登山記録詳細

雪山登山
参考になった 5
GWに残雪の至仏山から尾瀬ヶ原へ 至仏山(関東)
img

記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2015年5月2日(土)~2015年5月3日(日)

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:東京駅6:36発  Maxたにかわ401号 上毛高原駅 7:53着
    上毛高原駅から関越交通バス大清水行き8:10発(2450円)
    鳩待峠連絡バス停で、鳩待峠行き乗り合いバスに乗り換え9:58(930円)
    帰りは、乗り合いバス、乗り合いタクシー共通券(930円)で人数が揃えば随時出発

  • 天候

    晴れ
    [2015年05月02日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

一日目
鳩待峠(11:00)・・・オヤマ沢田代(12:38)・・・至仏山(13:28ー13:53)・・・山の鼻小屋(15:10)<宿泊>
二日目
山の鼻小屋(6:50)・・・牛首分岐(7:33)・・・竜宮小屋(8:25ー8:55)・・・牛首分岐(9:59)・・・山の鼻小屋(10:28ー10:56)・・・鳩待峠(12:03)


総距離 約19.4km 累積標高差 上り:約877m
下り:約876m
積雪期のこの時期だけは、至仏山から尾瀬ヶ原に下ることが許されている。尾瀬ヶ原やその先に燧ヶ岳を正面に望みながら下ることが出来るわけだ。その上、今回は至仏山から雪面を標高差400メートルほどシリセードで滑降、爽快な気分を味わえた。尾瀬ヶ原も雪解けが進み、川面が顔を出しているところではミズバショウの花が咲き始めていた。残雪期の尾瀬も魅力が一杯だ。

鳩待峠からすぐに残雪があり、最初から軽アイゼンかチェーンスパイクなどを装着した方が良いだろう。もっとも登山した日は快晴で気温も高く、歩き始めも11時と遅かったために(東京を早朝に発っても上毛高原まではともかく、時間がどうしてもかかる)雪が腐っており、チェーンスパイクの効きは悪かった。稜線までの樹林帯には、赤布がつけてある上、トレースもしっかりついているのでよほどの悪天候でもなければ、初心者でも安心して登れるのではないか。

至仏山から山の鼻への下りは、山頂から高天原辺りまでは雪が消えているが、それより下はたっぷり残雪が残っている。傾斜もかなりある上、雪が腐っているので足下がすべる。その上、簡易ソリやシリセードですべり降りる人がたくさんいて、雪面のステップが潰れて歩きにくい。えい、ままよと自分もシリセードをしてみるとこれが実に具合がよろしい。お尻が濡れてしまうが、今日はもう小屋まで降りてフロに入るだけだ。カラフルなスコップに似た簡易ソリをぶら下げている人を何人も見かけたが、あれはシリセード用だったのだなと得心。50すぎのおじさんも久々に童心に返った気がする。もっとも、ステップを刻んである部分は、それを潰して滑ると歩行者は困ってしまうし、植生も考えなければならないと、あとあと反省。

<注記>鳩待峠ー至仏山ー山の鼻の区間は、GW明けの5月7日から6月末まで登山禁止になる。至仏山から山の鼻に「下る」ことができるのも積雪期のみ。

山の鼻小屋は、電気もお風呂もあり、山小屋と言うよりは簡易旅館のよう。こたつもある畳敷きの個室をあてがっていただき、汗を流し、たっぷりの料理を楽しんだ後は、ゆっくりと休めた。もちろん山小屋なので早出などの対応もしていただける。月が満ちていて満天の星空は望めなかったが、タヌキに出くわした。

翌日は日の出前に上田代まで散策、いったん小屋に戻って朝食を頂いた後、再び尾瀬ヶ原を竜宮小屋の先まで散策。竜宮小屋の小屋主さんのお話では、この時期はヨッピ川の吊り橋がまだ架かっていないとのこと、東電小屋を経由して周遊することを諦め、のんびりと散策。早朝は雪原も良くしまっていてチェーンスパイクの効きも良かったが、日が上がり8時にもなると気温が上がり雪が腐る。氷や雪が割れて川面に落ちる密やかな音、青空に映える白樺、ミズバショウの花、生態観測調査の方に熊の親子の姿を見せていただくなどしながら、コースタイムに縛られない散策を満喫。

再び山の鼻小屋に戻り、昼食を頂いた後、鳩待峠に向かって登る。ここは赤布やテープはないが、トレースがしっかりついているので、こちらも問題なし。そういえば登山はいつでも山から下って「終わり」だったが、尾瀬では鳩待峠に登ってゴール。珍しい経験をした。

雪が腐ると足下がすべるので、身体を安定させるにはストックが有効だろう。

登山中の画像
  • 鳩待峠から小至仏山を経て至仏山へ
  • 晴天はありがたいが、気温が高いために雪がシャーベット状でチェーンスパイクも利きが悪く少々苦労しながら登る。やっと至仏山の山頂が近づく
  • 至仏山山頂から越後側の山々
  • 高天原付近からの尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 山頂は雪がなかったが、高天原付近から下は再び豊富な残雪。雪がグザグサな上に斜度もそれなりにあるので、下りにも苦戦。えーいままよとシリセードで滑降すると、これが爽快で下着までびしょ濡れになってしまった。ただし、登山道のステップを潰すような行為、植生を荒らすことになりかねないので場所には留意が必要だと反省。
  • 二日目の夜明け
  • 夜明け間近の尾瀬ヶ原から望む燧ヶ岳
  • 朝日に染まる至仏山
  • 燧ヶ岳からの日の出
  • 朝靄の尾瀬ヶ原
  • 静けさの中、ときおりパサ、バサバサと音がする。何かと思えば、水面の薄氷が割れ、雪が崩れ流れていくのだった
  • 雪が溶けたところからはミズバショウの花が咲き始めている
  • 白樺は青空に良く映える
  • 竜宮小屋のそばで見かけたこの鳥はなんというのだろうか?
  • 熊の個体数調査をしている方々。木の上に親子のツキノワグマ三頭がいるのを見せていただく。
この山行で使った山道具
参考になった 5

※この登山記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

すてぱんさんの登山記録についてコメントする

関連する現地最新情報

  • 山ノ鼻ビジターセンター~至仏山
    山ノ鼻ビジターセンター
    尾瀬ヶ原はすっかり秋の装いで、湿原は草紅葉に季節を迎えています。湿原全体が色づくのはもうじき
    19年09月19日(木)
    原の小屋~尾瀬ヶ原
    原の小屋
    ナナカマドが日を追うごとに鮮やかな色合いになってきました。湿原はキンコウカの黄葉が広がっています
    19年09月17日(火)
  • 尾瀬沼ビジターセンター~燧ヶ岳
    尾瀬沼ビジターセンター
    尾瀬沼は花の見頃が過ぎ、少しずつ草紅葉が進んできています。と木々の実が色づき始めています
    19年09月12日(木)

登った山

類似するモデルコース

関連する登山記録

もっと見る

すてぱん さんの他の登山記録

もっと見る

参考になった 5

※この山行記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

[このページのトップに戻る]

こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

曇一時雨
明後日

曇時々晴
(日本気象協会提供:2019年9月22日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイトを刷新
パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイトを刷新 独自の立体構造で優れた吸汗速乾性と伸縮性を備えた「キャプリーン・ミッドウェイト」。アンバサダー3人の評価にも注目!
NEW 生きるための道具選び。シチズン「プロマスター」
生きるための道具選び。シチズン「プロマスター」 すべての道具の選択基準が「生きるために役立つ」ということ。K2登頂をめざした写真家石川直樹氏が本格志向の道具選びを語る
NEW モンベル「ストームクルーザー」の秘密に迫る
モンベル「ストームクルーザー」の秘密に迫る 定番レインウェア「ストームクルーザー」。日本の登山者に向けた雨具はどのように生まれ、どう進化したのか? その秘密に迫る
NEW 丈夫で伸縮性の高い、ハイブリッドなパンツを試す
丈夫で伸縮性の高い、ハイブリッドなパンツを試す 高橋庄太郎さんの連載「山MONO語り」。今月はホグロフスの「ラグドフレックスパンツ」を、岩場もある恵庭岳でチェック!
NEW 飛騨から登る北アルプス フォトコン優秀作品発表
飛騨から登る北アルプス フォトコン優秀作品発表 2部門に554点を投稿いただいたフォトコンテスト。審査員2名が選んだ優秀作品4点ほか、受賞作品が決定!
NEW 秋山PICK UP ITEM! シリオ
秋山PICK UP ITEM! シリオ 『秋山JOY』連動企画!ストレスフリーの軽量トレッキングシューズ、シリオの「P.F.46-3」を紹介
NEW カリマー「クーガー」モニターレポート公開中
カリマー「クーガー」モニターレポート公開中 25kgの荷物を5〜6時間背負っても疲労感が少なくフィッティングの良さを実感したという、もりちかさんのレポート公開!
令和の秋、紅葉登山の季節が到来!
令和の秋、紅葉登山の季節が到来! 秋の足音が少しずつ聞こえてきました。いよいよ山が最も色づく、紅葉シーズンの到来!
NEW 山の麓に住む。大町市に移住した家族の物語
山の麓に住む。大町市に移住した家族の物語 山好きが高じて大町市に移住した2つの家族。移住の経緯や大町暮らしの魅力を聞いた。移住体験会では参加者を募集中!
NEW 山と自然を感じる2日間!丹沢 山モリ!フェス
山と自然を感じる2日間!丹沢 山モリ!フェス 10月5~6日に開催される、山とアウトドアのイベント「山モリ! フェス」。スタンプラリー、ワークショップ、自然観察ツアー...
ロープウェイで登れる百名山
ロープウェイで登れる百名山 ロープウェイやリフトなどを使って、一気に標高を稼げる百名山はいくつあるかご存知?
王道の北アルプス縦走コースを歩こう
王道の北アルプス縦走コースを歩こう 森林限界を越えた稜線に、果てしなく続く縦走路。稜線歩きの醍醐味を思う存分楽しめる、北アルプスの縦走コースを紹介。
名峰・那須岳登山へ! 個性豊かでダイナミック
名峰・那須岳登山へ! 個性豊かでダイナミック 活火山の茶臼岳、峻険な朝日岳、最高峰の三本槍岳ほか、花畑の稜線や温泉など魅力満載の那須連峰。ほかにも湿原・お花畑・温泉と...
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS スマートフォンの普及で高価で手の届かなかったGPS機器が誰でも使える! 初心者向けのノウハウから裏技まで、登山アプリとス...
ツラく、キツく、長い急登の登山道を制す
ツラく、キツく、長い急登の登山道を制す 長い急登を汗水流し、気合と根性を振り絞って、延々と登った先にある素晴らしい景色と充実感を味わいたいなら、ココに決まり!
「踊っている木」、どの山に行けば見られる?
「踊っている木」、どの山に行けば見られる? 標高は2017m、日本百名山の一座として知られています。はじめての山中泊、はじめての縦走登山などにも適した山です。