• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

薬師岳、水晶岳、鷲羽岳縦走

薬師岳・水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・双六岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (dora さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

1日目:晴・雨 2日目:晴・曇 3日目:雨・曇 4日目:晴 5日目:雨

利用した登山口

折立   新穂高温泉駅  

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路:竹橋→折立(夜行バス)
復路:新穂高温泉→松本

この登山記録の行程

【1日目】
折立(07:35)・・・三角点(09:20)[休憩 20分]・・・太郎平小屋(12:50)[休憩 40分]・・・薬師峠(13:50)・・・薬師岳山荘(16:00)

【2日目】
薬師岳山荘(06:10)・・・薬師岳(07:00)[休憩 25分]・・・薬師岳山荘(08:00)[休憩 25分]・・・薬師峠(09:35)・・・太郎平小屋(09:55)[休憩 30分]・・・薬師沢小屋(12:30)[休憩 50分]・・・アラスカ庭園(16:00)・・・祖母岳分岐・・・雲ノ平(16:50)

【3日目】
雲ノ平(06:40)・・・雲ノ平キャンプ場分岐(06:55)[休憩 10分]・・・祖父岳分岐(07:40)[休憩 20分]・・・祖父岳(08:40)[休憩 10分]・・・岩苔乗越(09:10)[休憩 30分]・・・ワリモ北分岐(09:45)[休憩 5分]・・・水晶小屋(10:30)[休憩 100分]・・・水晶岳(黒岳)(12:50)[休憩 35分]・・・水晶小屋(13:50)

【4日目】
水晶小屋(06:05)・・・ワリモ北分岐(06:35)[休憩 5分]・・・鷲羽岳(07:40)[休憩 30分]・・・三俣山荘(09:00)[休憩 50分]・・・三俣蓮華岳(11:00)[休憩 10分]・・・双六岳(12:35)[休憩 5分]・・・双六小屋(13:20)

【5日目】
双六小屋(06:55)・・・弓折乗越(07:50)[休憩 5分]・・・鏡平山荘(08:30)[休憩 30分]・・・シシウドが原(09:30)・・・秩父沢出合(10:15)[休憩 5分]・・・小池新道登山口(11:00)・・・わさび平小屋(11:20)[休憩 80分]・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉駅(13:30)

コース

総距離
約50.4km
累積標高差
上り約4,492m
下り約4,738m
コースタイム
標準30時間27
自己29時間45
倍率0.98

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

2年前、雨で登れなかった水晶岳を目指し、折立から薬師岳、雲ノ平を経て水晶岳、鷲羽岳を巡る。
一日置きに天気が変わる山行で、楽しみにしていた雲ノ平の景色をガスで観る事が叶わず、雨で笠ヶ岳も断念せざるを得ない山行であったが、薬師岳、鷲羽岳からは名峰や絶景を望むことがでた。
【1日目】
朝7時半過ぎに登山開始。夜行バスでの疲れのせいかペースが上がらず三角点に到着。樹林帯を抜けると歩き易い登山道に変わるが更にペースダウンして昼過ぎに太郎平に到着。雨が降る中、小屋のラーメンを食べて薬師岳山荘へ向かう。薬師峠から沢沿いの急登が始まり滑り易い。薬師平からは少し緩やかになるが徐々に急登に変化する。急登を登り切ると小屋まで10分。16時に薬師岳山荘到着。寝不足で1,300登るのは体にこたえる。食事を済ませ早めに就寝、明日に備える。
【2日目】
天候に恵まれ体力も少し回復し、サブザックで山頂へ向かう。朝7時に山頂到着。山頂からは立山、剣、槍など北アルプスの名峰が一望できる。20分ほど休憩し下山開始。薬師岳山荘でザックを受け取り雲ノ平へ向かう。太郎平から300mほど一気に下り、下りきると薬師沢小屋までは緩やかな下りになる。薬師沢小屋でカレーを食べて休憩。雲ノ平から下ってきたパーティがフルーツ缶詰を食べていていたので、小生も真似して食べたらとても美味しかった。小屋の前の吊り橋を渡るのだが、渡してある鉄板が狭く揺れるのでワイヤーを掴みながら渡る。渡り終えるとアラスカ庭園まで標高差600mほどの急登が始まる。段差が高く滑り易い急登が延々と続く。登り切ると迷路の様な登山道に変化し、樹林帯を抜けると、やっと雲ノ平山荘が見えて来る。17時前に山荘に到着。今日も食事を済ませ早めに就寝。
【3日目】
小雨模様の中、水晶岳を目指して出発。ガスに包まれ景色を堪能できず、スイス庭園をスルーして祖父岳へ向かう。分岐までは木道があり歩き易いが、分岐から山頂まではガレ場となる。山頂もガスに包まれ展望が望めず、先に進む。岩苔乗越で小休止し水晶小屋へ向かう。10時半に小屋に到着し、名物の力汁をいただく。みそ味のお汁でお餅が2個と野菜、竹輪が入っていて、とても美味しかった。ガスが出ていたので迷ったが、水晶岳に登ることにした。途中の梯子を超えた辺りから岩場の登りが始まる。40分程で南峰に到着し、一瞬ガスが晴れ赤牛岳や高天原山荘を観ることができた。ガスで分かりにくかったが、YAMAPの地図を頼りに北峰に辿り着くことができた。下り始めると野口五郎岳、祖父岳、鷲羽岳などを観ることができた。小屋の夕食はカレーライス、とても美味しかった。また泊りたいと思う小屋だ。
【4日目】
6時過ぎに小屋を出発し鷲羽岳へ向かう。ワリモ岳の山頂からの下りにロープ場あり慎重に下る。登りは小さな九十九折の登山道が続き、山頂が見えている感じがするが実は山頂ではない。直下まで登らないと山頂は観えない。1時間ほどで山頂に到着。晴天に恵まれ周囲の名峰を望むことができた。また、微かに富士山を望むこともできた。30分ほど景色を堪能し三俣山荘へ向かう。おなかが空いたのでカップヌードルを食べ三俣蓮華岳へ向う。三俣分岐から山頂までは滑り易いガレ場となり、4日目の一番辛い登りとなった。三俣蓮華岳山頂からは黒部五郎、槍穂など周囲の百名山がすべて見渡せる。ここから前回登らなかった双六岳へ向う。ここからは歩き易い登山道が続く。周囲が見渡せる稜線歩きは楽しい。双六岳から山頂台地を進むと双六小屋への急斜面が現れる。下り切ると小屋に到着。小屋の五目ラーメンを食べて景色を眺めながらノンビリと過ごす事ができた。何度食べても双六小屋の天ぷらは美味しい。
【5日目】
朝から生憎の雨模様で笠ヶ岳を諦め新穂高温泉に下山する事にした。前回も雨で笠ヶ岳に登れず残念だが致し方ない。でもラッキーなことに前回同様、弓折乗越付近で雷鳥を観ることができた。気が付いた時遅く後姿だけを写真に収める事ができた。鏡平山荘でホットコーヒーを飲んで体を温める。ここから一気にわさび平小屋まで下る。段差が高く雨で滑り易いので、神経を使いながらの下山となった。秩父沢まで下るとやっと雨が止んできた。わさび平で、リンゴとバナナとカレーライスで空腹を満たす。持参のコーヒーを煎れて一息つく。新穂高温泉まで下山し帰路へ。

計画していた雲ノ平散策、笠ヶ岳登頂は叶わなかったが、薬師岳、鷲羽岳から名峰や絶景を望む事が出来た4泊5日の楽しい山行であった。
来年は高山植物を多く観られる時期に、この山域を山行したいと思う。

続きを読む

フォトギャラリー:74枚

折立登山口から出発

ナナカマドが実を付けていた...山は秋が近づいている

大きい

剣、水晶、鷲羽、双六が見えた

有峰ダム

チングルマ

薬師岳が見えた

石畳の様な登山道が続く

太郎平小屋が観えた

太郎平小屋に到着

ガスってきた

オヤマリンドウ

薬師峠に到着

沢沿いの急登を登る

ミヤマコウゾリナ

ウサギギク

ガスに包まれた薬師平

ニッコウキスゲ発見...久し振りに観た

タカネヤハズハハコ

薬師岳山荘

標高2,926m薬師岳に登頂

槍穂と薄ら富士山も

青空の稜線歩きは気持ちが良い

ハクサンフウロウ

水晶だけに雲が...

太郎平から薬師岳を望む

トリカブト

徒渉点

薬師沢小屋に到着

吊り橋を渡るのは少し怖い

透明度が高く綺麗な薬師沢

この様な登りが延々と続く

登り切ると木道となる

雲ノ平山荘を出発

アルプス庭園はスルー

徐々にガスが濃くなってきた

祖父岳からの下り...下った地点から

チシマギキョウ

ウサギギク

トウヤクリンドウ

徐々に水晶岳の核心部に入る

ここでストックをザックに収納

まだピークではない

やっとピークが観えた

標高2,986m水晶岳(南峰)登頂

標高2,978m水晶岳(北峰)登頂

北峰から南峰を望む

一瞬ガスが切れて赤牛岳が見えた

北峰から野口五郎岳を望む

少し下った地点から南峰を望む

左から鷲羽岳、ワリモ岳、双六岳、祖父岳

野口五郎岳がハッキリと観る事ができた

ホシガラス?

水晶小屋からのご来光

水晶小屋を出発

今日、水晶に登る人は展望が望めそうだ

雄大な黒部五郎岳

標高2,888mワリモ岳登頂

一旦下って鷲羽岳に登り返す

標高2,924m鷲羽岳登頂

槍穂が近くなってきた...微かに富士山も

鷲羽池

ハクサンフウロウ

鷲羽岳と三俣山荘

標高2,841m三俣蓮華岳登頂

左から祖父岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳

笠ヶ岳

中道分岐に到着

標高2,860m双六岳登頂

景色を観ながら山頂台地をノンビリ歩く

小雨の中、双六小屋を出発

雷鳥(後ろ姿)

ガスに包まれた鏡池

わさび平小屋に到着

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール ストーブ
燃料 ライター カップ クッカー

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

水晶岳

水晶岳

2,986m

祖父岳

祖父岳

2,825m

鷲羽岳

鷲羽岳

2,924m

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

2,841m

薬師岳

薬師岳

2,926m

双六岳

双六岳

2,860m

弓折岳

弓折岳

2,592m

よく似たコース

薬師岳 富山県

折立から薬師岳往復 1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
往復
歩行時間
11時間40分
難易度
★★★
コース定数
47
双六岳 長野県 岐阜県

新穂高温泉から双六岳を往復 1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
往復
歩行時間
14時間
難易度
★★★
コース定数
57
三俣蓮華岳 富山県 岐阜県 長野

新穂高温泉から双六岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳縦走。折立へ 3泊4日

最適日数
3泊4日
コースタイプ
縦走
歩行時間
20時間
難易度
★★★★
コース定数
80
登山計画を立てる