行程・コース
天候
19日 曇り、20日雨強し、21日朝方雨のち晴れ、22日晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
行き:JR松本駅から新穂高温泉までアルピコ交通バス
帰り:黒部ダムからトロリーバスで扇沢へ
この登山記録の行程
19日新穂高温泉13:50-15:00わさび平(泊) 20日わさび平05:30-08:20シシウドヶ原08:35-09:40鏡平09:55-11:05弓折岳分岐11:10-12:20双六小屋13:00-14:30双六岳14:35-15:55三俣蓮華岳16:00-16:45三俣山荘(泊) 21日三俣山荘04:15-04:45岩苔分岐04:50-06:25岩苔乗越06:30-07:20水晶小屋07:30-08:25水晶岳08:30-09:30温泉沢の頭09:50-12:00赤牛岳12:15-16:30奥黒部ヒュッテ(泊) 22日奥黒部ヒュッテ07:00-09:25平の渡場10:20-(船)-10:35平の小屋11:00-15:10黒部ダム
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
山に興味を持った40年前から一度黒部の源流域を見てみたいと思っていたが、なかなか思い立つ機会が無かった。近年になって薬師岳や黒部五郎などを訪れるようになり、今回裏銀座を目指したいという仲間がいたので途中まで伴に行動し、最後に赤牛岳から読売新道を目指すことにした。
新穂高に向けて八王子駅を出発したのは7月19日朝であるが、折からの台風6号の影響でJR中央線が一時運転見合わせとなり、松本到着が予定より1時間近く遅れてしまった。このため、松本から新穂高温泉行の特急バスに間に合わず、次のバスになったので止む無く1日目の宿泊をわさび平にせざるを得なくなった。
おかげさまで、わさび平も2日目の三俣山荘もゆったりと泊まることができた。
3日目に同行者と別れて単独で読売新道へ向かった。雨の中を朝4時過ぎに出発、一旦黒部の源流に下り、そこから水晶小屋に向かった。岩苔乗越へ向かうこの登りがこの4日間の中で最も苦しかったと言って良いだろう。音に聞く読売新道の長さが頭に重く圧し掛かり、早く水晶小屋へと焦る心を宥めながら小屋へ向かった。そして何とかタイムリミットの7時過ぎに小屋を通過する。
ここからは本当に運上の楽園さながら途中で少し道を失う場面はあったものの、水晶岳、赤牛岳とクリアし、読売新道にかかる。この年は蝶の当たり年だったということで、タカネヒカゲとアルプスモンキが異常と言えるくらい多かった。それを愛でながら一路奥黒部ヒュッテを目指した。
圧巻は最終日、黒部湖畔のルートである。地図上はほとんどアップダウンの無いダム湖沿いの道であるが、実際には梯子を何度も上り下りするようになっており、しかも7月のこの時期ではまだ冬季の雪などによる梯子などの破壊修復がほとんど手付かずであり、不安な中での平の渡しへの到着であった。
ただ、一生記憶に残るルートであることは間違いなく、なおかつ年間の黒部の状況も理解することができた。
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