行程・コース
天候
7/30(金)曇り時々晴れ、午後小雨。 7/31(土)晴れ時々くもり。 8/1(日)曇り/晴れ、午後雷雨。 8/2(月)快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
新宿発 23:00 毎日アルペン号にて折立へ。
この登山記録の行程
【1日目】
折立(07:15)・・・三角点(09:40)・・・太郎平小屋(13:00)
小笠原高気圧安定せず、天気予報ではずっと変な天気。今年も台風通過後の山行となった。
折立は、駐車場のみ。キャンプ場があったが、閉鎖されていた。
最初から、樹林の中の急登。暑かったが、曇っていたためか、いつものようにばてることもなく、順調に高度を稼ぐ。今までの教訓から、給水をこまめに行ったためか、脱水症状も起こさず、順調であったが、久しぶりの山行だったためか肩が痛い。
最後は、気持ちの良い笹原の高原を1時間半くらい登って、太郎平着。最後、ちょっと雨がぱらついたが、雨具を出すほどでもなかった。しかし、小屋に着いた直後から、本格的に降り出した。
学生時代に薬師岳を通過した時も、雷を伴う大雨だった。太郎平の記憶もほとんど無く、初めて来たところのように感じた。
珈琲を淹れ、おやつのカステラを頬張る。夕飯は、α米半分、レトルトカレー、ウィンナーソーセージ、きゅうり。
【2日目】
太郎平小屋(05:30)・・・薬師沢小屋(08:05)[休憩 35分]・・・アラスカ庭園(12:45)[休憩 10分]・・・祖母岳分岐・・・雲ノ平(14:00)
3時頃から、出発準備の人達がうるさくて寝ていられない。ドタドタ歩く、鈴を鳴らす、靴を鳴らす等など。いつも思うが、小屋止まりの人たちにマナーは無い。
そんなこんなで、4時起床。昨夜の残り半分のα米に、乾燥親子丼を戻したものをかけて食べる。そこそこ食べられたが、食料計画全般を見直す必要がありそうだ。ちょっと時代遅れかな?
昨夜の予報では、今日一日、曇りや雨であったが、予想外に良い天気。日の出はダメだったが、時間と共に青空が出てきた。ダラダラと降って、第一渡渉点着。沢沿いを登ってみると、イワナがいるじゃないですか!薬師沢のかなり上流部に当たる位置なのに!
順調に薬師沢小屋まで降り、奥の廊下を少し遡上してみる。岩陰からすぐにイワナが出てくる。
小屋に人に聞いたら、漁協に所属してないため釣り放題との事でした。釣り人はいない様子でした。
小屋の前の吊り橋を渡り、いよいよ雲の平への登り。急登とは聞いていたが、滑りやすい岩の重なりをほぼ直登。沢なのか道なのか。思ったほど暑くなく、ヘロヘロになりながらも順調に高度を稼ぎ、アラスカ庭園までは予定通り。この辺りで、一時的であったが雨がぽつりぽつり。ゆっくりとお花畑の中の木道を行く。
雲の平山荘の外観は、昔見た五色ヶ原山荘にそっくり。ちょっとヨーロッパアルプスの山荘を思わせる感じだった。いつものごとく、空腹なのに食欲なし。今回は、あまり暑くなかったせいか、こまめな水分補給を行なったためか、脱水症状はなかった。コーヒーを淹れ、行動食を食べる。
夕焼けが見られるかもと思い、テラスで小屋の人たちとしばらく話す。NTTの携帯電話は圏外となってしまうことを話したら、祖母岳に登ると通じるとの事。ダラダラと登って、家族に無事のメールを送る。
胃腸薬を飲み、少し元気になったところで、夕食。α米の五目ご飯の予定であったが、非常用のラーメンに変更し、早々に就寝。
【3日目】
雲ノ平(05:30)・・・雲ノ平キャンプ場分岐・・・祖父岳分岐・・・祖父岳(07:27)・・・岩苔乗越(08:20)[休憩 10分]・・・ワリモ北分岐・・・鷲羽岳(10:25)[休憩 20分]・・・三俣山荘(12:05)[休憩 25分]・・・双六小屋(16:20)
今日も、3時頃からうるさくて寝ていられない。
コーヒーとお湯でビスケットを流し込む。雲の平のお花畑の中をノンビリと登る。出発時は、曇っていたが、徐々に晴れてきた。祖父岳を通過し、岩苔乗越への途中で、突然、目の前4〜5mのところをクマが横切った。体長80cmぐらいで、走って横切ったが、怖かった。他にもいるんじゃ無いかと思い、しばらく動けなかった。しかし、その後は何もなく、無事に鷲羽岳着。行動職を口に入れ、鷲羽池を見ながら一気に三俣山荘へと降る。残念ながら、槍ヶ岳はガスの中だったが、北鎌尾根と硫黄尾根はずっと綺麗に見えていた。
水分補給とドライフルーツでエネルギー補給を行い、出発。三俣蓮華岳の登りから、若干雲行きが怪しくなり、遠くで(雲の平方向)で雷が鳴り出した。もう少しで山頂という所で、近い所でも雷鳴が鳴り響くようになった。稜線は危険と判断し、巻道ルートを選択。10分ぐらい歩いた所で雷雨となり、慌てて雨具を着たが、ずぶ濡れとなった。しかし、体温が下がり調子は逆に良くなった。16時20分、予定より1時間半程度遅れて双六山荘着。小屋の従業員は、若い女性が多く、やたらに親切、丁寧だった。食事が食べられないことを話すと、うどんを作ってくれた。それも大盛り。なんとか3分の2程度を食べ、味噌汁を流し込んだ。(COVID-19のため、夕食付きでないと宿泊できなかった)
【4日目】
双六小屋(05:30)・・・弓折乗越(07:00)[休憩 15分]・・・鏡平山荘(07:40)[休憩 15分]・・・シシウドが原・・・秩父沢出合・・・小池新道登山口・・・わさび平小屋(11:40)[休憩 35分]・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉駅(13:15)
朝焼けが綺麗。
今日は、下りだけなのでお茶だけ飲んで出発。
樅沢岳のトラバースが終わったあたりから槍・穂高連峰が綺麗に見えてきた。キレットをを雲が流れ、実に美しい。写真を撮りながら、順調に降る。今回の山行で、初めての快晴だ。日差しはきついが、風は涼しい。
鏡平山荘にて、思わず宇治金時を食べてしまった。ヘリコプターで氷を運んでいるとの事だったが、800円で量も申し分なかった。
鏡池で記念撮影をして、出発。秩父小沢で、例のごとく体を冷やし、ワサビ平に向かってダラダラと降る。ワサビ平で、ネーブルを一個食べる。もしかして、今日初めての固形物?
ここから林道をひたすら歩く。途中、フライ竿を持った人、3人とすれ違う。1時間強で新穂高温泉着(実は、新穂高ロープウェイ駅)。
どうやって帰ればいいのか判らず、ウロウロする。案内所もなく、店の人に聞いても、全く要領を得ない。駐車場にいたアルピコ観光のバスの運転手に交渉して、平湯〜安房峠経由で松本まで乗せてもらえることとなった。そして松本から高速バスで新宿へ。
新穂高温泉で、日帰り温泉に入り、ゆっくりと帰って来るつもりだったが、なんだか、事前に調べていたことと違っていて面食らった。降りた場所を間違っただけかもしれないけど、まー不親切だった。
午後は必ず天候悪化し、雨が降ったり、パラついたりしたが、総じて好天に恵まれたと思う。
いつもの食欲不信は、高山病かもしれない。2日目、3日目と症状が悪化し、下山すると治る。
胃腸薬を試したが、若干の効果はあるように感じた。また、食料計画全般を考え直す必要ありと強く思った。現代風にしているつもりだけど、考え方が古臭いのかもしれない。
新しいものを積極的に取り入れ、コンパクトに!
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
コースはよく整備されていた。
小屋の環境も良く、従業員も親切だった。しかし、登山客のマナーは最悪だった。
まだみんな寝ているのに(午前3時頃)、ローカをドタドタ歩く、鈴は鳴らしっぱなし、室内で登山靴を履く、大きな声で喋る、
こんな連中を登山者(客)とは言わない。
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