(石尾根縦走)雲取山、長沢山、天祖山(日原)37km 3700mのワンデイハイク
石尾根、六ツ石山、鷹ノ巣山、日蔭名栗山、高丸山、七ツ石山、雲取山、(芋ノ木ドッケ)、長沢山、天祖山( 関東)
パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )
石尾根、六ツ石山、鷹ノ巣山、日蔭名栗山、高丸山、七ツ石山、雲取山、(芋ノ木ドッケ)、長沢山、天祖山( 関東)
パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )
曇天。ごくまれに日が射し、にわか雨(小雨)が降る。
その他:
行き_新宿駅04:54から乗り継いで06:52奥多摩駅
帰り_東日原バス停18:52から乗り継いで21:16新宿駅
奥多摩駅(07:24)・・・三ノ木戸山分岐・・・六ツ石山分岐・・・六ツ石山(09:08)[休憩 3分]・・・六ツ石山分岐・・・水根山・・・縦走路分岐・・・鷹ノ巣山(10:14)・・・巳ノ戸の大クビレ(10:26)[休憩 18分]・・・千本ツツジ・・・七ツ石山(11:52)[休憩 2分]・・・ブナ坂・・・雲取奥多摩小屋・・・小雲取山・・・雲取山(12:48)[休憩 5分]・・・雲取山荘(13:07)[休憩 17分]・・・大ダワ・・・芋ノ木ドッケ(14:00)[休憩 15分]・・・桂谷ノ頭・・・長沢山(15:00)[休憩 3分]・・・分岐(15:20)[休憩 3分]・・・梯子坂のクビレ・・・天祖山(16:02)[休憩 3分]・・・天神神社・・・八丁橋(17:16)[休憩 5分]・・・小川谷橋・・・東日原(17:51)
先週に続き「長く速く歩いてみよう」。
最後の2時間は下半身のクッションを失いガタガタと降った先週。しかし実際のところ、それほどダメージが残らなかった。もういっぺん体をいじめるために長駆のハイキングを試みた。
アプリ"Geographica"によれば距離が37.0kmの登り累積は3695m。
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○ 奥多摩駅をスタートして六ツ石までの登りは総じて傾斜がゆるい。六ツ石~水根山は平坦だといえる。鷹ノ巣へのザレた登りでまずひと仕事、鷹ノ巣避難小屋で休憩をとったあとの日陰名栗への登りがこたえる。高丸山への急斜面で脚はおおいに削られる。ここまでハイカーよりランナーのほうが多い。今日はかなり走力のあるランナーに抜かれ・すれちがった。気持ち良さそうに走り去ってゆく姿を眺めるのはこちらも楽しかった。
七ツ石以降はP1812(ヨモギの頭)・小雲取・雲取山頂へと何度か小刻みに脚を使う。ポピュラールートに入り「あまり登れないランナー」の集団に追いつく。トレイルが幅広なので、平坦で走って抜かれる・登りで追いつき追い抜く、の展開でも問題なかったがおそらくリーダーさんが休憩を入れてくださったのだろう、奥多摩小屋跡手前で姿を見なくなった。電池残量50%みたいな状態で雲取山荘へ降りる。
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○ 山荘のベンチで休憩後、芋ノ木ドッケへの分岐を見つけられず白岩山へ向かい登り返すルートを歩いてしまった。なので芋ノ木のピークは踏んでいない。東日原バス停17時22分のバスに間に合うのではないかと見当違いをし、ダレて一服休憩が多くなる。
長沢背稜は平坦で速く移動できるイメージが強いが、芋ノ木~長沢山区間は稜線伝いにゆきそうは問屋が卸してくれない。水松山手前の分岐にあった天祖山への通行止めの警告ととおせんぼロープは撤去されていた。
下降路、梯子坂のクビレまで自然林のなかの傾斜のゆるいトレイルを気持ちよく歩く。ところがクビレから天祖山への登り返しがキツかった。200m程度の登りだが泣きながら帰りたくなるレベル★★★★、この尾根を降るなら注意を要する。
だいぶ遅れたのを自覚してピッチを上げようとするが、天祖山以降も岩の上を歩いたり・急斜面を降ったりで思うようにはかどらない。ひと雨あった様子で濡れているからなおさらだった。17時台のバスをあきらめ終バスの一択となり、あとは淡々と歩いた。
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○ 東日原にやってきたのはミニバスではなく大きなやつだった(車掌さんによれば「これは中型」とのこと)。あのバスじゃ20人ちょっとしか乗せられない、これだと50人以上いけるからね。という話を聞きながら、ならば山に戻ってくる人が増えているのだろうなと想像した。
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● 二週続けて年寄りの冷や水なハイキングを試みた。意外なことに限界ギリギリまで追い込まれることはなく、歩行能力が向上したらしいことは素直にうれしい。いっぽう、疲労で意識が明瞭を保てない状態でどのくらいパフォーマンスできるか、わからずじまいだった。いい具合に枯れはじめるどころか、かえって生臭くなっているかもしれないのが心配だ。
" 馬と人は次第に一体にならざるを得なかった。耳は本能的におのれの馬の蹄の音だけを聞いている。鉄の釘一本ゆるんでも、きき分ける耳になってゆくのだ。弱い馬はちょっと無理をすると、腱を腫らして跛行した。一日、二日、持ち主は馬を曳いて、歩いて行軍した。夜は寝もせず馬の脚をこすり、また冷やしてやった。不眠と疲労に朦朧となった眼が、ぐるりの重畳たる山貌だけを茫とかんじながら歩いている。鞍の重みだけを乗せた馬は、やっとたてがみにつかまっている兵隊を引き摺るようにして歩いた。”
『雲と植物の世界』、伊藤桂一、1952
(了)
【その他】 ラ・スポルティーバのウルトララプター。タイツにモンベルのショートパンツ。終始モンベルのメリノウール1枚、モンベルのキャップ、ブラックダイヤモンドのハーフフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターにモンベルのギアホルダーを外付け、ココヘリ発信機・ヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・雨具・ウインドブレーカー・ロールペーパー。キャメルバックのハイドレーション2L+麦茶0.5L・菓子パンみっつ・非常食・下山後の着替え一式・サンダル。スタート時重量7.0kg。 |
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