行程・コース
天候
初日:晴れ後曇り 二日目:晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
八方アルペンラインゴンドラリフト脇の駐車場を利用。一日1000円×2日分を先払い。
この登山記録の行程
八方池山荘(07:39)・・・丸山(10:08)・・・唐松岳頂上山荘(11:04)・・・最低鞍部(13:00)・・・五竜山荘(14:08)
五竜山荘(05:40)・・・五竜岳(06:48)・・・五竜山荘(08:49)・・・大遠見山(10:43)・・・アルプス平駅(12:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年度唐松岳から眺めた五竜岳へ、一年越しに挑戦。
八方尾根から唐松岳頂上山荘を経由し、五竜山荘に一泊、頂上アタック後遠見尾根から下山するコースを選択した。
八方アルペンラインは7時から開始だったので5時に到着するように移動する。
運行開始時間は時期によって微妙に異なるので注意が必要。
到着時は車も少なく、ゴンドラの目の前の駐車場に停めることがことができた。今回は2日停めるので2,000円をお支払いする。
ゴンドラと二本のリフトで一気に1800mまで上がる。
八方池までは木道なども整備され、歩きやすい。左手に五竜・鹿島槍、右手に白馬三山を見ながらゆっくり高度を上げていく。
天気にも恵まれ、八方池では水面に映る白馬とともに写真を撮る。
この後は本格的な登山道となる。扇雪渓までは林の中の道もあり、程よく日光を遮られるため快適であった。
扇雪渓は広めの休憩スペースがあるため、ここで涼をとりながら水分と行動食を補給。
このあたりから森林限界なのか、日光に照らされながら尾根を登っていく。急登や危険個所はないが、気温も上がりかなり暑い。
尾根を登り切れば唐松岳が目に入る。
唐松岳頂上山荘で休憩後、雷予報が出ていたので唐松岳には寄らず五竜山荘へ向かうことに。
五竜山荘までのコースは牛首から始まる。
すれ違いが難しいギザギザした岩場であり、鎖も重く太いため扱いづらい。岩が鋭いため太くしているのだろうか。
集中して降りていくが、岩場には多くの高山植物が咲き乱れており、飽きさせない。
降りきるとアップダウンが続く稜線コースである。五竜山荘の姿は最後まで見えないので、先が見えずなかなか辛い。
途中で遠くのほうから雷の音が聞こえたときはドキッとしたが、その後は何ともなく、雷や雨が降ることはなかった。
白岳・遠見尾根への分岐を通り過ぎれば、五竜山荘に到着する。
チェックイン後、生ビールをいただく。贅沢なひと時である。
小屋は非常にきれいで、小屋であることを忘れてしまうほど充実した設備であった。トイレが快適。
室内の炊事場で、米を炊き、焼肉をいただく。食後は夕日や星を眺めながらコーヒーを飲み、明日に備え就寝。
翌日は朝日に染まる五竜岳にアタック。荷物は減らして、山荘にデポさせていただいた。
五竜岳は途中まで緩やかな登りであるが、岩場に来ると鎖場の連続である。
手や足をかけるところは多く、それほど難しくはないが、岩を落とさないか注意が必要である。すれ違い時も注意。
山頂からの眺望は素晴らしく、鹿島槍の奥に槍が見えるほか、立山~剣、日本海までも目に入った。
風もなかったためここでコーヒーをいただく。一年越しに夢が叶った瞬間であった。
五竜山荘まで戻り、冷えたコーラをいただいたら、遠見尾根の下山スタート。
一度白岳を登り、そこから急降下で標高を下げていく。
途中の登山道ではライチョウの親子に遭遇!
その数はなんと5羽。夢中でカメラにその愛らしい姿をおさめていく。
登山道のど真ん中で、砂浴びをしているようであった。
できるだけ近づかないように、脇をそっと通り抜けたが、まったく警戒していないようであった。
これほどの距離で見たことはなかったので、実にラッキーな出会いであった。
西遠見までは鎖場もあるが、そこから先は危険個所も少なくなだらかな山道である。
小さなピークを越えながらの歩行は辛く、また気温も上がっているため水分はかなり消費する。
小遠見山は手前に巻き道があるため、疲労時はおすすめである。
小遠見を過ぎ、沼の散策コースを過ぎるとリフト乗り場である。
リフトは無料で運行しているので、アルプス平駅までゆっくり降りる。
リフトを降りた後にアルプス平駅まで登ることになるが、結果的にリフトを使用してよかったと思う。
テラスでコーラを飲んだら、ゴンドラに乗って下界へ。
事前にお願いしていたタクシーに乗って、八方の駐車場に到着。
岩岳の湯で汗を流し、渋滞する前に家に帰りつくことができた。
高校生以来の北アルプス縦走。
憧れていた五竜に登ることもでき、星もライチョウも見ることができ、大満足の二日間となった。
フォトギャラリー:31枚
リフトからも見える五竜・鹿島槍
白馬の山々
八方池
空を見上げるマツムシソウ
ニッコウキスゲ
五竜・鹿島槍の存在感
チングルマの群生
唐松岳
雲が上がってくる
鎖が続く牛首
岩陰に咲く
コマクサ
遥か遠くに五竜
断崖絶壁
小屋について一安心
日没、コーヒーを飲みながら
朝日に染まる岩峰
双耳峰の鹿島槍
奥に槍
山頂 空が青い
剣岳
山頂から唐松・白馬方面
小屋に戻って休憩
遠見尾根の途中で、、あれ?
親子連れ!
登山道の真ん中に鎮座
そーっと近づく
砂浴びしているよう
通らせてくださいね
クルマユリ
遠見尾根から見上げる五竜
夏の雲




