行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
五日市線武蔵五日市駅からバス数馬行き浅間尾根登山口下車。帰りは払沢の滝入り口からバスで武蔵五日市駅へ。往路のバスは登山者でほぼ満席だった
この登山記録の行程
浅間尾根登山口バス停(08:15)・・・数馬分岐(08:55) [休憩 5分]・・・人里峠(09:45) ・・・浅間嶺(小岩浅間)(10:00)・・・浅間広場(10:10)・・・浅間嶺展望台(10:15)[休憩 35分] ・・・林道出会(11:35)・・・時坂峠(11:50) ・・・払沢ノ滝(12:30) [休憩 10分]・・・払沢の滝入口バス停(12:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
のんびり過ごした正月のなまった体に合わせて、2023年の初歩きは近場の浅間尾根。冬枯れの尾根道を、下数馬の浅間尾根登山口から払沢の滝へと辿った。風も弱く穏やかで富士山の展望もばっちり。ちょうどいいリフレッシュ山行となった。
登山口のバス停から少し戻り、南秋川の橋を渡って舗装道路を登り、最後の民家の前を通り山道に入っていく。朝日が木々の間から差し込んでくる。樹林帯の登りが続くが、稜線の数馬分岐までが本コース一番の登りで、分岐からは歩きやすい尾根道となる。
浅間尾根の道は江戸時代に甲州街道が整備されるまでは府中から甲府に至る交易路だったそうである。一部崩落のため稜線を通るように改修されているところがあるが、勾配が緩くて歩きやすい道が続く。古い石仏や庚申塔などが残っていて、かつて人々が生活の道として歩いていたことをしのばせる。
人里(へんぼり)峠を過ぎると道は北斜面をたどるようになり、左手に御前山や大岳山がよく見えてくる。霜柱が固く凍りついていて滑りやすくなっているところがあったが、滑り止めが必要なほどではなかった。
浅間嶺に近づくとコースは直接浅間広場に向かう道と尾根を通る道の分岐となるが、ここは右の尾根道を行こう。登りついたところが本コースの最高点、標高903mの浅間嶺である。ヤマタイム地図では小岩浅間と表記されている。しかし周りは木々に覆われ展望はなく、手製の標識が木の幹に取り付けられているだけであるが、浅間尾根を歩くならやっぱり踏んでみたい山頂である。
「富士浅間大神」と名付けられた祠の前を通って一度浅間広場に下り、少し登り返すと立派な「浅間嶺」の標識が立つ展望台である。ここの標高は890mであるが笹尾根の上に富士がそびえ、その左には丹沢の山々が続いている。北側には大岳山と御前山が近く、その左には鷹ノ巣山や雲取山、飛龍山がよく見えていた。展望台にはベンチがたくさん設けられ、到着したときには1組だけだったが、休んでいるうちに次々に登山者が登ってきた。
下山路は時坂峠方面へ。樹林帯を下ると広場方面からの道に合流する。その先では大規模な伐採が進んでいた。登山道谷側の左端まで伐採され、谷底まですっかり見通せる。今後植林されるのだろうが、緑の森になるまで何年かかるのだろうか。
伐採地を過ぎると登山道は樹林帯に入り沢沿いの道になる。林道に出て途中舗装路を左折すると時坂峠となり、あとは時坂集落を下るだけである。
せっかくだから払沢ノ滝に足をのばした。厳冬期になると全面凍結が話題となる払沢ノ滝だが、まだ凍結には早いようで、滝の周りが少凍っているだけだった。
浅間嶺から払沢ノ滝入り口までは関東ふれあいの道の一部となっている。関東ふれあいの道は浅間嶺から南へ下り、上川乗のバス停に至る。その先は笹尾根の浅間峠に登り、生藤山から陣馬山、そして高尾山へと続いている。
フォトギャラリー:30枚
浅間尾根登山口バス停。トイレあり
ここを左に入り南浅川を渡る
一番上の民家の前。突き当りを左へ
林に朝日が射しこんできた
数馬分岐
さる岩
歩きやすい落ち葉の尾根道
人里分岐
道の霜柱が凍っていた
御前山と大岳山
この分岐は右の尾根コースへ
浅間嶺山頂
小さな手作り標識
冬枯れの道
浅間広場。トイレあり
浅間嶺展望台
富士山が見事
富士山アップ
北側のパノラマ。御前山の左に雲取山も
中央が雲取山。山頂の避難小屋が確認できた
展望台にはベンチがたくさん
大規模な伐採が行われていた
人気だったお蕎麦屋さん。2021年秋で完全閉店
時坂峠
払沢ノ滝入り口のレトロなお店。元は郵便局
お店の前からは天狗滝が見える
払沢ノ滝
一部凍結していました
野生の猿が現れた




