行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
韮崎駅から瑞牆山荘までバスで75分(1,060円)。土曜日は特に利用者が多いようで、乗車率200%で私は立ってました。
この登山記録の行程
【1日目】
瑞牆山荘(10:10)・・・富士見平小屋(10:50)・・・瑞牆山(12:40)[休憩 10分]・・・富士見平小屋(14:10)[休憩 40分]・・・大日小屋(15:40)
【2日目】
大日小屋(06:00)・・・大日岩(06:30)[休憩 15分]・・・砂払ノ頭(07:45)・・・金峰山(08:40)[休憩 10分]・・・朝日岳(10:00)・・・朝日峠(10:25)・・・大弛峠(11:00)[休憩 30分]・・・国師ヶ岳(12:45)[休憩 30分]・・・国師のタル(14:30)・・・東梓(15:10)・・・両門ノ頭(15:45)[休憩 5分]・・・甲武信岳(18:15)・・・甲武信小屋(18:30)
【3日目】
甲武信小屋(07:20)・・・巻き道分岐(07:35)・・・巻き道分岐(07:50)・・・笹平(破風山)避難小屋(08:40)・・・西破風山(09:40)・・・雁坂嶺(10:55)・・・雁坂峠(11:15)[休憩 15分]・・・料金所(13:10)・・・雁坂峠入口(13:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2泊3日で瑞牆山、金峰山、甲武信岳をはしごしてみました。昨年秋に甲武信岳小屋に泊まった時に、西の方に楽しそうな尾根道があるな、と目を付けていました。5月にしては珍しい快晴続きの中、ひたすらに稜線を辿る山旅を味わいました。
・瑞牆山は眺めて美しく、登って楽しい名山。奥秩父では珍しい岩峰の連なり。頂上はちと恐い、切り立った岩の上からのパノラマは、一見の価値あり。
・全般的に登山道はとてもよく整備されていて歩きやすい。
・富士見平小屋は素晴らしいです。中でもテント場が広大ですごく整備されてる。コーヒーとバラジャムのクラッカーご馳走さまでした。
・テントを担いで瑞牆山を登ってしまいましたが、富士見平小屋にデポしておくべきでした。2日目、足にかなりダメージが残ってしまった。
・大日小屋は噂通り、中々味のあるところでした。富士見平小屋で受付した時に、「過酷な場所」(水場なし、トイレなし、建物老朽化、管理人不在)だからやめておいた方が良いと言われたのですが・・・。2日目のことを考えて、1時間でも先に進むことを選択しました。大日小屋のテント場はとても狭いものの、幸い利用者は私のほかに1人だけ。深い森の中の川縁に立地しており、川のせせらぎが心地よいです。2日目に備えて早寝しましたが、余り熟睡できませんでした。
・テントは夜露でびしょ濡れに。陽光が森に遮られるので早朝の冷え込みも厳しい。水分で重たくなったテントとタオルをザックに突っ込んで、2日目をスタートしましたが、この重量増が後でじわじわ効いてきました。
・5月は気温も低く、水の消費が抑えられるので、携行する水の量も少なめにできました。夏場は水の確保が大変そうです。
・大日岩の麓にザックを置いての岩登りは最高に楽しい。雨の日は恐くて無理です。
・森林限界を超えてから金峰山への登りは、岩場続きで楽しめます。
・朝日岳の辺りで疲労から脚が重たくなり、標準タイムを大きく割り込む状態。普段は休憩は取りませんが、大弛峠で休みながら回復を計ります。国師ヶ岳への到着が予定よりかなり遅れたため、引き返して大弛峠で一泊するか迷いました。標準タイムで行けば、日没の1時間前には甲武信岳小屋に着く計算。散々迷った挙句、弱音は捨てて、標準タイムを遵守して進むことに決めました。(安全の面では赤点ですが。)
・国師が岳から甲武信岳まで尾根伝いとはいえ、大部分は深い森、眺めに乏しい中、アップダウンを嫌と言うほど繰り返します。危険個所は多くはないものの、滑落したらお亡くなりなポイントはいくつもあり、神経を尖らせながら進みます。それにしてもこの辺りの登山道はとても良い状態。地元の方に感謝です。
・両門の頭の絶壁からの眺望を楽しみながら最後の休憩。水を移し替えている時に、たまたま開けていたザックの中に水をこぼしたのですが、それがあるものを直撃していて後でハマりました。
・甲武信岳西のガレ場を登り切って振り返ると、夕陽がこれまで歩いて来た縦走路を照らしていました。
・小屋で手続して19:00にテント設営開始、フラフラの状況で、気温5C以下?冷えてます。
・寒さに震えながら夕食用に湯を沸かそうとしたら・・・バーナーが着火しない。フリントが水で湿気ている!焦りました。
・震えが止まらぬ中寝袋に飛び込みます。いざとなったらホッカイロの出番か、と思っていたら、間もなく心地よい眠りに落ち、朝まで熟睡でした。
・甲武信岳小屋のテント場は陽当たりも良く、とても整備されていてありがたい。
・3日目の早朝、テント撤収前の身軽な身体で、甲武信岳へ。見渡す限りの山。西を振り返ると遥か瑞牆山から連なる縦走路。美しい。
・テントを畳んだら東の雁坂峠に向かいます。アップダウンを繰り返しながら尾根道をひたすら進みます。平日なので人は少なめでした。
・振り返ると、鶏冠尾根が美しい。
・早々に雁坂峠に到着。ベンチに腰掛けて食事をとりながら、しばし他の登山者と歓談。
・ここから雁峠に向かうか迷いましたが、足の疲労も少し気になったので、西澤渓谷に下山することに。
・後は楽な下山と思いきや、このルート結構怖い。渡渉箇所が数か所あったり、切り立った絶壁をかなりの距離歩かされたり。落差の激しい渓谷は、季節を問わずとても美しい。
・やがて舗装された林道へ。かなり歩かされた後、最後は道の駅みとみの前に出るのはとても便利。道の駅の建物の前にバス停(平日は本数少ないので注意)があるので、美味しい食事を頂いて、土産物を物色しながらのんびり。バスで山梨市駅へ。
総括:今年の登り初めでしたが、トレーニング不足を露呈。1日目に少し頑張り過ぎてしまい、2日目は睡眠不足も相まって足取りが重く難儀しました。事前の体力作りが十分に出来ていれば、もう少し楽しめたかも。とはいえ、天候に恵まれて最高の稜線伝いを満喫した三日間だった。
知人によると、富士見平小屋と金峰山小屋は、どちらも食事が美味しいそうです。今回は食事とテントを担いでの体力テストがコンセプトでしたが、小屋泊まりで荷物を軽くして行くのをお勧めします。
フォトギャラリー:18枚
金峰山のシンボル五丈岩
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
| グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ナイフ | 健康保険証 |
| ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
| GPS機器 | 燃料 | カップ | |||
| 【その他】 スマートフォン、予備バッテリー | |||||




