行程・コース
この登山記録の行程
歩行6時間20分
西丹沢自然教室(08:35)・・・ツツジ新道入口(08:40)・・・ゴーラ沢出合(09:12)・・・展望園地(09:55)・・・石棚山稜分岐(10:53)・・・檜洞丸[休憩 40分](11:16)・・・矢駄尾根分岐(12:35)・・・犬越路[休憩 10分](13:42)・・・用木沢出合(14:35)・・・ツツジ新道入口・・・西丹沢自然教室(14:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
西丹沢の檜洞丸でシロヤシオとミツバツツジ、新緑の三重協奏曲を楽しんできた。長沢背稜とどちらを登るか悩んだが、記録を探すと西丹沢は確実に咲いているようだったので、こちらへ。ミツバツツジはまだ楽しめそうだが、シロヤシオは開花のピークを過ぎつつあり、急いで登ることをお勧めしたい。
天候などを考えると、週末まで待つと開花のピークを過ぎそうな恐れを感じたので、休暇をとって登ってきた。シロヤシオに恋する身としては、「時が君を連れ去る前に」という心境だ。平日で登山者も少なく、静かに逢瀬を楽しめた。
<痩せた岩場を登りにする犬越路からの逆コースもいいかも>
今回は、西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)のスタッフのアドバイスに従って、ツツジ新道ー檜洞丸ー熊笹の峰ー犬越路の順にコースを取った。逆コースなら、大笄、小笄などの岩場の痩せた部分を登りとし、比較的容易なツツジ新道を下りにできるので、それも良いだろう。もっとも、小笄付近のクサリ場は高度感もなくホールドも豊富なので、注意して通過すれば問題ないと思う。
<シロヤシオの開花状況>
取り急ぎ、シロヤシオの開花状況を書いておく。今年は裏年で全般的に花が小ぶりな印象だが、それでも思った以上に花付きも良く、十分に美しく楽しめた。
展望園地を過ぎ、標高1300mあたりからシロヤシオの花が散っている。綺麗に咲いているのは1500mくらいの石棚山稜分岐あたり。満開だが、開花して少し日数が経過しているようでピークは過ぎつつある印象。
これに対して檜洞丸から熊笹の峰に進むと、開花からまだ日があまり経過していないのか、ツツジ新道よりも全般的にシロヤシオの状況が良いように思えた。また、標高1300mより下でもシロヤシオの花が残っている。一株だけだったが、たくさんの蕾をつけた株も確認でき、今週末にシロヤシオ目当てに登るなら、ツツジ新道だけではなく、熊笹の峰を犬越路まで足を伸ばしてみることをお勧めしたい。檜洞丸を中心に標高1500m以上まで花の盛りが上がってきているので、これから咲くところは丹沢あたりだと標高1700m弱の蛭ヶ岳あたりだろうか。
一方、ミツバツツジは、標高の高いところを中心に蕾もたくさん残っていて、まだしばらく見頃が続きそうだ。ちなみに、ビジターセンターのスタッフのお話では、石棚山稜のシロヤシオは「かなり残念な状態」、同角山稜は情報が古いが、蕾がたくさんついていたことが確認できていたそうだ(その後の開花状況は不明)。
今回は、前の晩に遅くまで会食があり睡眠時間が3時間ほどしか取れず、登り始めはなかなか調子が掴めなかったが、新緑やツツジに励まされて歩き通すことができた。でもまあ、褒められた話じゃあない。ルート定数33.5
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