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行程・コース

天候

朝晩のみ冷えこむも日中はきれいに晴れわたる。風なし。

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

07:57〜東日原バス停スタート
08:38〜八丁橋〜09:01
10:14〜日原林道「延伸済み」の終点
10:29〜おなじく、「延伸予定」の終点
10:48〜長沢谷に下りる〜11:17
11:53〜ナギ谷の頭 西尾根に取りつく
13:09〜ナギ谷の頭〜13:32
13:41〜天祖山
13:47〜欠けた道標から北尾根に入る
14:08〜立岩神社から北尾根の下降を開始
15:30〜孫惣谷に下りる〜15:35
16:39〜八丁橋
17:16〜東日原バス停フィニッシュ

コース

総距離
約24.0km
累積標高差
上り約2,852m
下り約2,852m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

日原林道の延伸予定?まで歩き、下降可能な地形だったので長沢谷に降りてみた。ここでプランを作り直し、700mほど谷を遡ってナギ谷の頭 西尾根を上がった。
天祖山の北尾根は2度目なのに、道迷いをおこしてずいぶん時間をかけた。
概略は本文を、詳細は写真のキャプションを参照。
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〇 日原林道の延伸地点
舗装された林道はナギ谷オキ尾根の南端まで出来あがっているが(写真3)、さらにその先、尾根の北にまわりこみ窪の手前まで工事予定らしい杭が立っている(写真4)。日原川流域の他の谷と比較すれば傾斜は緩く、長沢谷に下降可能な地形も散見される。
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〇 ナギ谷の頭西尾根
仮称。ナギ谷の頭から南東に走るナギ谷オキ尾根の、稜線から250mあたりで真西に派生している。末端は地形図では崖記号が入るが、林業の痕跡があり問題なく取り付くことができる。傾斜が強く四つ足の時間が長い。
長沢谷の取り付きco1160m~ナギ谷の頭co1671mの標高差510mに距離1100m、平均勾配46%。サイン類は見かけなかったが林業の痕跡あり。
/動画~ナギ谷の頭西尾根の末端/
https://youtube.com/shorts/hM_76oyUZZs?si=1plxRvUGwQQS_Lam
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〇 天祖山北尾根
この尾根を下るのは2回目になる※。前回は立岩神社からの降りはじめで進路探しに苦労した。二度目だし尾根の様子もおおよそわかったしでスンナリ降れるはずが、そうは問屋が卸してくれなかった。まず、co1500m付近まで北尾根は傾斜があり、鉱山の敷地と接してもいるので乗っかっても苦労しそうだ(=東の鉱山側は採掘後の崖が多い)。何度か近づこうとしながらあきらめ、西側の窪を拾いながら下降し、1500を切ったところで尾根のてっぺんに乗っかる。読みどおり奥多摩工業の黒いコードを見つけたまでは良かった。ところがコードの先が見つからない。木々がまだ青々としていた前回から1か月と10日のあいだに葉がすっかり落ち、落ち葉に埋もれたようだ。同時に、コード沿いの踏み跡も落ち葉で隠され、急斜面の降りかたが不明になってしまった。大きく西に迂回しながら標高を下げ尾根に戻り、もういっぺんコードを見かけたが、また失って孫惣谷への着地に苦労した。
葉が茂っている季節とすっかり落ちた時期では周囲の印象がずいぶん異なるという、「いまさら」な教訓を復習した。もうひとつ、北尾根は崖や岩があっても容易に回避できるが、下降でとるのは決して易しくはない。
/※天祖山北尾根、前回20231008を含む記録/
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=285605
/動画~天祖山北尾根co1430m付近から鉱山/
https://youtube.com/shorts/yytMQjj2S7M?si=3Puqah19TgLDgNsc
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● メモ
行きはバスの車中と小川谷橋まで、帰りは東日原バス停でSさんとご一緒する。
体調よろしくなく、やたらと長い休憩を入れたハイキングになってしまった。
長沢谷はハイカーにはほどよい水量で越えるのに苦労しそうな滝が少ない(皆無ではない)。林業の痕跡が杣人のくらしを偲ばせるのにも心惹かれる。天気の良い日に、大好きな長沢谷をのんびり遡るのは楽しかった。
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(20231125 了)

続きを読む

フォトギャラリー:51枚

1.
ピーカンの東日原バス停。Sさんとすぐに出発する。

2.
日原林道は南が開けているので日に当たる時間が長く、暖か。

3.
林道の現在の延伸地点。ナギ谷オキ尾根の末端に達しようとしている。

4.
杭やロープがたくさん設置されており、延伸予定ルートだと推測する。

5.
振り返って。最後のサイン、手前(写真では向こう側)にはロープが渡っている。場所はナギ谷オキ尾根の下部を回りこみ、小窪に達するあたり。

6.
同地点で長沢谷を2倍ズーム。降りられる地形だと感じた。

7.
ほぼ同じ地点、上空をワイヤーロープが2本、渡っている。少し上流方向に追ってみたが地形が険しくなるようなのであきらめ、

8.
長沢谷に降りる。

9.
下流方向。

10.
下降した窪。

11.
上流。ここで大休止。

12.
休憩後に上流に向かい歩き出す。

13.
良いですねえ。沢登はやらないが「沢歩き」なら大好き。

14.
途中で流れに足を入れないと進めない地形がいくつかあり、フィルムなしのシューズなので「途中で乾くでしょ」と水流をゆく。全部で10か所くらい、足首上まで。

15.
ワイヤーロープ。

16.
ナギ谷の頭 西尾根が見えた。「傾斜あるなあ」。

17.
回りこむと、

18.
この地形。取りつき可能でホッとする。

19.
休憩後に前の写真まで上がる。グローブの上に一升瓶が転がり、林業の尾根だと判明して「それなら上がれるな」。もういっぺん休憩のしなおし。

20.
進路にはモッコリ。

21.
上がって谷を振り返る。また来ますから。

22.
安定しない急斜面の登り。

23.
右から支尾根が合わさり傾斜がいっとき緩む。

24.

25.
ふたたび急になる。

26.
サントリーレッドの大びん、2L?co1480付近。
お「おじさんも酒は欠かせないが。レッドの2Lってどんだけだよ」
オ「………」

27.
ワイヤーロープ始点。写真7とは標高が違いすぎる。

28.
ナギ谷オキ尾根が上がってくる。

29.
表尾根に上がる。

30.
ナギ谷の頭。

31.
天祖山。

32.
注連縄。ありましたっけ?

33.
注連縄の両脇の祠には新しそうな御幣。

34..
籠堂(社務所)もいつもと印象が違う。祭日の前後なのだろうか。
天祖山に上がる直前に白人のソロハイカーさんとすれ違い少し話したのだが(Toridani Hutに泊まるとのこと)、神妙な顔つきだったのは神様にあたったのかな。

35.
籠堂すぐ下の欠けた道標から左へ。距離は短いが真正の「天祖山裏参道」。

36.
踏み跡をたどり鉱山の立ち入り禁止柵に当たる。

37.
同地点の左の踏み跡に乗り換え、

38.
まずは天明神様。かつて立岩のてっぺんに祭られていたとのこと。こんな平場ですみませんね。

39.
続いて石岩神社。

40.
最後に立岩神社。ここまでは踏み跡明瞭。

41.
立岩神社から少しバックし、適当に標高を下げる。北尾根のてっぺんは露岩の連なりで難しそう。眺めながら

42.
踏み跡を拾い東へ向かう。はじめ獣道だろうと思ったが、

43.
人が歩いた気配もある。小さなコルを乗越す。

44.
その先は道が見えなくなり、斜面を降る。

45.
振り返って通過した小窪。急斜面に倒木のヤブ、ここはしんどかった。

46.
そのあとはスルスル歩いて北尾根に乗り、鉱山を見渡せる場所まで来る。

47.
同地点、繋がれた導管。

48.
20m下げて北尾根の黒いコード。これでひと安心、と安心したのが失敗だった。

49.
鉱山遺物に惹かれながら歩いているうちにコードを見失う。

50.
鉱山のフチ。ここから本文に記したように迷走した。

51.
最後に降った斜面を振り返る。着地したのは鉱山施設のはしっこ、孫惣谷の堰堤のあたり。

すべての写真を見る

装備・携行品

【その他】 ラ・スポルティーバのウルトララプターⅡ(以下ほとんどモンベル)。起毛タイツ・半ズボン・チェーンスパイク。メリノウール厚手にカンガルーヤッケ・ペツルのヘルメット・ブラックダイヤモンドのフルフィンガーグローブ。ザックはモンベルのアルパインライト30Lにヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・ココヘリ発信機・雨具上のみ・傘・フリース・ロールペーパー。ハイドレーションに水1.8L・コッペパン・カルパス・ナッツとドライフルーツ+塩。着替え一式とサンダルは奥多摩駅のコインロッカー。

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登った山

天祖山

天祖山

1,723m

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