行程・コース
天候
1日目、2日目とも晴れ
登山口へのアクセス
その他
その他:
焼岳から下山後、河童橋から明神経由徳本峠へ登る
この登山記録の行程
【1日目】
河童橋(13:00)・・・明神(13:40)[休憩 7分]・・・徳本峠(15:20)
【2日目】
徳本峠(06:16)・・・ジャンクションピーク(07:00)[休憩 6分]・・・K1(08:53)[休憩 5分]・・・霞沢岳(09:28)[休憩 12分]・・・K1(10:10)[休憩 5分]・・・ジャンクションピーク(11:53)[休憩 9分]・・・明神(13:28)・・・河童橋(13:58)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
10月21日、午前中「焼岳」に登り、昼前上高地に下山、梓川沿いのカラマツの黄葉などをみながら、上高地を散策し昼食をとる。13時に河童橋を出発し、明神の少し先を右手に折れ徳本峠への登山道に入る。峠に向けての緩やかな坂道を登り、15時20分徳本峠に到着した。釜トンネルができる前は、島々谷から徳本峠を越えて上高地や穂高方面を目指したという、かつての基幹ルートを若い頃一度だけ歩いたことがある。1988年9月末と記録に残っている。大阪から寝台急行「ちくま」に乗り、松本駅には早朝5時過ぎに到着、松本電鉄の電車に乗り換え終点の新島々でバスに乗り換える。島々谷入口で下車して、島々から徳本峠まで16kmの道を歩いた。峠への最後の登りの急坂がきつかったことを記憶している。
翌朝(10/22)真っ赤な朝日が東方の山から昇ってきた。前穂高岳の鋭い三角形の岩峰が赤く焼けている。今日も雲ひとつない晴天だ。小屋まで戻り、6時16分ザックを背負い、霞沢岳にむけ出発する。やや下り気味のシラビソの樹林帯の中を進むと明神から登ってくる道に合流し、そのあとはジャンクションピークへの急登が始まる。朝一番の登りはきつい。勾配が緩くなり7時ちょうど標高2428mのジャンクションピークに到着した。針葉樹林のなかのピークだが南のほうは展望が開ける。ここから先は小さなアップダウンが続く。10分程歩いたところで、左手に霞沢岳が見えてきた。「カミウチクボ」という大きな沢の最上部付近を登山道が通っていて、この大きな沢の向こうにK1ピークから霞沢岳、さらにその先へと稜線が続いている。陽の射さない北斜面の登山道には雪が残っている。山腹のトラバースルートは慎重に進む。滑って転べば滑落する。三角形のK1ピークが迫ってくる。急峻な岩場にルートが続いている。日陰のほうに回り込むと残雪の量が増え、しかも凍結した状態である。K1への最後の急峻な登り斜面にはかなりの雪があった。ロープが張ってあったのでそれをしっかり握り滑らないように足場を1歩1歩確認しながら登る。ここを登りつめると陽の当たる登山道に戻り、K1ピークには8時53分に着いた。穂高の迫力ある堂々とした山容、笠が岳、昨日登った焼岳、南には乗鞍岳、御嶽山、西に遠く白山も見えている。絶好の展望台である。5分程休憩して目と鼻の先に見える霞沢岳を目指す。北側も南側も急斜面が切れ落ち、痩せ尾根にルートが続く。K1ピークから少し下ったあとK2ピークへ登り返し、そのあとは緩やかな稜線を霞沢岳に登っていく。霞沢岳まで30分、9時28分に山頂に到着した。山頂で10分程休憩してから、K1ピークへ引き返す。K1ピーク直下の凍結した雪の急斜面の下降が心配だったがロープを使って無事に下ることができた。ジャンクションピークには11時53分に着いた。ここで休憩し軽食をとった。12時に上高地を目指して下山開始。12時30分、徳本峠小屋への分岐点を通過、標高が下がるにつれて正面の明神岳を仰ぎ見るようになってくる。平坦になってきた道を急ぎ、明神館前を13時28分に通過、14時前河童橋に到着しそのまま上高地バスターミナルに急いだ。
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