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2021GWの八ヶ岳 麦草峠からニュウ、東天狗周回

北八ヶ岳 ニュウ、東天狗( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (アルディ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 麦草峠に車中前泊をしました。
友人の安さんとのんびり星空を眺めながら食事をしようとミニテーブルを持っていきましたが積雪を吹き渡る風は非常に冷たく、ロマン溢れる計画は10分で中止の判断がなされました。結局、車にこもって静かに食事をしてお酒を飲みました。
麦草峠の駐車場は山小屋泊の人の車と思われる車が数台くらい停まっていました。朝起きてみるともう5,6台増えていたという感じです。通常のGWならばもっと混んでいるのでしょう。
トイレは綺麗で、温便座もありました。清掃してくださっている方々に感謝です。

この登山記録の行程

麦草峠駐車場(5:16)・・・白駒池(6:00)・・・ニュウ(7:10)・・・中山峠(8:22)・・・東天狗(9:25)・・・天狗の奥庭への分岐(10:12)・・・天狗の奥庭(10:49)・・・黒百合ヒュッテ(11:10、、休憩、12:10発)・・・中山峠(12:14)・・・中山(12:39)・・・中山展望台(12:46)・・・高見石小屋(13:32、休憩、14:45出発)・・・丸山(14:02)・・・麦草ヒュッテ(15:05)・・・麦草峠駐車場(15:11)

コース

総距離
約14.0km
累積標高差
上り約1,020m
下り約1,020m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

2021年GWで唯一の一日快晴の日に当たりました。天候は最高でしたが、2600メートルの山なので、稜線に出ると風はそれなりに強く吹いていました。ほとんど全面アイゼンが必要な道でした。我々は軽アイゼンで行きましたが、10本爪のアイゼンを付けるべき所もありました。
中山峠から東天狗の間の急斜面、東天狗から西天狗の間の西天狗直下の急斜面は軽アイゼンでは厳しい状況でした。(そのため、下りでも同じ道を取らないといけない西天狗は諦めることになりました)GWの八ヶ岳は10本アイゼン必須でした。
今回は晴れていましたが、3日に登った人は暴風だったと言っていましたので、この時期の2000m級以上の山は天候によっては厳しい冬山になるということを認識して登る必要があります。
下りに使った天狗の奥庭は大きな石を飛び石のように進んでいくコースで、僕は面白いなあと感じて楽しんでいましたが、結構距離がありますので慣れてない人はかなり体力を消耗させられたようです。
雪が解けると、麦草峠から周回するこのコースは本格登山気分を味わえてとても良いコースだと思います。森林の美しさとアルペンムードが同時に味わえるコースです。
ファミリーで行くならニュウまで行って引き返して、白駒池を1周しても楽しいと思います。


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フォトギャラリー:49枚

夕方、麦草峠の駐車場に入ります。
優雅に星を見てウィスキーでも飲む計画があまりの寒さに中止

トイレはとても綺麗です。
清掃してくださっている方々に感謝します。

翌朝、5時20分
さあ出発 寒いです!

麦草ヒュッテの入り口に登山届のポストがあります

こんな感じの歩き始め
美しい草原の中を少し歩きます

白駒池に行く間にだんだんこんな雪道になってきて

白駒池への分岐を過ぎたあたりから斜面が現れ、

もうアイゼン付けないと無理だわ
(ここまで一緒に歩いていたカップルはアイゼンなくて諦めて帰っていました。きちんと登山の格好をして朝の6時前に歩いていたのに、、どこからいらっしゃったんだろう?)

白駒池に到着 もうあんなに朝日が昇ってる 美しい河畔 登山しないでこういうところで一日過ごしてもいいよね

白駒湿原 美しいところだ

湖畔の道から分かれてニュウに向けて山に入っていきます。ここはニュウの森。トトロの森、みたいだ。

稲子湯方面との分岐を過ぎると

意外とあっさりとニュウに到着
ひと登りしたら着きました、という感じです

山頂からこれから向かう天狗たちが見えた! 本当にあんな所まで行けるのかね?

暫く進んでニュウを振り返って見えるところがある。「ニュウ」って確かに「乳」みたい

歩いてきた白駒池も綺麗に見える
初夏の晴れた日に贅沢な景色を目に写す

天狗たちが徐々に近づいて来る
しかし、本当に登れるのかなあ

だいたいずっとこんな感じで積雪があります。ほとんどの道が軽アイゼンかチェーンスパイクが歩きやすいと思います。ただし、10本爪以上のアイゼン必須の所が何箇所かあります(後述)

にゅうから南東に進んで最初の分岐に到着

その先に東天狗、西天狗が綺麗に見えるスポットがあります。
あそこまであと一時間くらいで行けるなんて、人間の歩く速さって凄いよね、と改めて思う。

中山峠に到着
このまま天狗岳迄行きます

最後の方で西側が切れ落ちた急斜面がある。急斜面の雪道なので滑落リスクが頭をよぎる。慎重に少しずつ進む
西側(写真の左側)が雪解けが進み雪庇のようになっている。歩いている途中に雪庇が崩壊したら西の崖に落ちて即死だなあと想像すると怖い

上の写メを西側の下の方から見るとこんな感じ 西側は切れ落ちていて滑ったら多分落ちて死にそう
下手な僕の写真だと全く怖さが分からない

その後は特に危ないところはなく、無事に東天狗岳に登頂!

西天狗に行こうと直下まで来たものの、急斜面のアイスバーンを見て断念
軽アイゼンの僕らは滑落して他の人にぶつかるリスクがあるので諦める

東天狗まで登り返し、中山峠方面に少し戻ると天狗の奥庭への分岐ある
先ほどの雪庇のような急斜面を下ることを避け、奥庭コースを選択

この天狗の奥庭は、いかにも天狗が跳ねていそうな大きな岩がハイマツの間に配列されている。

「ここは天狗の奥庭」という標識がある

このコースは人によってはかなり体力を消耗させられるようだ
安さんもお疲れ気味

ようやくすり鉢池に到着
凍ってます。

すり鉢池を過ぎて急坂を下ると黒百合ヒュッテに到着 お昼にしよう

安さんは最近品切れのジョッキ缶ビールを二本も抱えて持ってきてくれていた。あんたは素晴らしい!

ランチはセブンのつけ麺
重いし嵩張るし、これほど山弁当に向いていない商品はない。
しかし、思った通り、濃い魚介スープは疲れた体にガツンと来る

黒百合ヒュッテ前でのんびりして最後一頑張りスタート
テント場は噂通りぬかるんでる。板の貸し出しがあるので何とかテントを張れている。

樹林帯の中はだいたいこんな感じです

中山を通過

中山の先に中山展望台がある
広ーい所に岩がゴロゴロあって景色が臨める
お弁当食べにここをゴールにしても気持ちのいい所
登山は必ずしもピークを目指す必要はないだろう

高見石小屋に到着
テラス席が気持ち良さそう

あと一踏ん張り
まだまだ雪の道

最後のピーク、丸山に到着
あとは下るだけ楽だね、と思ったけど、このあと急斜面で軽アイゼンの僕らはなかなか進まない

急斜面が伝わりませんがなかなか厳しい下りです。一歩一歩滑らないように注意がいるのでやたら時間がかかる

ようやく麦草峠に到着
明るい昼に歩くととても爽やかな高原です

下山の瞬間の解放感がたまらない

おまけ 下山後に泊まった宿
湖畔の温泉宿蓼科 オーナー夫婦がとても感じが良く小綺麗な良い宿です

蓼科湖の目の前にあります

宿の朝食 焼き立てパンがウリです。美味しかった。

おまけ2  晩御飯を食べた焼肉屋さん
「蓼科牛いっとう」
一頭買いで仕入れている、という意味でしょうね

値段は結構お高め

でも味は抜群です! 美味しかった。いつも混んでるので要予約みたいです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア レインウェア 登山靴 バックパック
スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ グローブ サングラス 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 ナイフ ツエルト 健康保険証
ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 ライター アウターウェア

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登った山

高見石

高見石

2,225m

にゅう

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