行程・コース
天候
初日:晴れ、二日目:晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
5/03、05:00北九州~九州道~中国道~中央道17:40豊科IC~18:30三股林道ゲート
この登山記録の行程
【1日目】
三股・林道ゲート(06:15)・・・三股(06:30)・・・まめうち平(08:20)・・・蝶ヶ岳[休憩 30分](11:40)
【2日目】
蝶ヶ岳(05:30)・・・横尾分岐(05:52)・・・蝶ヶ岳三角点(06:02)・・・常念岳[休憩 30分](10:06)・・・前常念岳(11:30)・・・標準点櫓跡(13:15)・・・三股(15:32)・・・三股・林道ゲート(15:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
5月4日
トップを岳さんがガツガツ登ってゆく。今朝6時過ぎに三股のゲートを過ぎてかれこれ樹林帯を5時間も歩き続けてきた。少しひらけたゲレンデのような雪の斜面にでている。春の北アルプスだか暑い。さらに強くなる日差しとゆるんだ雪面に若干テンションを落としながらもなんとか足を交互に動かし続け高度を上げていく。森林限界が見え始め、疲労のピークが近づく。「休憩!」。登りながらずっと考えてた「雪の上に大の字ダイブ」。右側には常念がいた。「さっきからこっちがヒーヒー言ってたのをじとって見てたのね」。後続のヒデさん達が追いついてきた。ヒデさんの巨大なザックには今朝撤収した湿ったテントが入っている。息が少し収まってきたヒデさんが真顔でぼそり「山やめようかと思った」。思わずみんな爆笑。共同装備の再分配をした後、緩やかな登りを越えてゆくとカラフルなテントの花が見え、稜線に多数の登山者がみえてくる、期待で胸が高鳴る・・・・・。果たしてそこには絶景があった。正面に穂高連峰と唐沢カール、大キレットを越えて槍、さらに北鎌。槍から下って東鎌・大天井そしてあす向かう常念岳。もうここに住んでしまいたい。
ともあれさっさと設営してしまおうということで、場所を決めてブロックを作りながら整地、雪がくさってなかなか綺麗なブロックにならなかったがなんとかテントを立てた。あとは絶景をつまみに飲んで食うのみ。大きいテントでみんなで宴会、食事、就寝。
5月5日
翌朝、東に日の出に照らされる安曇野の町と富士をみながら、西は槍穂のモルゲンを眺めながら撤収作業。6:30出発。稜線上には風のせいか雪は憑いていないのでノーアイゼン蝶槍を過ぎたあたりから積雪がありアイゼン装着。樹林帯のゆるめの雪道をやっとの思いで登り詰めたら岩稜帯。まだまだある。結構な汗を欠かされ休憩では冷たい風にひやされ、休憩でも着たり脱いだりザックの中を入れ替えたり...忙しい忙しい。でも稜線ではご褒美の絶景に辛さが吹っ飛ぶ。そして常念の姿が見え始める。岩場の尾根を腐った雪に注意しながらどんどん高度を上げてゆく。10:06常念山頂。こじんまりとした山頂には多くの登山者が入れ替わり立ち代わりやってきて、槍の勇姿に見惚れてしまう。直下には山スキーの人たちが何人かいて常念小屋の方向に滑っていた。山頂では散々写真を撮ったり取られたり30分ほど滞在した。ここで予定変更が決定した。常念小屋でテン泊せずそのまま三股へ下山。翌日の天候悪化と、山頂から前常念まで通れる積雪があることの情報を得たためだ。晴れたり曇ったりあるくにはちょうど良いかも。とはいっても前常念までは下が結構溶けていて、目の前でまりりんが片足がずっぽり嵌ってしまったときはびっくりして写真を撮っていた。ハイ松の上に積もった雪の上を歩くような感じなので注意は必要。さらに下って樹林帯に入っても気温も上がっているせいか笹の上に積もった溶けかかった積雪に奮闘しながら16時まえには駐車場の到着。温泉に入り下のキャンプ場で幕営した。はじめての春山をよういちは十分の満喫できた。
































