行程・コース
天候
両日ともに快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
27日夜に作場平駐車場へ。23時着時点で駐車数は3台。29日昼帰着時は10台前後駐車されていました。林道には少し残雪がありますが、凍結して危険なほどではありません。まだノーマルタイヤでセーフ・・・帰りは林道を歩いて駐車場へ戻っています。
この登山記録の行程
【1日目】
作場平(06:30)・・・笠取小屋[休憩 10分](08:00)・・・雁峠分岐(08:20)・・・雁峠[休憩 10分](08:30)・・・雁峠分岐(09:00)・・・笠取山[休憩 10分](09:30)・・・唐松尾山[休憩 20分](11:40)・・・御殿岩分岐(12:20)・・・山ノ神土(12:40)・・・将監峠(12:50)・・・将監小屋(13:00)
【2日目】
将監小屋(06:30)・・・将監峠(06:40)・・・飛龍権現(08:40)・・・飛龍山(大洞山)[休憩 10分](08:50)・・・飛龍権現(09:10)・・・将監峠(10:20)・・・将監小屋[休憩 30分](10:30)・・・将監峠入口(12:00)・・・作場平駐車場(13:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
将監小屋の田辺さんに謹んでご冥福を申し上げるとともに、素晴らしい小屋を守り続けてくださったことに、心より感謝申し上げます。
作場平を出発してしばらくは枯葉の道をいきますが、26日の初雪が徐々に現れ、厚みを増しはじめます。鹿の群れや猪のペアに出会ってしまうなど、獣の臭いが濃い山道です。
笠取小屋は既に小屋締後だったのでしょうか、ひっそりと雪に閉ざされていました。
新雪を踏みしめながら先週の下降点、雁峠へ。雁峠からは先週辿ってきた奥秩父の稜線が脈々と続いており、はるか遠くには衝立のような南アルプス北部。今日の縦走はここからスタートです。
分水嶺を乗越すと笠取山の直下に降り立ちます。雪がびっしりとついた急斜面、ルートは直登、念のためここでアイゼンを装備します。チェーンアイゼンを今回は用いました。
なかなか厳しい岩場混じりの斜面をよじ登ると遮るもののない大展望!富士山も眼前に迫ります。
笠取山の西峰を抜け、黒槐の森に下降してからが今回の縦走の核心です。唐松尾山までは次々と現れる偽ピーク!乗越ても乗越てもピークが現れます。積雪は10~30cm程度、凍結部分も多く歩速はやや落ちますが、ラッセルするほどではありません。
尾根から下降すると現れる草原、その隅にひっそりと建つのが将監小屋です。
この寒さでも水は凍らずに豊富に出ています。しかし小屋主を失った将監小屋は静まり帰っています。
避難小屋として開放されている将監小屋には宿泊者1名、テント場には私の幕含めて2張と非常にさみしい初冬の夜が更けていきました。
翌朝は寒さで目が覚めました。凍るテント、冬の訪れを実感します。
月初に登った飛龍山へ、今度は奥秩父縦走路から目指します。
朱色に染まる空を右手に見ながら凍結した路面を進みます。
途中何度か水場を通過しましたが、水量は微量、ただし凍結せずにまだ水を提供してくれています。7割程度は融雪していて土を踏んで歩けます。
権現様の手前にある禿岩からは丹沢から浅間山まで見える270度大展望!本当に素晴らしい絶景ポイントです。金峰山からここに至る稜線を具に眺めることができました。
そして権現様から飛龍山へ、、、山頂にタッチ!
奥秩父は瑞牆山から奥多摩の飛龍山までようやくトレイルが繋がりました。
将監小屋に戻ってテントを撤収、去り際に小屋主のご冥福を再度お祈りし、出発。
ほとんど雪のない林道を下ります。(※牛王院下の分岐に道標あります!)
車道に出てからはひたすら車道歩き。下山後の車道の上りがこんなに辛いとは・・・
しかしふと現れたカモシカがとぼけた顔で癒してくれたのでありました。
※
テント場はまだ積雪微小で夏外張で問題ありません。スコップも不要です。アイゼンも念のためあれば安心程度。笠取山直下以外では用いていません。ただし雪がまた降れば状況は変わりますのでご注意ください。


















