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~いざ故郷の山へ~ ニセイカウシュッペ山(古川林道登山口より往復)

ニセイカウシュッペ山( 北海道)

パーティ: 1人 (O.Y. さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 古川林道登山口の駐車スペースに駐車しました。
車 10台程度は停められそうです。

ニセイカウシュッペ山登山口への古川林道ですが、国道39号線側 (上川発電所・古川貯水池側)からは進入出来ない旨の表示がありました。国道273号側 (地名で言うと中越)上川から滝上・遠軽方面へ国道を進んでいくと平行する旭川紋別自動車道と交差する箇所が何ヶ所かあります。その2カ所目を過ぎた直ぐ右手が林道の入口です。
林道に入って暫くすると途中にゲートが有りますが施錠はされていません。通過後にゲートは閉めておきます。

この登山記録の行程

計画と実際の通過時間。

06:38 [06:00] 古川林道登山口
08:47 [08:10] コル(大槍) ※休憩 無し [30分]
09:09 [09:10] ニセイカウシュッペ山 ※休憩 152分 [60分]
11:56 [10:30] コル(大槍) ※休憩 16分 [30分]
13:55 [12:50] 古川林道登山口

休憩時間 … 2.8時間 [2.0時間]
行動時間 … 4.5時間 [4.8時間] ※計画の94%
合計 … 7.3時間 [6.8時間]
※[ ]は計画タイム

★コース定数 … 21 (体重 58Kg / 荷物重量 13Kg)
※山と溪谷社公表の計算式より

コース

総距離
約11.4km
累積標高差
上り約1,096m
下り約1,095m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況】
登山口入口から少しの区間は水捌けが悪いのか泥濘んだ登山道が続きますが、傾斜は緩く快適に登れます。
以降も特に危険箇所はありませんでしたが、1700m辺りから薄く凍結した箇所がありました。雨の後は気を付けたほうが良いかもしれません。

また山行3日前の登山口下見の際、帰りの林道途中でヒグマ2頭 (親子?)を目撃しました。熊が居るのは当たり前の場所と言われるとそれまでですが、念の為、熊除けのスプレーも山行前日に購入し、更に爆竹も持って行きました。

唯一のアクセス道である林道がこの山の核心部であると言われている方も多いですが、林道入口 → 登山口まで距離にして約13Kmの未舗装路が延々と続きます。路面状態もボコボコで登山口手前数Kmからは段差が特に大きく(父曰く排水用の土管が埋まっていてその周辺が段差になってしまうとの事)、車種によっては超徐行が必要だと思われます。
※登山口情報が文字数制限で書けなかったのでここに記入しました。


【周辺情報】
今回は旭川の実家からの往復の為、立ち寄り箇所無し。
※層雲峡周辺で日帰り入浴も可能だと思われるので、困る事は無いと思います。


【感想】
日本三百名山の一座、ニセイカウシュッペ山へ旭川の実家帰省に合わせて登ってきました。自身初の地元北海道での山行です。上川町の祖母の家から僕が小さい時からずっと見えていた山で、登山をはじめてからいつかは必ず登ってみたいと思っていました。(9月末に解除になると思われた緊急事態宣言明けの帰省にしようかと考えていましたが、10月以降の生産計画を見て断念。結果的に少しフライングになってしまいましたが…)

山行3日前に祖母の家にお参りで立ち寄ったのに合わせて林道の下見を兼ねて父と登山口まで行ってきました。噂には聞いていましたが僕にとってはなかなかの悪路 (釣りで北海道の林道を走り慣れている父曰く普通の林道のような感想でしたが…)でRV車で無いとかなり気をつかう道だと感じました。(飛行機での帰省の為、脚が無いので登山口へは父の所有するランドクルーザープラドを借用)
しかも帰りに林道途中で親子と思われるヒグマ2頭を目撃!(父も60数年生きていてはじめて野生の熊を見たとの事)
流石に心配になり山行前日に市内の秀岳荘にて熊除けスプレーを購入しました…

山行当日は念には念をで父から爆竹を借りドキドキしながら登山口に向かいました(一番乗りだった場合に登山口で鳴らす予定でした)が、幸運にも登山口には先客1台有りでひと安心。爆竹の出番は無しとなりました。

紅葉の見頃は終わりかけとの事でしたが、登山口付近にはまだ綺麗な紅葉が残っていていました。また、天気に恵まれ雲一つ無い快晴で山頂からは360°の大展望が広がり、目の前の表大雪の山々をはじめ天塩岳、石狩岳もはっきりと見えました。

平日にもかかわらず山頂や下山途中で6~8名ほどの登山客の方と会いました。林道のアクセスは悪いですが山自体は登りやすいので、人気の山なんだなと思いました。

下記リンクは今回の登山のログデータです。
https://connect.garmin.com/modern/activity/7561181770

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フォトギャラリー:56枚

上川町内の祖母の家から望むニセイカウシュッペ山。
僕が小さい時から見ていた山です。
(山行3日前の9/24に撮影)

山行3日前に父と林道と登山口の下見に行ってきました。
写真は帰りの林道(双雲内の待避スペース)にて。

ここを出発して直ぐにヒグマ2頭を目撃しました。
親子だったのか此方に気付くとあっと言う間に林道脇の茂みに逃げていきました。
(山行3日前の9/24に撮影)

双雲内よりニセイカウシュッペ山。
(山行3日前の9/24に撮影)

本日の山行のスタート&ゴール地点である古川林道登山口の駐車スペース。本日は二番手でした。

ニセイカウシュッペ山の登山口。(下山後に撮影)

登山口から山頂まで5.5Kmとの事。(下山後に撮影)

物々しい熊出没注意の標識。(下山後に撮影)
数日前に目撃した熊の件もあったので気が引き締まります…

登山口付近の紅葉。

紅葉は終わりかけと聞いていましたが、登山口付近にはまだ残っていてくれたので良かったです。

山頂まで4Kmの標識。
林野庁の粋な計らいですね。

なだらかな尾根道を紅葉を楽しみながら登る。

木々の間からニセイカウシュッペ山と前衛峰、大槍。

ナナカマドの紅葉。

樹林帯を抜けると一気に眺望が開けます。
写真中央は音更山と石狩岳。

大雪山が目の高さまで迫っていました。

ニセイカウシュッペ山が段々と近くなってきました。

この辺りから薄く凍結した箇所が見られるようになりました。
(復路にて撮影)

今年初の霜柱。

目の前の大槍には直接登らず、北側をトラバースします。

あと1Kmの標識。
ここまで来ると森林限界を超えてハイマツ帯となっていました。

ニセイカウシュッペ山と平山の間にある無名峰。
通称、アンギラスと呼ばれているそうです。
ゴジラに出てきた怪獣のように見えるからでしょうか?

大槍を振り返って。

ハイマツ帯を進む。
ニセイカウシュッペ山頂までもう少しです。
(復路にて撮影)

ニセイカウシュッペ山頂に到着。広い山頂部です。
小さい時から見ていた山の頂に立っていると思うと感慨深かったです。

ニセイカウシュッペ山の三角点。

大雪山が目の前です!

黒岳ロープウェイと白雲岳方面。
※写真左下稜線のピークは朝陽山。

左の一番高いピークは北鎮岳。続いて比布岳、安足間岳、愛別岳。

さらにアップで。
写真中央のピークは北鎮岳。その左側奥に見えるのが旭岳。

左より比布岳、安足間岳、永山岳、愛別岳。

旭川市街方面を望む。

上川町。
祖母の家も見えました!

ニセイカウシュッペ山の最高点は三角点と山頂標識のある1879mでは無く、その少し北東の1883mとなっています。

平日にもかかわらず続々と他の登山客の方々が到着していました。

北見・遠軽方面の山々。

山の谷筋の陰影が綺麗です。

アンギラス北側の険しい斜面。

アンギラス北面の紅葉。

勝手に名付けたカエル岩 (笑)
背後の紅葉が綺麗でした。

前衛峰。

再び山頂へ戻り昼休憩。
母の手作りおにぎりを頂きました!
わざわざ早朝に作ってくれた母に感謝です。

中央に天塩岳。

こちらは芦の台と言われる池塘群。

武利岳と武華山、ライオン岩。

十分すぎるほど山頂を楽しんだので下山を開始します!

大槍へは踏み跡もあり登れるとの事。帰りに立ち寄ってみる事にしました。

大槍への登山道。
ピンクのテープもしっかり付いていました。

大槍から大雪ダム方面を望む。

ニセイカウシュッペ山への尾根道がくっきりと見えます。

ニセイカウシュッペ山を振り返って。

ニセイカウシュッペ山と前衛峰の間へ深く食い込む沢。
雪渓もありました。

ニセイカウシュッペ山~大槍を再び振り返って。

西日となり紅葉が一段と綺麗に見えます!

紅葉と登山道脇の笹の緑、青空が綺麗でした。

こちらは黄葉。

登山口までもう少しです。

古川林道登山口に無事下山。お疲れ様でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー 非常食 行動食
GPS機器 ストーブ 燃料 ライター カップ

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登った山

ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山

1,883m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
4時間50分
難易度
コース定数
19
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