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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

利用した登山口

東日原  

登山口へのアクセス

バス
その他: 奥多摩から東日原行きバス乗車、終点まで。

この登山記録の行程

東日原(08:00)・・・一杯水避難小屋(09:50)・・・蕎麦粒山(11:08)[休憩 7分]・・・一杯水避難小屋(12:15)・・・東日原(13:40)

コース

総距離
約15.7km
累積標高差
上り約1,380m
下り約1,380m
コースタイム
標準6時間50
自己5時間33
倍率0.81

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

当日の山行ビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=nIloVsSfPQE&t=728s

今日は、実に4年ぶりに、蕎麦粒山を訪れました。前回道迷いを近辺でやらかして以来、長沢背稜に苦手意識がありましたがいつか再訪しなければと思い、今回思い切って行ってきました。
コースは東日原BSからヨコスズ尾根を上がり長沢背稜に合流、蕎麦粒山に立ったら同じコースでの行って来いです。

これを決めるまでには諸々二の足を踏んでいました。私は普段からコースタイムに比して等倍のペースを堅持していて、それでいくとこの行程では休憩なしで歩き続けて14時50分ゴールの見込みです。
脚がつったとかのイレギュラーも込みで14時までの下山を理想としているので、正直不安がありました。
とはいえ無事に行程通りに歩ければなんてことのない話なので、もし怪我したら大人しく引き返し、気休め程度ですがヘッデンも持参ということで出来る準備はして、いざ出発です。

前日夜の天気予報では奥多摩町は15時から雨予報だったので、傘を持って家を出ます。途中、立川駅で青梅線に乗り換えるときに「傘がない?!」と焦りましたが降りた電車に置き忘れてて間一髪でセーフw
終点だったためか折り返し待機があって助かりましたw
(^^;

電車は一路西へ。夜が明けてきて段々天気がはっきりしてくると、予報に反してのっけから曇天。曇天というより、二俣尾駅を過ぎたあたりからあちこち山の中腹にかけてモヤがまとわりついていました。

ギリギリ降られないまま、電車は定刻通り奥多摩駅に到着。日原方面のバスが出るまでの猶予は4分のみなので、ササッとお手洗いを済ませてバスに乗車。
日原を訪れること自体、2年まえの夏にミツドッケを訪れて以来だったのでとても懐かしい感じがします。バスは座席が全て埋まっていました。
そして案の定、ほとんどの人が川乗橋バス停で下車w
その先まで乗っていくのは私含め4名のみでした。

終点の東日原バス停で下車し、さっそくスタートです。バス停からちょっとだけ道路を後退してスロープを上がった先に、この道標。前回ミツドッケに行った時の記憶が残っているので、サクサク進みます。因みにこの先、樹林帯に入るまでの細い道がほとんど草に覆われていてうっとおしいですwむしろ避けたくて斜面ぎりぎりのフチを歩くはめになりますw
樹林帯に入ると早速待ち構えているのが急登。無理はしませんが、今回の計画的にタイムを稼げるならばそうしたいと思い、まずは自身で自然だと感じるペースを刻んでいきます。
次のチェックポイントが一杯水避難小屋になるので、そこの結果を見て以降のペース判断をしたいと思います。

しばらくすると傾斜が緩やかになって歩きやすく。その先「滝入ノ峰」から南東に派生する支尾根をまたぐと、細い道に。この辺から、先行者が見えてきました。
別段シンドくはなかったですが、前方に人が見えているとついついペースに釣り込まれます。地図で見て、避難小屋手前800mほどの地点で先行者が休憩、私が入れ替わりで先に行きました。
その先避難小屋までは急な個所もなかった記憶なので、流れに任せてズンズン進みます。
そうして9時50分、小屋に到着しました。

スタートが8時で一杯水避難小屋までが9時50分、所要時間は1時間50分。標準CTが2時間30分なので、ここまでで40分のマージンを稼げました☆特段の疲労もないので、このペースのまま行けそうです。

ミツドッケは小屋の裏から直登ですが、今日は手前から右折します。さっきまでと比べて霧が濃くなってます。
その先に水場が。この水場は初めて見ます。なんかいつもは出が悪いと聞きますが、最近の天気のせいかジャバジャバ出ていましたw

都県境尾根に入ってから、読図もスタート。とはいっても尾根筋を外さない点に気を付ければ大丈夫そうな感じでした。
避難小屋から30分未満、崩落食い止めの工事のタワ部分に到着しました。とりま尾根筋辿れば間違いはないということを念頭に進みます。
その先から、踏み跡がアヤしくなり始めました。さすがは長沢背稜...ゴクリ なんて考えながら慎重に進みますw 時々よく周囲を見回し、道を外れないよう気を付けます。
そうしてコブの上には棒杭ノ頭の標識が。ということは、棒杭尾根がここから派生するのか、なんて考えながら先へ進みます...が、実はこの時点であることを見逃していて、復路でそれが判明するという事態にw
(後ほど詳細に触れます)

その先はコブを巻くように道が続き、仙元峠手前の鞍部に到着です。その少し前から後ろに年配の男性が見えて、ここで追いついてきました。この時、10時40分。避難小屋から50分経過です。
地図を見ると、ここで巻き道と仙元峠直登とに分岐します。尾根筋の方を見てもそれっぽいカンジには見えませんでしたが、道標で隠れるように案内がありました。
踏み跡っぽいところを辿っていくとすぐに土がグズグズな急傾斜になりました。頑張って滑らないように、足の置き場を落ち着いて選択して登ります。先ほどの年配の男性も後ろからつてきます。
が、、、実際にその傾斜を登り上げてみると、振り返ったその向かって右手にちゃんとした道がついていましたw私が見ているとその男性も同じライン取りになりそうだったので「こっちに道がついてますよー」と声を掛けました(^^;

あとは障害となるような場所もなく、無事に仙元峠につきましたーー♪
10時50分。
ここから北に降りると秩父の浦山なんですよね。バス便が1日4本なので不便さも感じますが、却って秘境的魅力をまとっているように感じます。いつかこっちへ歩いてみたいです...
ここを過ぎると蕎麦粒山はもう目の前...視線を上げて、次に右手(南側)から長い尾根がぶつかってくるのが見えたらそれが鳥屋戸尾根で、そのてっぺんが蕎麦粒山。

11時5分、遂に蕎麦粒山頂上に到着です♪多摩の奥部に、4年越しの再訪が叶いました
\(^o^)/
山頂はミツドッケ並みの狭さで、景色も眼科は霧が展開していますが、秘境感というかひっそり感をじっくり味わうにはとてもいい場所ですね
(*´ω`*)

頂上到着時点でマージンは45分。避難小屋から更に5分積み重ねました。計画段階では休憩ナシでしたが、5分だけ小休止。行動食のお菓子と麦茶で一服。
山頂には私と先ほどの男性、プラス男性が先行で1名の計3名。年配の方は早々にどこかへ行ってしまいました。
(休憩用にスマホできっかり5分設定。うっかりとりすぎないようにするため)
休憩移管が終了したらさっそく行動再開。来た道を戻ります...が、動き出して数秒で、傘を置き忘れたことを思い出してそそくさと踵を返しました(^^;
これで駅での置忘れと合わせて本日2度目www

来た道を戻り始めて間もなく。蕎麦粒山⇒一杯水の方向に歩いていると、1か所注意が必要なポイントが見つかりました。

添付図(※1)の赤丸地点にくると、立ち位置の影響か、矢印2方向ともにどちらにも歩いて行けそうな見え方をします。コンパスをかざすと左手のは南西向きで、地図的には仙元峠分岐も迎えていないのに南西の方へ歩くのはあり得ない、従って右手の北西向きが正解、となります。
実際右へ進むと、間もなく仙元峠への分岐の道標が現れました^^
復路は巻き道を進みます。スイスイ進めていいですねw

やがて、往路で棒杭ノ頭を通過したところの巻き道に入りました...
巻 き 道 に 入 り ま し た
そう、巻き道があったんです(^^;
往路での詳細を書きましたが、このコブ手前のタワ部で上めがけて踏み跡を進んでいきましたが...実はその脇に道があったのを完全に見落としていました。
一旦コッチだと思うと他が目に入らない、私のクセが思い切り出たケースでした(^^;
実際、正しい進路を歩けていれば棒杭尾根の入口が見られるハズというのは事前に把握していて、にもかかわらず往路を歩いている時は『そういえば見られたような気が...』程度でほとんど気にも留めていませんでしたw

その棒杭尾根入口をようやく目にします。降りた後の倉沢林道が壊れちゃってるので通行止めロープが張られていました。

この時点で、4-5人ほどの人にすれ違った記憶です。もっと少ないだろうと思い込んでいたので、そこそこ歩かれていると印象を改めました。復路ではモヤも幾分か晴れてきていて、日差しもわずかながら差し込んでいてとてもいい雰囲気でした。
(*´ω`*)タマリマセンナァ

12時15分、一杯水避難小屋まで戻ってきました☆
計画段階では13時10分の見込みだったので、この時点で55分のマージンです。ここでこれだけあれば安心です(^^)
ミツドッケ寄り道も考えましたが、貯金を吐き出す結果になってしまうので予定通りこのまま下ります。

特に危ないところもなく、13時40分に無事下山完了しました。入山口近くの学校跡の方から、何やら祭の音色が聞こえてきましたが、今日は日原の獅子舞奉納の日だったようです。
見てみたかったんですが、部外者がのぞきに行ってはと気が引けて、チラ見だけしてバス停に向かいましたw

バスは10分ほど前に出てしまい、次便まで1時間待ち。そういうのんびりした時間を過ごすのが好きなので、行動食の残りのお菓子を食べたり本を読んだりしながらゆっくりできて良かったです。
ただバスが来る10分前になるとどこからともなく年配の登山グループがわらわらとやってきて、いったいどこから降りてきたんだ?!と正直面食らってしまいましたw

奥多摩駅に着いたら、既にホームにはホリデー快速が来ていたのでラッキーでした☆
ただ正直、御嶽や拝島での長時間の通過待ちでこれなら鈍行と大差ないなと思いましたwww
とはいえ電車ではぐっすり寝られてよかったです。

今日、まだ左足が本調子ではなく、登りで張りが早くでたりもありましたが、周りの部位をきちんと鍛えてカバーしたりすれば大丈夫そうに思えました。
そんなこんなで、ずっと再訪したかった場所を念願かなって行けたことでとても気持ちが満たされました。

今回はこんな感じです

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フォトギャラリー:27枚

※1

バス停裏の坂を上ります。

のっけから急坂

しばらくして緩やかに。

一杯水避難小屋

避難小屋内部

今日は霧が凄い。

水場はよく出ていました。

崩落食い止め工事?

棒杭ノ頭

仙元峠道標。

仙元峠到着♪

蕎麦粒山到着!!

山頂からの景色。桂谷の峰でしょうか。

橋の横に迂回ラインが。信用されていないwww

棒杭尾根入口

往路で見落としていたのが、一番右の矢印。

無事一杯水避難小屋まで戻りました。

日原に下山完了!

バスの窓からトロッコ

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 行動食 テーピングテープ GPS機器
シュラフ スリーピングマット ストーブ 燃料 ライター クッカー
カトラリー

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登った山

蕎麦粒山

蕎麦粒山

1,473m

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