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厳冬期の北八ヶ岳と白駒の池

縞枯山 茶臼山 白駒の池( 八ヶ岳)

パーティ: 1人 (シニアキャンパーおやじ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅

この登山記録の行程

1日目
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(9:00)→山頂駅(9:07/9:30)~縞枯山荘(10:00)~雨池峠(10:10)~縞枯山山頂(11:00)~縞枯山展望台(11:30/11:45)~五辻分岐(11:55)~茶臼山展望台(12:25/12:45)~大石峠(13:45)~麦草峠(14:05)~白駒荘(15:00)
2日目
白駒荘(8:15)~白駒の池(8:30)~麦草峠(9:20)~メルヘン街道分岐(10:00)~出逢の辻(10:20)~五辻(11:00/11:20)~山頂駅(12:25)~坪庭(12:35)~山頂駅(12:45/13:00)~山麓駅(13:07)

コース

総距離
約13.2km
累積標高差
上り約595m
下り約596m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

2月下旬に厳冬期の白駒の池を目指した。
出発前に寒波の襲来で日本海側が大雪の天候であったが、入山当日は寒波も緩み快晴、無風の好天候の状態で雪山登山が楽しめた。
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅を午前9時の始発に乗り山頂駅に向った。新型コロナの影響で50人に乗車人数が削減されていたが、ほぼ満員で大半が登山者だった。
登山の行程の1日目は、山頂駅から縞枯山荘を通り雨池峠から縞枯山と茶臼山を登って麦草峠に下り、白駒の池を目指して湖畔の白駒荘に宿泊をする。
2日目は、全面氷結した湖面でのスノートレッキングを楽しみ、麦草峠から五辻を通り山頂駅に戻る平坦なルートとした。
行きは縞枯山への登りもあるためアイゼンを装着して、帰りはスノーシューを履いてのスノートレッキングを楽しんだ。

1日目 山頂駅から縞枯山、茶臼山を登り白駒の池へ
山頂駅を出ると坪庭の大きな看板がある。ここで、アイゼンを装着して縞枯山荘へ向けてスタートした。前日までの大雪で踏み跡が心配だったが、しっかりとした踏み跡があり、雪の締まりも良くアイゼンでも踏み抜く心配もなく無く歩けた。
雨池峠から縞枯山への登山道に入ると、登山者も少なくなり雪で垂れ下がった枝を潜りながら登りが始まる。少し着こみ過ぎたのか汗ばむので、体温調節も兼ねてネックウォーマとスエットを脱ぐ。
雪山登山では下着が汗で濡れると冷えるのも早くなるので、こまめな体温調節が重要だ。
そうこうしながら、50分程で登りが終わると雪に埋もれた道標が現れ、縞枯山山頂と書かれていた。稜線からは南八ヶ岳や中央アルプスや南アルプスの眺望が開け、少し歩くと縞枯れの林に入って行く。
林を抜けると分岐があり、数分で標高2387mの縞枯山展望台に立つ。南側が開け目前に次の茶臼山が望め、その先に麦草峠や丸山、天狗岳から南八ヶ岳の峰々が一望できる。
分岐に戻り、100m程下ると五辻への分岐となるり茶臼山への登りが始まる。30分程で標高2384mの茶臼山展望台に着く。ここからは東側の眺望が開け、北八ヶ岳の樹林帯や北横岳、霧ヶ峰が望め、遠くには中央アルプスや御岳山、乗鞍岳、北アルプスの山々が望める。
茶臼山山頂から大石峠へは、急な下りが続く。ここからは登山者も少ないのか、雪が崩れるためなのか、はっきりしない踏み跡を探すように樹林帯の中を下って行く。
1時間程で林を抜けると、麦草峠の雪に埋もれた国道299号線に出る。夏場は多くの車が行き交う国道も道路標識だけが見えているだけだ。
国道を渡り麦草ヒュッテの前を通り、道標に沿って白駒の池へと雪原を抜けていく。ここからは登山者も少ないためなのか、踏み跡も緩くなり、時折、膝まで踏み抜てしまう。
雪原が終わると、夏場は苔に覆われた苔の森へと入って行く。夏の木道も雪に覆われ、踏み跡を頼りに木々の間を進んでいく。
登山道が踏み跡から、広いスノーモービルの通れる道に変わり、木々の間に真っ白な雪原の白駒の池が現れると、目的地の白駒荘に着く。
玄関前でアイゼンを外し、アイゼンやスノーシュー、登山靴など濡れ物に名札を付けて中に入る。
今日の宿泊者は、20人ほどの相部屋に3人と個室に数名。お風呂も入れるとの事で、お風呂で温まり、今日の疲れを癒した。夕食は、牛しゃぶ鍋。山小屋とは思えない旅館のような豪華な食事だった。

2日目 白駒の池から麦草峠、五辻を経由して山頂駅へ
夜、大きな部屋で寒くなるのではと思ったが、毛布と羽毛布団で暖かく眠る事が出来た。
明け方の気温は、氷点下20度だったようだ。
6時30分からの朝食で、食堂に行ってみると大きな窓からは真っ白な白駒の池に木々の間から朝陽が射しこむところだった。
出発の準備を終えて8時に外に出ると、早速、スノーシューを履いて湖面の雪原に出てみる。
氷の厚さは60センチ程で、その上に50センチほどの雪が積もっているので割れる心配は無さそうだ。雪の白と空の青と木々の緑以外に色は無く、風も無く、鳥のさえずりも無く、雪を踏みしめる音だけが広い雪原に響き渡る。夏山登山では味わえない光景だ。
30分程、湖上のトレッキングを楽しんでから、湖岸に戻り麦草峠へ向けて森の中へと入って行く。
昨日、来るときはアイゼンでは踏み抜いた登山道もスノーシューだと快適に歩ける。
1時間ほどで麦草ヒュッテに着く。計画では大石峠を通り出逢の辻から五辻に向かう予定だったが、白駒荘で聞くと、オトギリ平付近の踏み跡が解りづらいので、国道の方がスノーモービルの跡もあり迷うことも無く歩き易いとのことで、麦草峠からは国道を茅野方面に歩く事にした。
国道に出ると木々が無いので寒風が凄まじく吹き抜ける。フードを被り、ひたすら歩いて身体を暖める。40分程で、五辻からロープウェイ山頂駅方面への道標が現れ、森の中の登山道へと入って行く。
登山道に入ると風も無くなり、緩やかな登りが続く。20分程歩くと出逢の辻で大石峠からの登山道と合流する。更に40分程行くと雪を被った東屋が現れる。
中も雪が積もっているが、陽の当たる処が座れたので大休止を取る事にする。
雪山登山だと座る処も無く、ストーブを出してお湯を沸かすのも億劫になる。今回は保温ボトルを持ってきたので、簡単に暖かいお湯が呑めるのは有難かった。
東屋を出ると直ぐに五辻の分岐となり、五辻からは1時間半分程でロープウェイ山頂駅に着く。
時間もあったので坪庭を散策してから、ロープウェイに乗り山麓駅へと下山をした。

youTubeもアップしていますので参考に願います。
https://www.youtube.com/watch?v=d2HH1tooBBE




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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー アウターウェア オーバーパンツ バラクラバ
オーバーグローブ 雪山用登山靴 アイゼン ピッケル スノーシュー ゴーグル

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登った山

縞枯山

縞枯山

2,403m

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