行程・コース
天候
初日:曇り 2日目:曇り-時々晴れ 3日目:晴 4日目:晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
さわやか信州号 往復
この登山記録の行程
1日目
横尾(09:30)・・・本谷橋 ・・・涸沢ヒュッテ(12:30)
午後はヒュッテ近隣で歩行訓練
2日目
涸沢ヒュッテ(06:00)・・・南稜取付(07:44)・・・北穂高テン場(08:30)・・・滝谷(09:08)・・・(09:30)北穂高山頂(10:15)・・・涸沢ヒュッテ(13:10)
3日目
涸沢ヒュッテ(06:00)・・・お花畑コース(06:33)・・・ザイテングラード分岐(06:47)・・・穂高岳山荘(08:22)・・・奥穂高山頂(09:26)・・・涸沢ヒュッテ(13:01)
4日目
涸沢ヒュッテ(06:00)・・・屏風岩のコル(07:21)・・・屏風岩(07:40)・・・奥又白沢(09:46)・・・新村橋(10:52)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【授業のまとめ(概要)】
・大事なこと
①ルートファインディング
⓶天気予測
③進退の見極め(縦走では遭難に結びつく)
登山についての答えは、自分が経験した中から回答を見つけるしかない。
・穂高登山について
穂高は、落石が多く非常に危険な山である。このため高い技術力が要求される。落石をしない/遭わないことが大切。自然落石もあるが、多くは上部を歩いている登山者が引き起こす。他人に迷惑をかけないことが大事。頂上に到達するために、集中すること。
指導者を教える指導者のレベルであれば、歩き方を見ただけで穂高での登山技量は分かる。
岩稜で危険を誘う装備、ウエストポーチ、余ったリュック紐、ストック
・ガイドブックの表記
ガイドブックやツアー案内で、難なく登れる風の記述があるがこれは営業ライク。よく見ると小さく危険と書いてあったりする。実際には相当の技術を要する。(毎年多くの山岳事故が発生している)
・登山の本質
英国貴族(紳士)のスポーツ。頂上を争うのではなく自らに向き合い山と対話することが本質
・アルプス=穂高の理由
1.鋸状の山並み
2.雪渓
3.高山植物
【感想】
・夏の涸沢は今回が初めて、北穂高、奥穂高、屏風岩と最も贅沢なコースを体験できた。入学前は正直不安で、キャンセルを何度か考えたが、結局すべて問題なくクリアー。
梯子、岩場ともに三点確保を確実にし、穂高の地学特性を理解できれば私のレベルでも危険と感じたことはなかった。
・またネット検索の結果は「登った勇姿」の記録であり、これからの登山の参考にはならない。というのも子供でも条件が揃えば穂高には登れる。しかし、山の基本を知らないままに登る人たちがアクシデントに遭遇し深刻な当事者となるだろう。
・アブが大量に生息し、危険個所の通過でも注意散漫となる。防虫ネットや防虫素材の衣類が良いと思われる。ちなみに50匹ぐらい駆除した。
・快晴、曇りの天気で紫外線は強烈。暑い。防寒着(フリース、ソフトシェル)は夜も全く未使用。ただしキャンパーはULダウンを着用していたが個人としては必要と感じない。
・涸沢周辺は雪枯れ(夏の進行が早い)だが渇水はなかった。
・屏風岩(パノラマ)はガレており、バリエーションルートに近い。やはり初心者や荷物の多い場合は避けたほうが無難。実際には登山者は多かった
・ザイテンの下りで、上から「ら~く!( ^)o(^ )!」と笑いながら叫ぶおばさんがいた。経絡秘孔を突いてやりたかった。ストックを岩稜で使うなど、論外の輩も相当いた。半数は穂高に上る資格がないのではないかと思う。
・主催の涸沢ヒュッテのご厚意により、多忙な時期にもかかわらずスペシャル・サービスの連発。改めてお礼を述べたい。(若め)女性はぜひ参加したほうが良い。
フォトギャラリー:74枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | サブザック | 水筒・テルモス | タオル | グローブ |
サングラス | 着替え | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー | 行動食 | GPS機器 | カラビナ |
スリング | ヘルメット | ||||
【その他】 頂上への登坂。(雨具、弁当、水筒、カメラ、GPS)= サブサック |
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