行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
新穂高温泉(13:40)・・・笠新道登山口(14:40)[休憩 5分]・・・わさび平小屋(14:55)
【2日目】
わさび平小屋(05:20)・・・小池新道登山口(05:40)・・・秩父沢出合(06:25)[休憩 5分]・・・シシウドが原(07:35)[休憩 15分]・・・鏡平山荘(08:40)[休憩 25分]・・・弓折乗越(10:05)[休憩 20分]・・・双六小屋(11:30)[休憩 45分]・・・三俣山荘(14:50)
【3日目】
三俣山荘(06:30)・・・鷲羽岳(07:45)[休憩 10分]・・・三俣山荘(08:50)[休憩 60分]・・・巻道合流点(10:50)[休憩 5分]・・・黒部五郎小舎(12:10)
【4日目】
黒部五郎小舎(05:50)・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)(07:45)[休憩 40分]・・・黒部五郎小舎(09:55)[休憩 50分]・・・巻道合流点(12:10)[休憩 10分]・・・三俣蓮華岳(12:55)[休憩 20分]・・・双六小屋(14:50)
【5日目】
双六小屋(06:35)・・・弓折乗越(07:30)[休憩 20分]・・・鏡平山荘(08:20)[休憩 20分]・・・シシウドが原(09:10)[休憩 10分]・・・秩父沢出合(10:05)[休憩 15分]・・・小池新道登山口(10:55)・・・わさび平小屋(11:15)[休憩 45分]・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉(13:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年2回目の北アルプス。鷲羽岳、黒部五郎岳を巡る。
台風の影響で計画通の山行が出来なかったが、雷鳥に二度も出会うラッキーな場面もあり、
思い出に残る山行となった。
来年は、登れなかった山に再度挑戦したいと思う。
【一日目】
新宿から新穂高へ電車とバスを乗り継いで移動。新穂高センターから「わさび平小屋」へ向かう。林道の途中に風穴がいくつかあり、とても涼しい風が吹く。今日は「わさび平小屋」止まりなのでノンビリと歩を進める。景色が変わらず、あまり楽しくない歩きだ。「わさび平小屋」について、沢の水で冷やしたトマトとビールで一息つく。風呂に入り汗を流して、小屋のベンチで夕飯までの間、持参のウィスキーを呑みながらノンビリ過ごす。夕飯のメインは、鮎の塩焼き、とても美味しかった。
【二日目】
5時20分に出発し、20分ほどで小池新道登山口に到着。ここから本格的な登山道になる。少し歩くと岩稜帯に変化するが、整備されていて歩き安い。今日は天気が良く、とても暑いので秩父沢でクールダウン。秩父沢1時間ほどでシシウドが原に到着。ここからは焼岳、乗鞍岳を観る事が出来る。樹林帯のゆるやかな登山道を進み、鏡池に到着。雄大な槍:穂高連邦を眺め暫し写真撮影。陽が高くなっているので、「逆さ槍」うまく撮る事ができなかった。「鏡平山荘」でアイスコーヒーを飲み休憩。山小屋でアイスコーヒーが飲めるは最高だ。ここから弓折乗越まで急登が続く。弓折乗越からは緩やかな稜線で、1時間ほどで「双六小屋」に到着。カレーライスを食べて休憩。ここから巻道で「三俣山荘」へ向かう。一度下ってから登り返すが、下りきった地点に沢が流れているので、水を補給しつつクールダウン。歩き始めると、とたんに汗が噴き出る。涼しい風が吹くが汗を抑える程ではない。三俣蓮華岳への分岐からは、下りの登山道に変化する。小屋に入り夕飯までの間、景色を眺めながらウィスキーを呑んでノンビリ過ごす。夕飯は鹿肉のシチュー、臭みも無くとても美味しかった。
【三日目】
予報通りの雨。計画では鷲羽岳、水晶岳まで行く予定であったが計画を変更し、鷲羽岳をピストンで登る事にした。ガスの中、急登の登山道を黙々と上る。すると、山頂手前で雷鳥と遭遇。親子合わせて四羽いた...ラッキー。暫し脚を止めて写真撮影と観察。そこから10分程で鷲羽岳に到着。ガスで景色が見えないので、写真撮影を済まして「三俣山荘」まで下山。「三俣山荘」でコーヒーとケーとケーキを食す...人気のメニューらしい。ここから巻道を経由して「黒部五郎小舎」へ向かう。緩やかな斜面を登りきると雪渓が現れる。雪渓の上を渡り終えると更に登り、登り切ると平坦な登山道になる。巻道合流点(三俣蓮華岳への分岐)から緩やかな下り斜面となる。稜線からは雲ノ平、薬師岳などを観る事が出来る。2,661mの地点から下りに入り、少し歩くと標高差200mほどの岩稜帯の急斜面に変化する。所々で九十九折りになっているが、段差が高くスピードが出ない。「黒部五郎小舎」が見えてからもなかなか小屋に着かない。小屋に到着しザックを下ろして、初秋の風に吹かれながらノンビリと過ごす。暫くすると若者が黒部五郎岳から下りてきた。立山からテント泊で来ているとのこと。明朝、裏銀座から槍ヶ岳へ向かい上高地に下山するとの事。体力のある若者が羨ましい。一息ついた後、ウィスキーを呑みながら疲れを癒す。
【三日目】
6時前に小屋を出て黒部五郎岳を目指す。緩やかな登リを30分ほど歩くとカールの手前にたどり着く。ナナカマドが実を付けていて初秋を感じる。山頂方面はガスに包まれ、晴れる事を期待しつつ歩を進める。カールを斜めに渡りきると急登が現れる。登り切ると緩やかな稜線に変化する。時折、晴れ間が見えるが一瞬にしてガスに包まれる。稜線を進んで行くと岩稜になるが比較的歩きやすい。8時前に山頂に到着したが、ガスに包まれていて何も見えない。30分ほど待ったが、状況が変わらないので下山開始。急斜面を下り始めると山頂方面のガスが消えてきた...残念。小屋まで戻り、冷えたンゴを食べてエネルギーチャージし、「双六小屋」へ向かう。標高差200mほどの急登がキツイ。2,661mの地点までたどり着き小休止。涼しい風が吹いて気持ちが良い。巻道合流点から三俣蓮華岳へ向かうが、なかなか山頂が姿を現さない。双六岳への分岐にザックを置いて山頂へ向かう。三俣蓮華岳の山頂もガスに包まれて景色が望めない。双六方面も厚いガスに包まれているので、中道を通って「双六小屋」へ向かう。「双六小屋」に着く頃には気温がかなり下がっていて肌寒かった。夕食は名物の天ぷら...美味しくいただきました。疲れたので早めに就寝。
【四日目】
今日は新穂高に下山するだけなので、少し遅めの出発。小雨の降る中、鏡平を目指して進む。稜線まで進むとアップダウンはあるが比較的歩きやすい。弓折乗越の手前で、またまた雷鳥と出会う。天気の悪い日に出てくるらしいが、人間に慣れているのか、なかなか逃げないので写真を撮りつつ少し待機。雷鳥に2度も出会えてラッキーな山行だった。「鏡平小屋」でかき氷を食べて「わさび平小屋」まで下山。お昼ご飯を食べた後、激しい雨が降りだし、再びレインウェアを着て新穂高まで下山。新穂高センター裏の中崎山荘で温泉に入り、バスを乗り継ぎ帰路へ。
フォトギャラリー:80枚
新穂高センターから登山開始
ここから林道を歩く
風穴の涼しい風が気持ち良い
笠新道に到着
わさび平小屋に到着
冷えたトマトが美味しかった
わさび平小屋、夕食のメインは鮎
ここから本格的な登山道になる
最初の渡渉点
ソバナ
登山口から少し歩くと岩稜帯に変化する
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秩父沢出会に到着...水量が豊富だ
岩稜帯が続く
チボ岩
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シシウドヶ原に到着...暫し景色を堪能
シシウドヶ原から焼岳と乗鞍を望む
熊の踊り場...熊が出る?
鏡平まで5分
鏡池に到着
槍・穂高連峰一望出来る...逆さ槍見えず残念
鏡平小屋に到着...アイスコーヒーで暫し休憩
ゴマナ?
ミヤマリンドウ?
弓折乗越に到着
ミヤマリンドウ
綿毛姿のチングルマ
ミヤマトリカブト
巻道コースで三俣山荘を目指す
鷲羽岳が見えてきた
ハクサンフウロ
綿毛姿のチングルマ
三俣蓮華岳が見えてきた
三俣山荘を出発
小雨の中、鷲羽岳を目指す
ガスで山頂は見えず
トウヤクリンドウ
ガレ場の登山道が続く
イワツメクサ?
雷鳥と出会う
親子4羽で朝ご飯?
親鳥が警戒しているようだ
標高2,924m鷲羽岳に到着
山頂はガスに包まれている
巻道から黒部五郎小舎へ向かう
まだ雪渓が残っていた
岩場をトラバース
ニリンソウ
ニリンソウ
アキノミヤマキリンソウ?
ウサギギク
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稜線にシャクナゲ
黒部五郎岳
夕方、笠ヶ岳が見えた
夕日の染まる薬師岳
カールまで登ったがガスで山頂は見えず
実を付けたナナカマド...秋の気配
正面に見える九十九折の登山道を登り稜線へ
ガレ場の急登が稜線まで続く
標高2,840m黒部五郎岳に到着
ガスで何も見えない
下山し始めると晴れてきた...残念
黒部五郎小舎を出発
標高差200m程の急登を登る
急登を登り少し進むと双六へ続く稜線が見えてくる
鷲羽岳・水晶岳
雲ノ平山荘が見えた
三俣蓮華岳が見えてきた
標高2,841m三俣蓮華岳に到着
双六小屋を出発
弓折乗越で雷鳥に出会う
二羽いた
少し待っていると登っていった
鏡小平小屋でかき氷を食す...美味しかった
鏡池もガスの中
イタドリヶ原まで下山
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー |
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