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62.【百名山#35】唐松岳・五竜岳2024夏(1泊縦走)/八方の湯

五竜岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (まさ0806 さん )

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行程・コース

天候

超快晴。数日前まで梅雨空だったのが嘘のような夏空。

利用した登山口

八方池山荘   アルプス平駅  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: ・白馬八方尾根の第3駐車場(無料)に駐車。約200台駐車可。ゴンドラリフト(アダム)まで10分ほど。ちなみに、アダム近傍の駐車場は1,000円/日。
・復路は白馬五竜テレキャビンでエスカルプラザに降りてアルピコタクシーを呼ぶ。プラザ内にタクシー会社につながる電話あり。約10分ほどで到着。八方尾根の駐車場まで15分ほどで2,700円。疲れた身体で徒歩・電車で戻ることを考えると安いと思います。

この登山記録の行程

【1日目】
八方池山荘(07:45)・・・第三ケルン(08:35)[休憩 5分]・・・丸山(09:55)[休憩 30分]・・・唐松岳頂上山荘(11:15)[休憩 30分]・・・最低鞍部(12:45)[休憩 15分]・・・五竜山荘(14:15)

【2日目】
五竜山荘(04:55)・・・五竜岳(05:30)[休憩 25分]・・・五竜山荘(06:35)[休憩 40分]・・・大遠見山(08:45)[休憩 5分]・・・小遠見山(09:40)[休憩 10分]・・・地蔵ノ頭(10:30)[休憩 10分]・・・アルプス平駅(10:50)

コース

総距離
約16.1km
累積標高差
上り約1,858m
下り約2,174m
コースタイム
標準12時間20
自己9時間35
倍率0.78

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

2024年夏は、八方尾根から唐松岳を経て五竜岳に登って遠見尾根を下る縦走コースに挑戦。
夏の後立山は眺望抜群、最高の山旅。が、1泊2日テント装備では結構ハードなコース。今思い返しても、辛かった・・・というのが正直な感想。

コースのハイライト一番目は、八方池。ネットでもよく目にする風景が眼前に広がっていますが、白馬三山や不帰キレットを背景にしたナマの八方池は、最高に美しかった。ここまで来るだけでも十分価値あり。

八方池から唐松岳頂上山荘と五竜山荘までの縦走路は、私にとっては忍の一文字。頂上山荘到着時点で唐松岳を往復する体力・気力が残っておらず。なので、タイトルの「唐松岳」は登っていません。。。一時はそのまま唐松岳頂上山荘でテント泊してしまおうかと思いましたが、山荘の自販機で買った冷たいポカリスエットと五竜岳や劔岳の絶景に、縦走を頑張る勇気をもらいました。唐松岳頂上山荘から五竜山荘までの縦走路は何度も登り返しありの、途中の藪道は蒸し暑かったりで、これもまた修行。頂上山荘から直ぐの牛首は、岩稜帯で一気に高度を下げます。結構スリルのある箇所で、ここだけはアドレナリンで疲れを忘れてました。この区間と五竜岳はヘルメット着用推奨です。

五竜山荘テント場は区画が整理されているので快適です。この日は五竜山荘は満員だったようです。必死でテント装備を担いで山の上の5つ星ホテルをつくるか、荷物を軽量化して鮨詰めの山小屋で我慢するか、、、年を取るにつれて究極の選択になりつつあります。ちなみに、五竜山荘では飲料がとても貴重。煮沸推奨の雨水を購入可。いろはす500mlは800円。ビールは350ml・800円、500ml・1000円。自分でどれだけ持ち込むかは体力と要相談。

コースのハイライト二番目は、五竜岳。二日目朝に登頂。前日テントで熟睡でき、荷物デポして軽量化したこともあり、快調に登りました。結構な岩稜帯なのでストックなしで手を使って三点支持でしっかり登る必要があります。山頂からは北アルプスの大絶景。北は日本海、西には劔立山、南は鹿島槍そして遠くに槍穂高。家に帰って写真で見るとぼやけているのですが、実際の風景は百倍の感動。この絶景があるからどんだけ苦しくてもまた山に登るんだよなぁと一人納得。

五竜山荘に戻ってテント撤収して、遠見尾根を下山。こちらも下りばかりではなく、西遠見、大遠見山、中遠見山、小遠見山と何度も登り返しがあるなかなかのコース。特に中遠見の登り返しがきつかった。こちらのおすすめは、八方尾根、唐松岳、五竜岳の縦走コースを一望できること。昨日からほんと頑張ったなぁと自分を褒め(甘やかし?)たくなってしまいます。

下山後は恒例の温泉へ。白馬八方は4つの温泉施設があるとのことで、営業していた八方の湯へ(駐車場付近の郷の湯は休業。)。日帰り入浴800円。熱めでしたが、高アルカリ質のしっとり泉質。たまった乳酸をしっかりほぐしました。

最高の山旅にはテント縦走、そのためには日々の体力錬成。当たり前ですが、改めて頑張ろうと思った白馬八方・五竜でした。

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フォトギャラリー:53枚

ゴンドラ「アダム」乗り場。標高770m。左手はチケット売場。八方池山荘まで3つのゴンドラ・リフトで片道1,900円。この日は0700にリフト運行。15分前には列ができていた。

アダム終着点の兎平。標高1,400m。前方に見えるのはアルペンクワッドリフト。

アルペンクワッドリフト終着点の黒菱平。標高1,680m。奥には白馬三山が顔を出しました。

最後のグラートクワッドリフトが見える。

登山基地となる八方池山荘に到着。標高1,830mまで上がってきました。

第二ケルンのトイレ付近より。白馬三山と不帰キレットが真正面。

八方池に降りていく分岐。夏の登山道が美しい。

八方池から不帰キレットをバックに。鏡のように映り込んでいる。最高の一枚。

八方池の周りは高山植物の宝庫。

八方池と丸山ケルンの中間点あたりから。五竜岳と鹿島槍が美しい。が、今日の宿泊地の五竜山荘ははるか。。。

丸山ケルンから白馬三山。

丸山ケルンから白馬村方面。

正面は唐松岳。

唐松岳頂上山荘の上部から。右奥は劔岳・立山・薬師岳。左は五竜岳。

立派な唐松岳頂上山荘。

唐松岳頂上山荘から唐松岳を望む。左下にテント場。

唐松岳頂上山荘を出発するとすぐに牛首の岩稜帯。結構下降する。五竜岳に向かって登山道が続く。これもお気に入りの一枚。

唐松岳頂上山荘から五竜山荘まで、まだ半分は来ていないか。。。

振り返って唐松岳。だいぶ歩いてきた。

白岳を周り込むと、五竜山荘が見えた!

五竜山荘の正面。

五竜山荘から西に長野方面。

テント場は一区画が区切られているので快適です。岩場なのでペグは刺さりません。テント1張2,000円+1名2,000円=計4,000円。

夕陽に映える五竜山荘。

日没前のテント場。

今日は一日お疲れ様でした。ヘトヘトです。

五竜山荘前から日の出付近。雲海の中に浮かぶのは八ヶ岳と南アルプス。

五竜岳をバックにモンベル・ステラリッジテント。

五竜岳を登っている途中から振り返り。奥は唐松岳。八方尾根も見える。右に五竜山荘。昨日は唐松岳頂上山荘からアップダウンありの結構な道のりだった。

朝日が差し込んで少し幻想的な一枚。たまたま映り込んだ登山者も雰囲気出てるかな?

五竜岳2,814m頂上達成。後ろに劔岳。

五竜岳頂上から北方面。朝日に照らされる唐松岳、白馬三山。

真正面に劔岳、立山。

鹿島槍の双耳峰と吊り尾根が大迫力。

今回のベストショット。白岳頂上付近より。五竜岳・五竜山荘の奥に鹿島槍。

西遠見山から少し下ったところ。風が吹き抜けて気持ち良く、汗が一気にひく。休憩におすすめ。

西遠見の標識。

西遠見池から振り返る。

大遠見標識付近から振り返り。

大遠見山付近より。昨日登った八方尾根を見渡すことができる。結構頑張ったなぁと感慨深い。

大遠見山付近より。遠くに見えるのは白馬村。

中遠見山手前より唐松岳全景。上部は岩質が違うのが分かる。

中遠見山少し手前より、唐松岳と五竜岳。こちらも昨日のルートが良く分かって感慨ひとしお。

中遠見より五竜岳。この手前の登り返しが超絶苦しかった。

地蔵の頭。アルプス平までもう少し。

地蔵の頭より八方尾根全景。

白馬五竜高山植物園。コマクサ。

おそらくツリガネニンジン。

イワベンケイかな。

シモツケソウの群生が見事。

アルプス平駅に到着。あとは五竜テレキャビンで下山するのみ。

八方第3駐車場に戻ってきました。

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装備・携行品

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登った山

五竜岳

五竜岳

2,814m

小遠見山

小遠見山

2,007m

地蔵の頭

地蔵の頭

1,673m

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