(ハンノキ尾根)六ツ石山〜七ツ石山(アカザス尾根)ワンデイハイク
榛ノ木ハンノキ尾根、六ツ石山、鷹ノ巣山、高丸山、七ツ石山、赤指山、大平山(尾平山)、赤指アカザス尾根( 関東)
パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )
榛ノ木ハンノキ尾根、六ツ石山、鷹ノ巣山、高丸山、七ツ石山、赤指山、大平山(尾平山)、赤指アカザス尾根( 関東)
パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )
曇りのち晴れ、14時前から雨、ときおり強く降る。
その他:
行き_
新宿駅04:54から乗り継いで06:52奥多摩駅07:00(西東京バス・鴨沢西行き)~07:15奥多摩湖バス停
帰り_
留浦バス停16:08(+4分、西東京バス奥多摩駅行き)~16:40ごろ奥多摩駅
(丸ガッコ内は地理院地図表記)
07:59~奥多摩湖バス停スタート
08:03~水根バス停
08:24~水根産土神社(700m付近の神社マーク)
08:47~風ノ神土(989m付近)~08:50
09:15~トオノクボ(境からの登山道合流点)~09:18
09:40~六ツ石山~09:51
10:26~城山
10:43~水根山(P1620m)
11:01~鷹ノ巣山~11:03
11:14~鷹ノ巣避難小屋~11:44
12:03~日蔭名栗山
12:20~高丸山~12:23
12:37~赤指尾根分岐(P1704m下部)
12:57~七ツ石山~13:04
13:22~赤指尾根分岐
13:48~最初の峰谷への分岐(P1364m南東)
13:56~二番目の峰谷への分岐
14:05~「赤指山最高所」の標識~14:09
14:10~赤指山
14:18~林道に出る~14:22
14:39~林道から赤指尾根下部への分岐点~14:41
15:02~大平山北峰(P1104m)~15:05
16:08~留浦バス停
前週の大渋滞に懲りて人の少なそうなコースを歩いてきた。下降路に選んだ赤指アカザス尾根は、赤指山のピークを踏んだあと林道を峰谷へ向かわずにまっすぐ留浦トヅラ集落まで降ってみた。
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○ 概略
コースは一般登山道で問題はない。ただ、下降で踏みこんだ大平山(尾平山)を経由して留浦への山道は荒廃しており、雨降りもあって苦労した。
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○ 榛ノ木尾根を六ツ石山へ
トイレのある奥多摩湖バス停で降り、準備を整えてから水根バス停へ戻る。廃業した様子のレストランわき(写真1)から1kmほどの車道歩きの案内ははっきりしている。
夜半まで雨があったのだろう、道は濡れている。榛ノ木尾根は奥多摩三大急登に挙がることも多いようだが、バス停からトオノクボまで距離3km・標高差750mは予想より短く感じた。
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○ 七ツ石山まで
城山をこえるあたりから雲量は多いものの陽がさす。防火のために左右が開かれた尾根は山本来の姿ではないかもしれないが、明るくて気持ちが良い。鷹ノ巣山への登りが足元が安定せず苦労する。避難小屋に着くころには日なたはほとんど乾いていた。
小屋で食事をとり一服し、登降を繰り返しながら七ツ石山到着が13時。西から黒い雲が近づいているので天気は崩れそうだ。休憩もそこそこに赤指尾根への分岐点(写真18)まで戻った。
ちなみにこの日、すれ違ったのはスタートから避難小屋間でハイカーが4人、高丸山~七ツ石山間でランナーが4人だった。
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○ 赤指山まで
「峰谷」への道標にしたがって降りはじめる。ガスが出はじめ降るにつれて濃くなり、やがて雨が落ち始める。あっという間に本降りになった。ザックにカバーだけつけ、雨具は着込まず歩き続けることにする。道中で2回、峰谷へ降りる道標(写真22)を見送りまっすぐ尾根をゆく。赤指山のピークを踏みそのまま直進、10分ほどで林道に出た。
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○ 赤指尾根末端
天候が悪いのだから止めておけばよいのに、長々と林道を歩くのはゴメンだと留浦へ降りるプランは変更しないことにする。20分の林道歩きを経て下降地点へ。荒れてはいるが踏み跡は明瞭にあり、視界の範囲でピンクテープが何本もぶら下がっている(写真25)。ただしこのピンテは途中で峰集落へ下っていったから林業関係のものだろう。
1104mピークへの登り返しがなかなか剣呑で、急斜面につけられたトレイルは半ば崩壊して足元が怪しい。左手にビニール袋で覆ったスマホをもったまま、左手首を岩にかけ右手をのばして立木にかけようとしたときだった。つかみ損ねてバランスを崩し、右脚が滑った。そのまま落ちたが、保険をかけておいた2m下の2本の立木に引っかかった。右へ落ちたのに左手と左足首を打ちつけたのは半回転したのだろう。降雨のなか泥だらけになったが、幸い歩行に支障はなかった。もしかして部分的に獣道をたどったのかもしれない。這い上がった1104mピークには大(尾)平山の標識があった(写真26)。
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○ エピローグ
方向転換して留浦を目指す。傾斜がキツく踏み跡はますます荒れていたから、1074.6m三角点を経由して小留浦コトヅラへ降りる道がまだましだったかもしれない。が、歩いていないのだから確かなことは言えない。
この道が不思議なのは、むかしはさかんに登り降りされた痕跡が残ることだ。人の多い登山道なみに深く凹んでおり(写真27)、ところによってそれが二条になる。そういえば某製紙会社の所有林をしめす古い看板を何回か見たが、関係があるのだろうか。
今やその凹みは大小の枝で埋まり雨に洗われ、非常に歩きにくい。両サイドの凸部分を選ぶとザレており、頼りの木の根が濡れているから、どっちもどっちである。留浦まで2kmばかりなのにとても遠く感じた。
集落の屋根が見えてからも不明瞭だった。真っ直ぐは獣よけのネットがあり降りられない。左にまわりこみ、沢状をたどって墓所の脇へ降り、やっと人の歩く道に出た。
集落の小道を通らせてもらい青梅街道まで20mのところで、前方の民家の間にバスがぬっと頭を出したのには驚いた。駆け出して飛び乗れたのはバス停にハイカーが一人いたからで、おかげで止まってくれたのだ。もっといえばバスの定刻は16時04分らしく、遅延していたから乗れたのだが。次はいきなり2時間後の18時台、危ないところだった。
乗ったはいいが財布をすぐには取り出せない。運転手さんに降りるときに精算させてくださいと声をかけ、席は空いていたが泥だらけなので通路後方のステップに腰かける。ザックの雨蓋からまずはウェットティッシュをとりだし指先を拭い、財布とマスクをひっぱり出す。奥多摩駅でぜんぶ着替えてやっと人心地がした。
(了)
【その他】 CMP Rigel Low ハイキングシューズ。テスラのタイツにモンベルのショートパンツ。テスラの速乾性長袖シャツ、ペツルのヘルメット、ブラックダイヤモンドのハーフフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターにモンベルのギアホルダーを外付け、モンベルの雨具上下・ウインドブレーカー・ロールペーパー・ヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・地図、キャメルバックのハイドレーションに水2L、コンビニおにぎりとカロリーメイト、下山後の着替え一式、サンダル。スタート時重量6.5kg。 |
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