行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
鴨沢(07:40)・・・小袖乗越(08:03)・・・堂所(10:03)・・・七ツ石小屋[休憩 10分](11:03)・・・七ツ石山(11:34)・・・ブナ坂(11:45)・・・雲取奥多摩小屋[休憩 30分](12:23)・・・小雲取山(13:32)・・・雲取山[休憩 30分](13:56)・・・雲取山荘(15:05)
【2日目】
雲取山荘(05:00)・・・雲取山[休憩 10分](05:40)・・・小雲取山(06:10)・・・雲取奥多摩小屋(06:30)・・・ブナ坂(07:00)・・・七ツ石山(07:10)・・・七ツ石小屋[休憩 10分](07:33)・・・堂所(08:10)・・・小袖乗越(09:05)・・・鴨沢(09:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
東京都最高峰の「雲取山」登頂記録
26日から27日にかけて1泊2日で、雲取山(2017m)へ登ってきました。雲取山は、秩父多摩甲斐国立公園の代表的な山の一つで、「日本百名山」に選ばれています。1都2県にまたがるとともに、東京都の最高峰・最西端の山でもあります。山頂には一等三角点が設置されています。
雲取山は通常は2日行程で登山しますが、健脚ならばコースによっては日帰りも可能です。ただし、日帰り登山は早朝に登りはじめないと下山時には日が落ちます。
【1日目(26日)】
天気は曇り。奥多摩駅を7:00発のバスに乗り込み、山道入口のある鴨沢で下車(7:40)。登山口に通じる道はバス停のわきにあります。しばらく車道を歩き、山道へ、ふたたび車道に出て少し歩いたら、本当の登山口です。とりあえず、七ツ山石山へ向かいます。案内板や道標がたくさんあるので、道を間違えることはありません。何カ所か巻き道がありますが、基本、尾根道を通ることをオススメします。時間的にも、体力的にもさほど変わらない上に、尾根からは富士山をはじめ、たくさんの山々の連なりがみられ、その雄大さを拝めるからです。
下山する方3名とすれ違いました。一人は軽装備の7,80歳の男性でしたが、雲取山まで日帰りで往復してきたそうです。もう一人は70歳くらいの女性。テント泊装備の60ℓザック(30kgはありそう)を背負いスタスタ降りていきました。ふたりともすごいわ!(゜ω゜)私は、まだまだだなぁ~
愛想の良い管理人さんがいらっしゃる「七ツ石小屋」(水補給)を過ぎたあたりから、勾配がまし、七ッ石山山頂付近は急勾配になります。大腿四頭筋と大臀筋がピキピキします。筋トレだと思って気合いを入れて登ります。
石尾根に出た分岐点では、鷹ノ巣山の方から登ってくる若い男性と出会いました。この方は奥多摩湖の方からきたそうですが、雲取山まで往復して日帰りで帰るそうです。そのスピードが恐ろしく速く、あっと言う間に見えなくなりました。唖然\(◎o◎)/!
登るにつれ、だんだん富士山の姿が大きく見えてきます。北岳や雪をかぶった南アルプスも見えます。
七ッ石山山頂には11:30頃着きました。バス停からすでに4時間(休憩込み)。山頂は標高を記した山頂標識(1757m)が立っているだけで、風も強いし、ベンチもないので、昼食は「雲取奥多摩小屋」でとりました。愛想がイマイチの管理人さんでしたが、土間で食べさせてもらいました。昼食は尾西のドライカレー、コーンスープ、コーヒー他。素泊まり(ふとん有り)4000円だそうです。
小雲取山(1937m)を抜け、いよいよ雲取山へ。途中で健脚の男性と再会しました。もう往復してきたのかと驚嘆しました。(゜o゜;; それにしても、山頂付近の登りはどこもきつい。
山頂目前の「雲取山避難小屋」で小休止。温度計を見たら、3度!さむい!!
そして、雲取山山頂到達(2017m)。14:10分。バス停から約6時間半。
山頂は吹き荒ぶ風。スマホと自撮り棒を操作する、グローブをとった手が凍え、やばかったです。
富士山は雲に隠れ、ほとんど見えません。下の方で撮っておいて良かったです。
長居もできず、「雲取山荘」へ。地図上ではすぐそこですが、長い急な下りはかなりしんどかったです。
山荘には3時前に着きました。玄関を入ると、有名な管理人さんがいました。宿泊料(素泊まり5800円+夕食1500円!!)を払い、部屋へ。トイレは水洗で便座が暖かくて快適でした。紙は流せないので、隣のBOXに入れるのですが、ついつい習慣で流しそうになります。(^^;
夕食は、お決まりの”ハンバーグ定食”でした。ご飯はおかわり自由です。この日は二人しか泊まっていなくて、30歳くらいの女性と山の話をあれこれしながら食べました。
消灯は8時半。自動的に部屋の電気が消えました。こたつは豆炭なので、朝まで暖かかったです。濡れたものはこの中に入れておけば、すぐに渇きます。
明日は天候が荒れるということで、予定していた三条の湯まわりの下山を諦め、来た道をもどることにしました。5時には宿を出ないと、10時代のバス(このあとは13時までバスがない!)に間に合いそうにないのに、しだいに雨音や強風で窓がガタガタと鳴る音が激しくなり、とても寝られる状態ではありませんでした。
【2日目(27日)】
ほとんど眠れないままに、5時に出発。外は真っ暗なので、ヘッドライトに携帯用懐中電灯使い、山道を確認しながら急勾配を登っていきます。暗い上に雨と強風でかなり厳しい状態でした。予定を20分ほど過ぎ、山頂の避難小屋へたどり着きました。ここには男性2人が小屋の中にテントを入れて宿泊してました。石尾根は障害物がなく、何度か吹き飛ばされそうになりましたが、踏ん張りながら前に進みました。ふと、「八甲田山」を思い浮かべました。七ツ石小屋を過ぎたあたりから風も雨も穏やかになり、休憩も取らず、飲まず食わずで下山したら、なんと9時代のバスに間に合ってしまいました。\(^O^)/下山に要した時間は4時間半ぐらいでした。昼前に家に着くなんて、奇跡です。
今回、百名山をひとつを制覇できたことにはとても満足しています。同時に”有名な”奥多摩の山々も制覇しました。2日目の天候の悪化が予想以上に早く、またかなり悪かったのは残念です。でも、これもいい経験ですし、少しは精神的にも、肉体的にも鍛えられたと思います。次回は天候の良い時に登りたいです。また違った景色が見られることでしょう。
話は変わりますが、BSプレミアムでやっていた「山女日記」が終わってしまったのは残念です。ストーリーよりも、山々や自然の美しさに心ひかれていたのですが。
最近は、「実践!にっぽん百名山」をよく見てます!◦金峰山(2,599m)と瑞牆山(2,230m)に登りたくなりました。
フォトギャラリー:29枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ホイッスル |
| 医療品 | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | |
| 【その他】 携帯用懐中電灯 めがね コンタクト洗浄液 | |||||

































