行程・コース
天候
晴れ、微風
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
扇沢までマイカー。五竜スキー場から神城駅は徒歩。神城駅から信濃大町駅まで電車。信濃大町駅から扇沢までバス。予定より早く着いたので、信濃大町駅17:10の最終バスに間に合った。そうじゃなかったら夜に仕事終わったお友達に扇沢まで車出してもらうか、大町市内の自宅に戻って翌朝朝一のバスかと考えていた。
この登山記録の行程
柏原新道登山口(01:48)・・・種池山荘(03:38)[休憩 8分]・・・爺ヶ岳南峰・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)・・・冷池山荘(04:54)[休憩 6分]・・・布引岳(05:44)[休憩 12分]・・・南峰(06:24)[休憩 19分]・・・北峰分岐(06:59)・・・八峰キレット(07:50)[休憩 11分]・・・口ノ沢のコル(08:48)[休憩 11分]・・・五竜岳(11:01)[休憩 28分]・・・五竜山荘(12:05)[休憩 14分]・・・大遠見山(13:34)[休憩 4分]・・・小遠見山(14:27)・・・地蔵ノ頭(15:03)[休憩 3分]・・・アルプス平駅(15:18)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
乾いた岩、微風、程よい気温という好条件もあり、八峰キレットは思ってたよりは難しくなかった。技術的な面よりは、集中を維持できる体力と無理のない行動計画があれば行ける。小屋も多いし、2泊3日で安全に行くのも良いと思う。私が言うのもなんだけど、無理な計画で急いだり体力が尽きたりすると、簡単に滑落して死亡するんだろうなと思った。また、雨風で一気に難易度が上がりそう。
岩やザレの急なルンゼ状地形の登り下りが延々と続くが、岩場の基本どおり丁寧にこなせば大丈夫。足場や手がかりは豊富で困らなかった。それでもやっぱり、疲れてくると岩が安定してるかの確認を怠ったり、下りでしゃがむのを楽しようとして重心が高くなったりして事故が起きるんだろうなと思った。
岩場の基本と言えば、教科書的には素手か指先が出ているクライミンググローブが推奨されてるけど、デメリットを承知の上で手指の保護を優先して緑のGRIPグローブを使っている。以前、ちょっと岩にかすっただけで指先がざっくりと切れて血がなかなか止まらないことがあったので。
ハシゴは長くても5mくらい。何回かある崖沿いのトラバースは短いし、足場や鎖はしっかりある。私は槍ヶ岳の最後の長いハシゴはめちゃ怖かった人だけども、ここは「ちょい怖い」と「こわくない」の中間くらいだった。
登山計画だけど、これまでの山行では北アルプスならのんびりの休憩込みでCTの0.75倍くらいでたいていどこも行けてた。テレキャビンの最終が16:30で、キレットを考慮して1時間は余裕を持って逆算し、2時前の出発時間とした。最悪、テレキャビンに間に合わなかったら歩いて下る予定で。歩いて下りの分を含めても、もっときつい行程を何度か無理なく歩いてるので。
水は3.5Lで出発。けっこう暖かくて、五竜山荘で残り1L。念のためポカリ500mlを購入。ポカリは飲んで、水が0.5L残った。
フォトギャラリー:72枚
前日夕方、大町市街からの爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。明日歩くんだーとわくわくして眺めてた。
柏原新道登山口
暗いとガレ場も危なそうに見える
種池山荘到着。山荘から出発の人に会い、ほっとする。やっぱり真っ暗闇はこわいわ。
「熊!! 目撃情報多発 超注意!!」と。「超」ってw。確かに去年あたりから登山道によく出てるって話を聞く。
二十七の月が細くてお美しい。スマホカメラだときれいに撮影できず残念。
富士山も肉眼だと大きくてくっきりと見える。これもスマホだとうまく撮れない。
布引山直下で四阿山の横から日の出が始まる。右に浅間山も。
布引山からの鹿島槍ヶ岳。ここからの鹿島槍はかっこいい。
ステキだなー
赤い鹿島槍がステキ
赤い鹿島槍に感動したが、赤いうんこでも感激。木いちごのおいしそうなうんこが。本当に、ぱくっと食べちゃいそう。
鹿島槍ヶ岳南峰に到着。山頂標識がおしゃれになってるよ。後立は黄色がしっくりくるんだが。予定よりもだいぶ早いけど、俺は下りは遅いから油断できんな。とか考えながら休憩。
歩いてきた爺ヶ岳方面。その右奥に大きな蓮華岳と針ノ木岳。もっと奥に常念岳や槍穂高も見える。
立山、剱岳、毛勝三山と影鹿島槍。影でもちゃんと双耳峰でステキ。そんで、海や能登半島がくっきり見える。
鹿島槍北峰とこれから歩く五竜岳方面。奥に朝日岳や白馬岳も。
北峰へ向かう。急な下りや崖沿いで、ちょい危険。
北峰分岐付近からの南峰。しゅっとして、すごくステキ。ここからが一番好き。
小さなお花がかわいい
カクネの氷河が見える
これもおいしそう。動物のうんこはかわいいなー。
八峰キレットが始まる。「ここがキレット」の看板がある。足場がしっかりしてるからこわくない。
下を見ると、それなりに危険な感じ
ここも足元は十分幅があり、サクッと行ける
ここはちょい危険な見た目だけど、大丈夫
木の足場があり安心。写真を撮る余裕もある。
ハシゴが曲がっててうけるw。曲げたのか?曲がったのか?。横の木のハシゴを登ると、曲がったハシゴには×が描いてあった。
ルンゼ状の登り下りが多いけど、特に難しい所はなかった
ここも崖沿いをへつって行く。鎖もあるし見た目ほど危険じゃない。
キレット小屋が見えてきた
キレット小屋は小屋閉め作業をしてたみたい。この看板、新しく作ったのかな?。うけるw。
キレット小屋からしばらく歩くと、5mくらいのハシゴを下る。このくらいは平気。
ガレのルンゼはちょい面倒。浮石が多いので、動く前に毎回確実に確認を。手抜きすると事故るんやろうな。
岩の下り。岩は安定してるのが多いからガレよりは簡単。でも、しっかり確認必要。
口ノ沢のコルのちょい南から五竜岳
口ノ沢のコル。キレット小屋の「くそするな」看板を思い出してニヤニヤ。
コルからG4、G5。キレットと同じくらい危険という情報もあり、まだ油断できない。
五竜岳南斜面が色づいて良い雰囲気。
赤い娘、今日も「おーーい」と呼んでくれた。ちょい戻ると、いた!。会えてうれしいわ。
そいうえば、と、撮影。柏原新道の序盤で木の枝が引っかかって、10㎝×5㎝くらい「べろーん」と破けた。テーピングで修理して登山続行。かっこわるいけども、しゃーない。止血にも使えるし、テーピングステキ。
時々、ザレザレでズブズブの登山道がある。岩場の方が楽でいいわ。
G4付近からG5を振り返る画像だったかな?と思う
G4付近の登り。どこもそうだけど、鎖があっても自分でルートを考えた方が良いと思う。鎖を使った方が大変そうだったり疲れそうということがけっこうある。
G4の核心部はこのあたりかな?。G4もG5も、特別に難しい所はなく、基本に忠実に慎重に行けば大丈夫。
G4を越えて、五竜岳が近い。そして急登でニヤニヤ。「急登は一気に登れるから楽」と独り言。
〇印はけっこう薄くなってるが、×印はしっかりくっきりあるので安心
大町市街地と、八ヶ岳、富士山、南アルプス。肉眼だとくっきり見えるんだけど。
五竜岳の山頂標識も新しいのができてた。ここも、いつもの後立仕様じゃなくてちょい残念な気も。立山や剱岳は稜線を降りるまで、ずっときれいに見えて幸せ。
鹿島槍ヶ岳や歩いてきたルートもきれいに見える
一番奥に、左から穂高岳と槍ヶ岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳。その手前に蓮華岳、針ノ木岳。さらに手前は岩小屋沢岳か。
左に五竜山荘、その先の白岳から右へ遠見尾根。途中で左奥にぐっと曲がって、五竜と47スキー場へ。遠いな...。まだまだ十分な余力はあるからいいけど。
白馬岳方面。重なってて分かりにくいけど、手前から唐松岳、白馬鑓ヶ岳、白馬岳、朝日岳も。唐松岳の山腹に、大黒鉱山や餓鬼山への登山道もくっきり見える。
のんびり休憩して五竜山荘に下る。こっちの岩場もそれなりに慎重に。
五竜山荘到着。この時点で、CTの0.75倍の計画(テレキャビン最終便の1時間前に到着)よりも、さらに1時間余裕がある。キレットも、それほどペースを落とさず通過できた。
遠見尾根、覚悟はしてたけども長いね。登り返しもあるし。
鎖のある急な岩場も2か所あった
武田菱のあたりかな?。いかつくてステキ。
池塘もあり、良い雰囲気
樺の黄葉が青空に映える
五竜岳と雲がかわいい。マンガでうれしい時によくある、「パアァ」っという表現みたい。
大遠見山に到着。テレキャビンの営業終了時間に間に合うように、何個か注意喚起の看板があった。HPでは16:30になってたけども、看板が古いのか16:15になってるね。
中遠見山も色づいてステキ。この後、小遠見山にも登り返す。すぐ登れるからいいけど。
鹿島槍さん、南峰と北峰が歩くたびに少しずつ重なってって。ちょうど重なったところで、太陽も良い位置に。ステキだわー。そいで、左に「ちょこん」と爺ヶ岳もかわいい。
唐松岳と八方尾根。その奥に白馬三山と小蓮華山。
地蔵ノ頭と白馬村。遠景に火打山、妙高山、高妻山。
地蔵ノ頭に到着。お地蔵様になんまいだ。
パノラマリフト降り場に、おしゃれなテラスとトイレがあった。
なんか呼ぶ声がすると思ったら、モウセンゴケさんが呼んでた。かわいいなー。
山野草園をのんびりと下る。スノボーでよく来てるけど、秋もステキ。お花は時期的にほぼ終わり。マツムシソウはいっぱい咲いていた。
ヒマラヤなんかのお花も植えられていた。青いケシも見たかったが。
テレキャビンで下る。最終便の16:30に余裕があったので、遠見尾根はのんびりと下れた。
エスカルプラザにカモシカさんがおった。子供のカモシカがずーーっとこっちを見つめてた。かわいいなー。この後、電車、バスで扇沢へ車の回収。17:10のバスの最終便に間に合って良かった。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
| 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
| ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 修理用具 | 健康保険証 |
| 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |




