で低体温症にならずに済んでいるが、帰ったら買い替えます。
 そのうちに狭い山道を人とすれ違うようになった。雲取山荘から三条の湯へルートを取った人達だろう。標識も全く無いので、「三条の湯、こっちですよね?」と聞かれた。『ここは急峻で厳しいから全く知らないで入山すると心細いかも・・。』奥多摩は遭難者も多い理由が分かった様子。途中、本来の道が崩壊し、尾根をまたいで上がり降りするので時間はますます乏しくなる。やっと三条ダルミに出て、雲取山頂上へ、急な九十九折の道を登る。いつも思う。わかってはいるが、ここがキツイ。だが越えてしまえば頂上だ。見慣れた山頂の奥多摩避難小屋は改修工事中。トイレの場所が変わっていた。トイレといえば、相方。先に使うように勧めたら『トイレがあまりに汚い』と言って使わずに戻ってきた。頂上で富士山を心に思い描き、「晴れていたらこっちに富士山」と説明する。晴れていれば、最高だったんだけどね。記念撮影をし、鴨沢へ向かう。16時のバスを逃したら大変。地元の交通事情を呑み込んだ相方もスピードアップする。唐松の景色を楽しみながら、小雲取山へ。トイレと水の補給で七ツ石小屋へ向かう。途中、道沿いに岩を見つけると、二人で岩談義が始まる。
 ヨモギの頭の頂上に向かうのにまた急登が始まる。「まさか、またあんな登りが待っていると思わなかった」と相方。奥多摩の山は厳しいのよ。(笑) 3月で使命を果たした奥多摩小屋やブナ坂を過ぎ、建て替えたばかりの七ツ石神社の岩場に注目。七ツ石小屋への道標を頼りに歩くと水場を発見。
相方、500MLのペットボトル1本でしのごうというのは雨でも無理だろう。大喜びで水を補給する。次は七ッ石小屋でトイレ休憩。『とっても綺麗なトイレだった。♪』とご満足いただく。
小屋番さんのいる小屋のそばのトイレはどこも綺麗。ただ素直に感謝。チャイに心惹かれながらもバスの時刻は16:09。『頑張れば間に合うかも・・』ってことで、相方は底意地を見せてくれた。
堂所から、小袖の廃屋を過ぎ、「ガードレールが見えた」と《ゴールが近いんじゃないか》、と浮かれる相方。《ここからが勝負だから・・》と諫め、道路へ進路を取り、へアピンカーブを小走りで下っていく。『今、〇分』。ダメなら最終バス時刻までお喋りしようと腹をくくっていたら、3分前に鴨沢の先のバス停に到着。「やった~。」雨でびしょびしょになりながら、大いなる達成感を得た二人だった。さすがにこの時間、下山する人もあまりいない。乗車してから車内を汚さないように、ザックカバーやレインウェアを脱ぎ、スーパーの袋にしまう。
 奥多摩駅に到着。相方が嬉しそうに「東京行き、ちょっと待てば来るよ!」と報告。電車に乗る前にトイレを済ませ、各自飲み物を買うために自由行動。駅の二階の飲食店に足を踏み入れた。お洒落なショップだ。お薦めのコーヒーをテイクアウト。登山客を意識しながら、奥多摩駅もパワーアップ。
 『楽しい旅だったね~』と口にする。良い子の皆さん、電車に乗る前にトイレへ行きましょう。
奥多摩号に乗車する際は駆け込み乗車はおやめください。のんびりしてると武藏五日市に行ってしまいます。(笑)



 
 




 






 

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