行程・コース
天候
曇り時々晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
千葉県より京葉道路~首都高~中央道安曇野IC下車
三股・林道ゲート駐車場迄国道495から四季の里~無料駐車場 安曇野ICからは約17km40分位
トータル約4時間30分料金は片道¥6000位
この登山記録の行程
【1日目】
三股・林道ゲート(04:24)・・・三股(04:38)[休憩 2分]・・・標準点櫓跡(07:22)[休憩 2分]・・・前常念岳(09:13)[休憩 3分]・・・常念岳(10:35)[休憩 30分]・・・蝶ヶ岳三角点(14:04)[休憩 2分]・・・横尾分岐(14:11)・・・蝶ヶ岳(15:00)
【2日目】
蝶ヶ岳(05:35)・・・まめうち平(07:00)[休憩 4分]・・・三股(08:00)・・・三股・林道ゲート(08:12)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
長い梅雨が明け 1ヶ月ぶりの登山で山不足の解消に常念岳・蝶ヶ岳へ三股・林道ゲートよりテント泊で周回
テント装備含むザックの総重量15㎏を背負ってのこの周回の山行はかなりきつかった(^^;)
三股・林道ゲート横の駐車場は約70台駐車可能で無料。日曜の朝4時過ぎ前日の登山者と思いますが半分位は駐車してました。トイレもあり。
ゲートから平坦な道を15分程で三股登山相談所があり登山届を提出。
直ぐ蝶ヶ岳方面と常念岳方面への分岐です。
右側の常念岳方面へ。いきなりの急登です。地図上でも等高線が狭い長い樹林帯の急登。登りはじめて一時間で蝶ヶ岳迄この荷物で大丈夫かと弱気に・・・。
無理そうなら蝶ヶ岳は諦めて常念小屋迄で断念の第二案がよぎりました。
3時間位で標準点櫓跡を通過この辺りから大きめな花崗岩の岩登りです。初心者はお勧めできませんが、難易度が高いというより岩登りで体力を奪われるイメージ。荷物に重量があるので振られ、長い樹林帯の疲れた後だけにこたえました。後悪天候等の状況によってはマーカーが解りにくい所ありますので注意。実際少しコースアウトしてしまった所ありました。
ここまでの疲れで判断力が落ち、足をひねったり転倒する恐れもありそう。
そこは慎重にと言い聞かせながらゆっくり目に歩みを進めました。
振り返ると安曇野方面と遠くに八ヶ岳の眺めが曇り空でしたが綺麗で、シャクナゲ、チングルマが所々で綺麗に咲いていて心折れそうな身体の疲れを癒してくれました。
足場は常に岩の上を渡り歩くような感じでとにかく足に負担がかかります注意してください。
登山開始から約6時間で常念岳の山頂に登頂!残念ながらガスガスで槍・穂高は雲の中・・・。大天井岳方面の表銀座縦走路も一瞬だけ半分雲にかかった縦走路を見る事が出来たくらいであとは真っ白状態でした(泣)
蝶ヶ岳へ向かいます。常念岳からの急な下りからハイマツ帯の岩稜帯の稜線を慎重に進みます。
晴れていれば穂高方面を眺めながらの縦走はさぞ気持ちが良いのでしょうね。
そして鞍部から振り返ると迫力ある常念岳の堂々たる山塊が雲には覆われていましたがすばらしかった。
ここから難関の二山超えです。最初は樹林帯に入り蒸し暑い草木に覆われた道幅は細めの急登。
開けたハイマツ帯の稜線をずっと行くものだと思っていたのでこの樹林帯は応えました。
2592㍍のピークからはニッコウキスゲの群落でした。見事なニッコウキスゲを堪能して目の前にある蝶槍へ向かおうとしたその時、団体登山者のガイドさんが目の前に熊の親子がいると言う事で20分程その場で待機。お花畑の脇のハイマツが揺れていてそこに結構大きな熊が・・・。初めて遭遇しました。目の当たりにするとやはり怖いですね。蝶槍へ向かうトラバース道に近い事もありなかなか先を進める事が出来ませんでしたが、なんとか事なきを得ました。
蝶槍までは樹林帯の中の急登をつづら折れにひたすら登りその先は蝶ヶ岳まで緩やかな山並みの稜線アップダウンするとようやく蝶ヶ岳フュッテに到着。常念岳から途中熊の出没で足止めをくらいながらも約4時間位…。想像以上に蝶ヶ岳までの縦走は厳しく感じました。
山小屋でテント場の受付(¥1,000)と飲料水1L ¥200を購入してキャンプ場へ。
日曜日のキャンプ場利用者は1/3位で結構広くて平らな所も多く目の前に安曇野市が一望、左手には前常念岳から常念岳までの迫力の山塊と蝶ヶ岳フュッテ、右手には小高い丘のような所に蝶ヶ岳山頂で見晴も良かったです。
キャンプスペースは全然余裕で風もほとんどなく気温も寒すぎず暑すぎずで快適でした。夜はシャミース一枚羽織る位でちょうどいい感じでした。
テントの中から夜中2時~3時頃に外を眺めてみると一面の星空に感動!
テント泊ならではの夜の時間を楽しむことが出来ました。
残念ながら今回槍・穂高方面はほぼ一日中雲に覆われて姿を見る事は出来ませんでしたが、常念岳、朝のご来光は雲海の中から綺麗に眺め見る事が出来ました。
下山は蝶ヶ岳新道にて三股・林道ゲート迄約2時間30分位前常念へのルートに比べれば危険なところもなく比較的整備されていますが、こちらも負けず劣らずの急登です。中間地点辺りのまめうち平は緩やかな道でひと休み区間です。ゴジラのオブジェあり水場も豊富で安心して楽しめる登山道ですね。
人気なのも納得の蝶ヶ岳新道ルートでした。
心残りはなんといっても槍・穂高岳が最後まで見ることができなかったこと。
次回またリベンジしたいと思っています♪
フォトギャラリー:92枚
4:24
三股・林道ゲート駐車場(無料)
70台位駐車できます
4:38
10分位で三股 登山相談所
登山ポストはこちらにあります。
トイレもあります
シラビソの樹林帯
最初から急登です
ダテカンバやクマザサ帯に差し掛かり・・・
植生が低くなってきます。
正面に見える尖がった山は多分蝶槍。
更に更に急登の樹林帯の根っこ道
目の前に前常念岳
梯子有り 花崗岩の岩登りがはじまります。
前常念迄近いようで遠く感じました(・・;)
岩も大きめなのでなかなか進めません
マーカーも解りづらい所ありました。
ハクサンシャクナゲが癒してくれました
淡いピンク色してます
何とか避難小屋に到着!
後ろを振り返ると安曇野市方面この眺めです♪
9:13 前常念岳2662m山頂
先ほどのピンク色のシャクナゲとは白っぽいキバナシャクナゲ
ケルン
右側は常念小屋への分岐ポイント(現在廃道)
以前はここから常念小屋へトラバースできたようですが崩落などで現在通行できません
尾根道も岩岩です。
常念岳山頂部はガスッてます
右側に巻くようにハイマツ帯を進みます
ツマトリソウ
チングルマ
ウスユキソウ
ミヤマダイコンソウ
常念小屋と常念岳山頂への分岐
大天井岳方面の表銀座縦走路
ガレ岩の急登を少し登れば
10:35 常念岳2857m山頂登頂です♪
安曇野方面
残念ながらガスガス
穂高方面も雲に隠れて確認できず
クモマスミレ
蝶ヶ岳への縦走路
常念岳山頂から20分くらい下山するとガレバの鞍部。
振り返ると立派な常念岳
こんな道のりです
一旦樹林帯に入ります
シラビソ帯
今年の新芽が芽吹いていました
ミヤマカラマツ
振り返って雲に覆われた常念岳
ハクサンフウロ
ミヤマキンポウケ
ハクサンチドリ
蝶槍登場!
ニッコウキスゲ
周り一面に咲いてました
2592ピーク 広場になっていてニッコウキスゲ等お花畑に囲まれたピークです。
ここで熊の親子に遭遇しました(><;)
シュロソウ
デカタチドリ
お花畑から40分くらいで蝶槍山頂
この先は緩やかに稜線を進みます
14:04 蝶ヶ岳三角点
蝶ヶ岳の山頂にあるのではないのですね。
14:11 横尾分岐2625m
穂高方面
槍・穂高岳は雲の中((T_T))
本日の目指すゴール蝶ヶ岳ヒュッテ方面が見えてきました
雷鳥の親子発見!
チシマギキョウ
イワツメクサ
15:00 蝶ヶ岳ヒュッテ到着!
出発から10時間30分
もうクタクタ(^^;)
蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳
2677m蝶ヶ岳山頂部
こんな広場です
日の入り前19:00頃
今回これが最高に見えた瞬間(涙)
穂高方面
槍は最後まで確認できませんでした
日の入り前
今回のルート前常念と常念岳の稜線
早朝日の出前の4時頃
我が愛用のモンベル ステラリッジ2型
早朝の常念岳と我が家
穂高方面は残念ながら昨日に引き続きガスガス(><;)
丘の上にある蝶ヶ岳山頂部は良い展望台です♪
みなさん勢ぞろいで日の出を待ち構えます
と思ったら雲が・・・。
丁度蝶ヶ岳ヒュッテ辺りを滝雲のように覆いかぶさっていました。
雲海からのご来光!
テント場から常念岳も
右側に蝶ヶ岳山頂部
5:35 下山です
蝶ヶ岳新道より下山
安曇野方面すっかり日が昇り
コイワカガミ
シナノキンバイ
コバイケイソウ
三股と大滝山方面への分岐
急な木段が続きます
蝶沢2140m
三股迄4km
見納めの常念岳と前常念岳
ギンリョウソウ
こんな道のり
見上げるとシラビソの樹林帯が美しいです
標高2000㍍ 三股迄3.1km
まめうち平辺り
オニシモツケの群落と常念岳
名物のゴジラ
水場
つり橋
水量が豊富でした
8:00 三股分岐に帰ってきました
三股登山相談所 登山届ポスト
昨日は暗かった駐車場までの平坦な道を15分程行くと
8:12 三股・林道駐車場に到着!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け |
熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ |
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